満開の桜の枝に無数の花が咲いている そのどれもこれもが 同じ花の形をしている ほんの微細な違いはあるのだろうが 同じように花芽を膨らめ 同じように花を開き そして 同じように花びらを散らしてゆく 言ってしまえば この同一物たる桜の花の大量生産は あたかも工場の様である こち...
ルアーは刺激と反応の連鎖をもたらす二律同梱の象徴。システムは二律同梱の集積による予定調和世界。
ゴルフができない冬場の楽しみに、気軽にいたずら書きを楽しみます。
生体内では 反応が連鎖している この連鎖が途切れると 生命力は衰え 断絶が続けば死に至る 反応が連鎖するためには 次から次へと 反応の仕掛けが 設置され 保守されて行かなければならない 生命活動は 反応の連鎖であり その連鎖の仕掛けを 設置し保守し続ける営みと言えるだろう ...
イソップ物語に 「オオカミが来た」と噓をつく少年の物語がある 「オオカミが来た」という少年の叫び声で 村人は大騒ぎになるのだが 「少年はうそつきだ」ということになると 「オオカミが来た」という少年の叫び声に 村人は反応しなくなる 反応されない言葉は 空しい しかし それが本...
生き抜くということが難しいから カエルはあんなにもたくさんの卵を産むのだろう 池が干上がってしまったりすることもあるだろうが 敵も多い 鳥やイモリに捕食されてしまうオタマジャクシは 数限りないのだろう 大昔のできたてほやほやの生き物は 敵はいなくても 生命としての性能が悪く...
欲望は 身体に宿っている反応の仕掛けである 食欲がなければ おいしそうな臭いもあったものではない 空腹のとき あんなにおいしく食べたラーメンも 満腹のうえに さらに食べなければならないとなると うまいも何もない 苦痛にすらなる 欲望が意志となり その指令により 行動を起こし...
「欠かせない存在だ」 「なくなっても良いものはどこにもない」 そういった世界の中で守られることもあれば 「なくなってはならないものは何もない」 「全てが替えの利く存在だ」 そういった世界で捨てられることもある 呼吸により吸収された酸素が 体を構成する有機物として利用されてい...
能動的世界は その世界維持に必要なものを 能動的に組み込み その世界維持に不都合なものを 能動的に排している 能動的世界は ある意味 とてもわがままである ところが その世界が もっと大きな世界の世界内存在として 能動的活動をしているということになると その大きな世界に 能...
ネジは 本棚の部品になることもあるが 車の部品にもなる 本棚のネジは 本棚という世界の中に存在する世界内存在であり 車のネジもまた 車という社会の中に存在する世界内存在である 私という存在も 家庭の中に存在する世界内存在であり 社会の中に存在する世界内存在である 使用する言...
棚の柱に横板をネジで止める おねじを 柱と横板に開けられた穴を通して 裏からめねじでおねじを止める こうした作業を繰り返し 梱包されていた棚を使える棚に変えてゆく 柱も 横板も ネジも それぞれ単独では果たせない目的を 棚となり達成することが出来る 梱包されていた棚の部品た...
目的が淘汰選択されている 生命は 「生き抜く」という目的のもとに 「如何にして生きるか」という小命題を抱えている この命題の回答として いくつもの目的が実存することになり この目的の選ばれ方で 生き方や 形態を変えてゆく その過程が進化ということになる こうた生き方にかかわ...
同じ時空に 様々な目的が実存している 反応の潜在として実存している ある反応の潜在が実践される時空において 他の反応は実践し得ず 場合によっては その実践により 反応の仕掛けが破壊され 目的の実存も消滅しかねない こうした消滅を避けるために 目的を維持するために反応し続ける...
一本の矢よりも 三本の矢がまとまった方が折れにくいように いくつもの動因により 目的が維持されている方が 目的は維持されやすい 反応の仕掛けには それぞれの機能が潜在している この機能の潜在から その機能の目的を推察することが出来る こうして潜在している目的が 同じ目的をも...
目的のない世界には 飛び切りの自由があり 目的のある世界では その目的において 自由は制限される 目的のある世界は エントロピーが低く 目的のない世界は エントロピーが高いということになる 自然状態では エントロピーは高くなるということなので 目的がない方が自然状態に近いと...
生き抜くという目的は 理性にとって 自律的な目的であろうか? それとも 受動的な目的であろうか? 理性は 生きるという生命の目的を叶える 生命世界の一端を担う機能であり 生命世界という 理性より大きな存在のために 機能している存在である この意味でいうと 理性における 生き...
生命は 反応の仕掛けを再現し維持することで 反応し得る主体として 存続している ゴルジ体や リボソーム 小胞体といった 様々な細胞内小器官が 細胞を存続させてという目的のもと それぞれの機能を分担し 反応の仕掛けを再現しながら 時機に応じて反応している それぞれの細胞内小器...
