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サワライマモル
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2018/01/21

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  • 80、2023年、僕の私の大量消費社会

    〜本〜 ⚫︎「トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー」ガブリエル・ゼヴィン著、池田 真紀子訳 運命の仲間とともにゲーム制作をする若者たちの話。仲間と創作する大変さ、泥臭さがこれでもかと描かれ、圧巻。 ⚫︎「にがにが日記」岸政彦 岸先生のユーモアと日常。大阪に住みたくなる。序盤の、なんてことのない毎日の積み重なりが、愛猫おはぎさんとの日々を語る終盤にかけて、どんどん胸を締め付けていく感じになっていき、すごかった。 ⚫︎ 「慣れろ、おちょくれ、踏み外せーー性と身体をめぐるクィアな対話」森山至貴、能町みね子 クィアな対談本。性的少数者の歴史的な変遷をおさえつつ、身近な話題もカジュアルに面…

  • 79、2022年、僕の私の大量消費社会

    ~本~ ●「女芸人の壁」(西澤千央) 文春オンラインの連載から気になって読んでいた。ジェンダーバランスの動向が最も注目される界隈のうちの一角、芸人の世界。山田邦子、清水ミチコ、モリマン・モリ夫、オセロ中島、青木さやか、Aマッソ・加納……など、豪華な面々のインタビューが収録されており、歴史が総ざらいできる。女芸人の歴史は、すなわちテレビの歴史。それは日本社会の歴史だ。ジェンダーの行く末、暗示する人honey。大好きな鳥居みゆきさんの聡明さも、あらためて指さし確認できた。ヨシ! books.bunshun.jp ●「ジャクソンひとり」(安堂ホセ) 私は今、小説の作品づくりをして新人賞に応募していた…

  • 78、2021年、僕の私の大量消費社会

    ~本~●「アンソーシャル・ディスタンス」(金原ひとみ)くらくらするくらいによかった短編小説集。コロナ禍の世間の温度感をいち早く作品に落とし込んだ表題作もすばらしかったが、なにより「ストロングゼロ」の章がよすぎた。仕事のあいま、退勤後、眠る前、生活のすき間をストロングゼロの強いアルコールで麻痺させるのが癖になっている主人公。アルコールへの依存はエスカレートしていき、コンビニのアイスコーヒー用の氷だけ入ったプラカップにストロングゼロを注げば業務中も酒が飲めるじゃん!あたし天才!と気づくところとか最高。客観的には、崩れていく過程に見えるのだけど、テンポよくユーモアが織り込まれた文章に運ばれていくのが…

  • 77、2020年、僕の私の大量消費社会

    ~本~●推し、燃ゆ(宇佐見りん)「推し」への想いを、肉体的な感覚レベルで描写する鮮明さがすばらしかった。 www.kawade.co.jp ●大都会の愛し方(パク・サンヨン著、オ・ヨンア翻訳)韓国におけるゲイの視点で人生を、軽く、ユーモラスに、切実に描かれるのがいい。 www.akishobo.com ●ババヤガの夜(王谷晶)復讐などではなく、純粋に暴力を好む女性主人公を描くという画期的作品。おもろかった。 www.kawade.co.jp ~映画~●マティアス&マキシム才能の塊のような監督への嫉妬が止まらないすばらしい作品。 phantom-film.com ●スパイの妻蒼井優と高橋一生が永…

  • 76、2019年、僕の私の大量消費社会

    2019年も……息をしていた…… エンタメを……糧に…… ~・~・~・~・~・~・~・~・~・~ ~本~●むらさきのスカートの女(今村夏子)今村夏子は最高。発露する視点人物の狂気がたまらん。 publications.asahi.com ●生命式(村田沙耶香)村田沙耶香は最高。どの短編もシンプルにエッセンスが凝縮されてて気持ちいい。「孵化」の中身と、孵化というタイトルを持ってくるところやばい最高。 www.kawade.co.jp ●どうしても生きてる(朝井リョウ)朝井リョウは最高。同年代の社会が、現実が、解像度高く切り取られる信頼感。最後の短編「籤」に打ちのめされた。 www.gentosh…

  • 75、2018年、僕の私の大量消費社会

    大人気連載シリーズの更新です。 2018年も良質なエンタメを摂取できて、満足でした! もう色々と書く余裕がないので各分野ベスト3のメモ! ヒヤウィゴー! ~・~・~・~・~・~・~・~・~・~ ~本~ ●82年生まれ、キム・ジヨン(チョ・ナムジュ) 最大の衝撃。日本の現実とのリンク www.chikumashobo.co.jp ●偽姉妹(山崎ナオコーラ)新しい共生の形 偽姉妹|単行本|中央公論新社 ●国宝(吉田修一)贅沢な文体で綴られる梨園の世界 publications.asahi.com ~映画~ ●オーシャンズ8 集結する最高の女たち wwws.warnerbros.co.jp ●君の名…

  • 74、 難読駅名おばあちゃん

    嘘の多い人生を送ってきました。 「彼女いないの?」とか「どういう女の子がタイプ?」などと訊かれると、女性が恋愛対象でないので返事に困ります。そして、なんだか謎に、「交際経験がないツマンナイヤツ」と思われたくないプライドも併せ持っているので、「ちょっと前に別れたとこなんだよね」とか「なんだかんだで結局石原さとみかな!」などと口から出任せを吐く。 ゲイであることをずっと隠してきました。 理性の強い、マジメで優しい少年時代だったものですから、「男と女が結婚して、子どもを作って、シアワセな家族になる」というゴール設定が、なんとなく絶対っぽいな~こうならなきゃな~と思い込んでいたことが大きな理由だと思い…

  • 73、転職はノアの箱舟か

    〜前回までのあらすじ〜どうやら会社のある同期が転職するらしいという情報を手に入れたおれたち少年探偵団は、東京郊外の飲み屋で送別会を決行する運びとなった。〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 普段昼食をともにする同部署のパリピな同期グループAではなく、たま〜に集まってはしっぽり飲む落ち着き同期グループBでの、初めての退職者ということで、急いでちょっとしたプレゼントなども用意して、わりとガッチリ送り出すことができました。 新卒で今の会社に入ってもうすぐ3年、そりゃ別の道に進む人も出てきます。それぞれの道を尊重して、温かく背中を押したいよね…でもサワライはといえば、「なんでやめちゃうんだよ〜!抜け駆けズルイ〜!(…

  • 72、隣の芝生は限りなく透明に近いブルー

    木曜ドラマ「隣の家族は青く見える」最高でした。今期のドラマの中で、サワライいちおしです。 www.fujitv.co.jp 深田恭子さんと松山ケンイチさん演じる30代の夫婦が、コーポラティブハウスと呼ばれる戸建てとマンションの中間みたいな集合住宅に住み始めるのが第1話。その隣人にゲイカップルが登場する、という前情報を仕入れていたサワライは、テレビの前で正座待機して初回を迎えました。もちろん録画予約もバッチリです。 異性愛テーマばかりだった前時代から、徐々にドラマでもLGBTを取り扱う作品が登場し始め、悲しみ・苦しみを伴う感動エピソードで世間に印象づける時代を経て、ここ数年、いよいよ「普通の人」…

  • 71、徹底・感情収納術

    ダルい月曜。会社の食堂で、数人の同期と昼ご飯を食べていた時のこと。近々海外支社でのインターンを予定している、血気盛んな彼が、「きのう友達の結婚式に行ってきた」と話を始めました。 同僚にはゲイであると申告していないこともあり、日頃、結婚だとか恋愛だとかいった話題にはだんまりを決め込むサワライですが、今日ばかりは話に加わりたいと思いました。サワライも土曜、結婚パーティーに参加していたからです。しかも、全国各地にちらばる大学時代のサークル同期が集合して、同期旅行も兼ねた、すげえヤツ。 都内の有名な高級ホテルがすごかったと話すお前に、もっとスケールの大きい話をお見舞いしてやらあ、と息巻いて、タイミング…

  • 70、2017年、僕の私の大量消費社会

    もう年末!?まじ!? というおなじみの焦りとともに、この1年のエンターテイメント消費行動の、各分野BEST3を記録しておきたいと思います。完全に個人の主観。好きを集めるってめっちゃ楽しい!金かかる! 電気・ガス・水道・スマップと言われるほど、日本のインフラであった国民的グループが電撃的に解散したかと思いきや、新しい地図とかいってガンガンネット媒体に進出したりと、時代の変化ハンパない!振り落とされないように、自分もガンガンついていきたい!ガンガン消費していく!1年あっというま。あれからぼくたちは何かを信じてこれたかな・・・ ~本~ 「母ではなくて、親になる/山崎ナオコーラ」 www.kawade…

  • 69、天才あこがれが止まらない

    www.foxmovies-jp.com 映画「ギフテッド」最高でした。「ドリーム」を観た時の予告編から気になりすぎて、必ず観ようと誓っていた作品。 周囲から浮いちゃうほどの圧倒的な天才の話、サワライの大好物なんですよね。「ドリーム」はまだ人種差別の色濃い時代にNASAで活躍した黒人女性の天才たちの話でしたが、「ギフテッド」は現代のお話で、叔父さんと二人暮らしをするかわいらしい女の子が、小学校の先生の前で難しい暗算をやってのける予告のシーンが印象的でした。ちょっと生意気そうなんだけど、叔父さんにはものすごくなついているようで、でも、その才能をめぐってどうやら離ればなれになりそうで…?というめち…

  • 68、悪意には糖分を

    職場の先輩と口喧嘩をした。 うまくいかなかった実験結果のアドバイスをいただこうと話したところ、「次どうしたらいいか」よりも「サワライのやり方がよくなかったこと」を強調するような話し方をされて、イライラが募って、こちらも感情的な性格ですので、口喧嘩のような形式の地獄に突入しました。 お互いに冷静さを欠き、引くに引けない感じだったな~。あの状態じゃ話も進まないし、ていうかイライラで思考もまとまらないから、適当に「はい、はい」相槌を打って、定時も過ぎていたしその日はすぐに帰りました。 帰り道も、家に着いてごはんを食べたあとも、イライラが収まらなかった。なんでああいう言い方しかできないんだ?年下にあん…

  • 67、二十億光年のハイヒール

    映画「ドリーム」最高でした! www.foxmovies-jp.com 白人男性が大多数だった頃のNASA。その宇宙開発の現場で計算手として働く黒人女性たちの、賢く機転の効いた奮闘・そして活躍を描いた作品。音楽もごきげんで、セリフまわしがいちいちユーモアに満ちていて、すごくかっこよかった。黒板にチョークで数式を展開する勇姿がたまんないんです。 女性活躍×エンジニアってあらすじだけ聞いた段階から、絶対にサワライが好きなヤツじゃねーか!という感じで、前々から気になっていたんですよね。結果、みごと心をわしづかみにされました。 女主人公が男性優位の社会で能力を発揮して、賢く面白く活躍する映画が昔から大…

  • 66、投票ウィ

    2017/10/22(日) 台風と選挙の日。 に加えてネット工事と宅配受け取りと歯医者と散髪の日でした。なぜこんな日に色々予約を集中させてしまったのだろう。誰だこんな無茶なスケジュール組んだのは!!!ちぃがあぅうだぁろーーーーー!!!と私設秘書に怒鳴りたくなるレベルでしたがそんな者はおらず。おとなしく淡々とメニューをこなしていきました。 強くなる雨と風に、なんだか少し興奮していく自分もどこかに感じて、最後に投票に行く行程だったのですが、ドラマチックな妄想をしながらがんばりました。つまり、雨にも負けず歯医者に行き、風にも負けずカリスマ美容師を訪ね、ビショビショになりながらも投票所の小学校にたどり…

  • 65、灼熱!メルティング・ピーナツバターの海

    みなさんはトースターで食パンを焼く時、マーガリンやバターは前塗り派ですか?後塗り派ですか?食パンが焼き上がった瞬間チン!と垂直に飛び出すタイプのトースターが商品化されている以上、トーストされたパンに後から塗ることが一般的である気はします。 サワライも以前は後塗り派だったのですが、最近あらかじめピーナツバターをたっぷり塗りたくっておきトーストさせてとろけさせる、という過激派に改宗したのでした。この前塗り方式のほうが、バター的な物がジュクジュクにとろけてアツアツのいい状態でいただけるから、ウマイ!ということに気づいてしまったんです。後塗りじゃ、冷蔵庫でヒエヒエに固まった物を塗りつけることになって、…

  • 64、花嫁に同行する人

    先々週の土日、弾丸京都旅行でした。いつもの大学時代メイト関西支部4人組と。 自分ともう一人女の子が早めに京都入りできるということで、マニアックな寺まわる?それともめずらしスイーツに並ぶ?なんてワクワク連絡したら、「来年結婚式を京都でやろうとしているが準備にさく時間がなく、夫さんも海外出張だかなんだかで不在、ちょうどいいから一緒に式場見学をしてくれないか?」という申し出が舞い込んできました。 いやいやまあゲイとはいえこっちも成人男性の容姿ですし、夫じゃない他の男と2人で式場見学って正気かよってちゃんと聞いたんですが、正気だよ、って感じで返されて、やれやれって同行しました。 この2月にも京都旅行を…

  • 63、あなたの人生観はどこから?私はノドから。

    土曜は大学時代のご学友と都心に繰り出した。 池袋駅の迷宮具合に右往左往しつつ、水族館を久しぶりに堪能。 自分は小さい頃エイが好きだったということを思い出した。 パッと見はかわいいけど、口元に着目すると妙にアヒル口だったり、ウブ毛のような質感が見られたりと、わりときもくてウケた。 新宿に移動して、目星をつけていたお店が満員で入れなかった先で、雰囲気のいい居酒屋さんにたどり着いた。 よく飲みよく食べよく笑った。 愚痴トークから思いがけず会社に属するということやジェンダーについての議論が白熱し、とてもよかった。 「男が、結婚して、子供を作って、家族を養っていく」というゴールイメージのもと設計されたで…

  • 62、おいしくてつよくなる

    4月に行った海外出張がけっこう大変で、途中でお腹がぶっこわれてご飯が食べられなくなり5kg痩せて帰ってくるという、非常にアグレッシブな体験をしてきました。 せっかく毎日の筆ペン日記を2か月以上継続できていたのにな~。習慣が止まってしまい、無念。 おかゆやスープやビスコなどの消化しやすいものをひたすら食べるゴールデンウィークを経て現在は、「ものを普通に食べられる」ことへの感謝がとめどない毎日です。ビスコは普通にそのおいしさに目覚めて好物になった。先週は焼き肉をたらふく食べられるようになったことまで確認もできまして、なんなら間食も増えて、出張前のふくよかな体重に戻りつつあります。 激やせで帰ってき…

  • 日記170327~170402

    2017年3月27日(月) 間近に迫る4月もどこ吹く風、冬のように寒い日。 事務的な取り決めに関して、双方の意見が食い違い泥仕合の様相を呈していた打ち合わせが午前中に控えていたので、通勤の足どりがひたすらに重かった。夜から降り続く雨も陰鬱で、なんだかお腹もキリキリ。 吐きそうな思いで臨んだ打ち合わせは、これが意外にも拍子抜けするほど相手方が穏やかになっていて、しつこく食い下がったこちらに相手方が折れる形で、合意のとれた中間地点に着地することができた。まだまだめんどくさいことは残るが、ひとまず心配事が一つ減った心地。 なんて思う間も無く、本業務の資料作りが終わらない。今年度中に、つまり今週中に資…

  • 日記170320~170326

    2017年3月20日(月) 祝日の恩恵を受け、昼まで眠った。何か映画か買い物か、出かけたかったのだけど、ボーッとしていたら夕方になったので、軽やかに断念。申し訳程度に部屋の掃除をし、近所の喫茶店で茶をしばいた。 奥田亜希子さんの「五つ星をつけてよ」が面白い。ブログやインスタグラムのようなSNSを題材にしたものなど6つの話が入った短編集で、4編読んだところだけどどれもよい。特に表題作はネット上のクチコミの五つ星にまつわる話になるのだけど、結末が温かみのある着地で、すごく好みだった。 ネットの登場でコミュニケーションのあり方が急速に変化している世の中だけど、ネットツールが悪、という単純なものではな…

  • 日記170313~170319

    2017年3月13日(月) 社内の色々な実験室に散らばってしまった7個くらいの実験道具を探して、なかなか見つからないので雑談がてら先輩に相談。「多分みんな使いっぱなしで片付けないから四方に散らばってるんですよ…困りますよね本当にもう…でもなんか、ドラゴンボールみたいですよね笑」と渾身のユーモアを発動してみたが、「え?」と聞き返され、変な空気になってしまったので、そそくさとその場を立ち去り捜索に戻った。振り返ると自分でもよくわからないことを言っていたなと思い、恐ろしくなった。ユーモアは難しい。 とはいえ月曜はみんなわりと穏やかで、話しぶりも比較的まったりで、さらに自分担当だと思っていた作業の一部…

  • 日記170306~170312

    2017年3月6日(月) こないだ、後輩からボヤンと頼みごとをされてイラついた、みたいなこと日記に書いたくせに、今日大先輩に頼みごとをして、やっていただけたけど「次からは自分でやってね」とやんわり指摘されてしまった。やってもーた。他人に厳しいくせに自分は出来てないパターン。1番やってはいけないやつじゃねーか。 しかも指摘の中身を突き詰めると、就活の時にいけしゃあしゃあと語った働く理想像を実践できていないということで、別にその人に言ったことないけど自分の薄っぺらさを見透かされてしまったみたいで、ひどく自己嫌悪におちいった。 悪口として飲み込んだ自分とは違って、しっかりめんどくさがらずに指摘をされ…

  • 日記170227~170305

    2017年2月27日(月) 組織改編のウワサ。まだ自分に異動はないと高をくくっているが、正直どうなるかわからない。というかMさんが「1番異動の可能性が高いのは自分かも笑」とか言い出して、冗談でもやめてほしいと思った。Mさんと職場離れたら会社行く意味93%くらいなくなる。せめてあと1年は教わりたい。それも贅沢な願いなんだろうか。 サラリーマンは上からの力に対して無力だ。そんな当たり前のことも、自分の身に降りかかる時にやっと、本当の意味で思い知るのかもしれない。 2017年2月28日(火) 今日も寝坊した。寝坊デイに限って朝に後輩との工作の約束があったりして、自己嫌悪で絶望した。絶望してばかりもい…

  • 日記170220~170226

    2017年2月20日(月) 出身研究室を訪問し、就活を控えた後輩に会社説明がてら、先輩風を吹かす業務。あまり研究室に思い入れがなかった方なので、訪問前は緊張していたが、行ったら行ったでそれなりに歓迎していただけるのはやはりありがたいことだなあと思う。普段着ないスーツを身にまとい、外部の人とちゃんと会おうとなると、愛想も振りまくってもんだし、一応会社の印象を良くしようとがんばって丁寧に答えたりするところは、自分のことながら少し感心した。とか思ってたら同行した同じ大学の後輩社員に「ちょっと説明のパート長くて眠いとこあったかもですね」とやんわり指摘され、ごめんちゃい、といった感じだった。なんだか普段…

  • 日記170213~170219

    2017年2月13日(月) エンジンのかからない月曜。本当に夕方までエンジンのかからないままだったので、明日がんばることにしてとっとと帰宅。 土曜に買った小説を読んだ。サラリとLGBTが出てくる感じで、というか性のグループ分けなんて曖昧でいいのでは?といった感じで、好きでした。 LGBTをメインテーマにして、大げさにお涙頂戴、なんて今さらお腹いっぱいになってしまうから、どれだけ自然な形で、自然な暮らしの中で語ってくれるかが気になる。 今回の作品はまさに肩の力が抜けた語り口で、それでいて丁寧で、よかった。読み進めていく途中で、LGBTってことか、って気づく、そういう小説ならではの仕掛けも面白かっ…

  • 日記170206~170212

    2017年2月6日(月) 管理職に最近の残業の心配をされた。大丈夫?って聞かれたら大丈夫です、って言うしかない私の性格ですし、当たり障りのない言い訳めいた大丈夫ですメールを作るのにけっこうな時間も費やしてしまって、ゲンナリした。 残業という行為には色々と思うところがあるのだが、毎回、「でもニュースでやってる過労死とかの残業時間よりは遥かに少ないのにこんなこと思っていいのだろうか…」ってなって、重症だなと思う。定時で帰っていいはずだから本来は! 「残業に大きいも小さいもない!」と私の心の中の深津絵里(踊る大捜査線のすみれさん)が叫び、その凜とした姿(妄想)に、ただただ憧れの眼差しを向ける。 20…

  • 日記170130~170205

    2017年1月30日(月) 「吉本新喜劇って、毎回同じこと繰り返してて何が面白いん?笑」とかつまんないこと言いだした方がいらしたので、あきれて説教してやったが心に響かなかった模様。吉本新喜劇は基礎教育でしょうが!ベタを学んで、基礎があっての応用でしょうが!!あんなに理想的で魅惑的なテンプレートって他にないよ。てゆーか普通におもしろくない?ごめんやして遅れやしてごめんやっしーだよ?「つまらないものにはメェーン!」ということで、つまらないヤツは置いていくしかない。我々は我々で、先に進みましょう。 2017年1月31日(火) 会社の採用活動に協力せねばで、1日ダルい研修。そのせいで通常業務がずれて残…

  • 61、オブラートに包まれたなら

    お正月特番でやっていた、「ご本、出しときますね?」という番組が面白かった。 www.bs-j.co.jp 去年BSでレギュラー放送していて、毎週かかさず録画して観ていた熱心な視聴者なんですが、1クールで終わってしまって残念だったんですよね。そこからのこの特番だったので、そりゃ録画するっつーもんです。 読書芸人としても知られるオードリーの若林さんがMCとなり、毎回小説家をゲストに呼んで、あまり知られていない作家の生態に迫るトーク番組なんですが、まあ~面白かった。 作家さんの豊かな語彙力によって編み出される斬新な言葉づかいから、日常のモヤモヤのヒントがみつかったり、お腹が痛くなるくらい笑ったりする…

  • 60、右手に剣を、左手に生首を

    床屋から美容室へと、少年は階段をのぼった。 もう10年以上も前のことになります。ワックスで頭をツンツンさせた中学の同級生に教えてもらい、地方の田舎にはめずらしいガラスばりの建物に初めて足を踏み入れたあの日の緊張は、今でも鮮明です。 「す、すっきり短めにしてください。」という漠然とした注文をなんとかしぼりだし、美容師さんの「部活、やってんの?」というあたりさわりのない質問に必死で答え、背伸びして手に入れたいつもより少しだけオシャレな髪型。帰りの親の車に乗り込むときの窓ガラスに映った、いつもと違う自分にほんのりと舞い上がった。 店先での丁寧なお見送りを照れくさく思いながらあとにしたそのお店は「サム…

  • 59、2016年、僕の私の大量消費社会

    お久しぶりです!サワライ マモルです! 光陰矢の如し。加齢とともに年々加速する「今年もあっという間だったね」感。 サワライ的には毎度のことですが、2016年、今年もなんかオロオロしてるうちに過ぎちゃったなあという印象です。 仕事、うまくできないし、彼氏、微塵もできないし、去年に引き続きウロウロしてたサワライが、ギリギリのところで正気を保つことができたのは、エンターテイメントのおかげでした。 というわけで、サワライを救ってくれた2016年のお気に入りご機嫌コンテンツを以下に紹介していくぜ!独断と偏見だぜ!今年もいっぱい好きが増えました! ~小説~ ●「美しい距離」 美しい距離 作者: 山崎ナオコ…

  • 58、ペンパイナッポーClap your hands.

    久しぶりにブログを書く。緊張している。そういうぎこちなさも、味があっていいのでは?という価値観が存在する仮想世界の設定で、読んでいただきたい。 10月は、仕事が忙しかった。 こう短く言い切るのには抵抗がある。忙しい=充実アピール、になることを極端に恐れている。 自分はそんなすごいことなんてまったくしていない。 ただ感覚的な話として、この10月は、普段やっている業務と少し毛色の違うことをする必要があり、それに対応するのにいっぱいいっぱいで、焦ってばかりだったな~という感想。 会社員歴1年半という区切りに、少しは余裕が出てきそうになったかなと思ったのも束の間、「そんな甘くねーから!」と、頭上に金ダ…

  • 57、「怒り」にゆれる喜び

    映画「怒り」を観てきました。 www.ikari-movie.com ある残忍な殺人事件の容疑者が、顔を変えて逃走中の日本。東京、千葉、沖縄の3つの舞台にそれぞれ、素性の知れない謎の男性が現れます。そんな男と近づくのは危ない、なんて明白だけど、心の葛藤を内に秘めた登場人物たちが何かに惹かれ心を通い合わせていく、という共通の道を3つの物語がたどります。 よくわからない部外者にだからこそ、さらけ出せる本当のことがある。こんな自分を信じてくれたこと、教えてくれたこと、全てを大切にしたいと思う。 でも。もし、殺人犯だったら?事情があって言えない過去、信じたいあの人がひた隠しにする大切なもの、それを信じ…

  • 56、お気持ちを表明する人

    祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。電車で見た「ジョリーさんが離婚申し立て」という1行ニュース、盛者必衰の理をあらわす。 あのブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーだって離婚するこのご時世。永遠に確かなものなんて何もないですよ、そんなもん。諸行無常ですよ、そんなもん。 てゆーか「ジョリーさんが離婚申し立て」という字面、面白すぎだろ。ジョリーさんって誰やねん、と全米が総ツッコミしたとかそうでないとか。 そもそも誰も呼んだことないでしょ、ジョリーさんなんて。伝わりづらくなっちゃってるよ。見出しの字数制限的にアンジェリーナ・ジョリーは長すぎる、ということはわかるけど、アンジーとかでよかったでし…

  • 55、消えた手のひらのメモ

    台風がやたらと接近する9月。毎週のように暴風警報say ho---!!って朝のニュースでビートを刻んでいる気がする。それは言い過ぎか。 でも天気が悪い、基本的に。洗濯物、部屋干しで、もうなんともいえない残念な匂い、たちこめる。 こう天気が悪くちゃ、会社行くのもめんどくさくなるってモンです。え?いつものことだって?バカ言ってる。 そんな折に、おれのゾッコンLOVEなイケメン上司が1か月の海外出張から帰ってきた。なんかしらんけどちょっと日に焼けて、若干陽気になってて、よくわからないけど、かっこよさに拍車がかかっていた。 思い出した。ここ1か月、妙に仕事に身が入らなかったのは、低気圧のせいなんかじゃ…

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