私が お風呂に浸かっていても 水に入れた赤いインクのように 私の体がお湯に溶けてゆくことはない このお風呂のお湯が 仮に 濃硫酸であったとしたら 私の身体の細胞は破壊され 分子間の調和世界は崩れ 分子内の調和も崩れ 壊れた私であった物質が 濃硫酸の中を 水に溶かした赤いイン...
シュレーディンガー方程式で有名な シュレーディンガー博士は 「負のエントロピーを食べて生きている」 という言葉を残した 水に赤いインク(血液)を落とすと 赤い色素は 水の中に均等に拡散してゆき やがて 水全体が 薄赤色に染まる 水と赤いインク(血液)が分かれている状態が エ...
種は 反応の仕掛けを共有し合う関係にある そのため 概して オス同士 メス同士の間では 基本的には 対照的な関係が成立している しかし オスとメスの間では 異なる反応の仕掛けが混在しているので その部分において 明確な非対称的な関係が成立している 親と子の間にも 異なる反応...
言葉が 人間が行う反応に影響を与え続けている こうした影響を踏まえ 思考が 反応の仕掛けとして機能している ああしたらこうしよう こうなったらああしよう 様々な思考の末に 状況情況に応じて 様々な行動が惹起される 新しい目標に向かうと 旧来の目標に向いて設計されたていた反応...
細胞表面のホルモンリセプターに ホルモンが結合すると 狼煙リレーのように 細胞内のタンパク質が 次々とリン酸化され ホルモンが結合したことを 細胞内に伝播させてゆく 狼煙リレーの狼煙が 事前に準備され 前の狼煙が煙を上げると すぐに煙を上げられるように仕立てられているように...
複数の反応の仕掛けが用意されており それぞれの反応が 他の反応を予定しながら 反応する時を待っている 互いに予定し合うことで 調和が予定されている そんな予定調和の世界が 反応の仕掛けによりもたらされているということだ このような予定調和世界は 善に満ちた理想郷であり これ...
様々な寓話があり そのそれぞれに教訓が詰まっている この教訓が 頭の中にこびりつき 反応の仕掛けとなっている 「こういうことをしてはならない」 「こういう時にはああしなければならない」 等々 寓話の教訓が 反応の仕掛けとなっている 言葉は 反応の仕掛けの一翼を担っている そ...
反応の仕掛けがあり 刺激と反応が成立している この刺激と反応の関係は 反応の仕掛けが存続する限り 成立しているが 反応の仕掛けが劣化すると 刺激と反応の関係も脆弱となってゆく そこで 刺激と反応の県警が存続してゆくためには 劣化した反応の仕掛けが 修復もしくは再生されなけれ...
プラトンが イデアを説明するのに 洞窟の中の松明のたとえ話をしたという 洞窟の比喩と呼ばれるその例え話は 概略 我々は洞窟の中で 松明の灯に照らされたものの その影を見ているけれど 照らされているそのものを 見ているわけではない ということのようだ プラトンにしてみれば 通...
反応は 刺激があると動き始める仕掛けにより 実践される そこで 「どの様な刺激が反応を惹起するのか?」 という視点が 反応の本質一つとして気になってくる そして より強い刺激として反応を惹起する刺激が 本物の刺激として脚光を浴びることになる 「美とは何か?」という問いも 刺...
文字が刻まれていても その文字が眺められるだけでは 文字は模様であり その文字が読まなければ 文字から意味は生まれてこない 「読む」から「眺める」を差し引いたところに 意味が生まれてくるとういことだ 美しい絵画と つまらない絵の差も このようなところにある 意味がそれを読み...
国際法 皆で破れば怖くない 法律の順守には その法律に 善のイデアが充満している必要がある さらに その法律には 仲間のイデアが充満している必要がある 仲間たるものかくあるべき その中に 法律の順守が入っていなければ 法律はただの文字になる 仲間意識の欠落が 無法地帯を形成...
ティンバーゲン博士が イトヨの行動から 刺激とその反応の連鎖を抽出した 定型的行動が 刺激により惹起されるが この刺激が来るまでは 定型行動は隠し持たれた状態にある 定型的行動は 刺激により 潜在から顕在に移行すると言う訳だ 定型的行動が 潜在しているという状態は 計画はあ...
掟は定型的な反応の誘導であり 掟の実践が反応である 「こうなったら」「こうする」 という掟があり 実際に「こうなった」時に 「こうする」が実践される 生命の反応も 予め予定された反応が 適切な時機に実践される このような予定と実践により 動的秩序が保たれる 生体の秩序も 社...
小鳥のさえずりや 秋の夜の虫の音にも それぞれの意味が込められている 人間は それらの意味を知らずとも 何の損害もないし 知っていたらかといって 大きく得をすることもない だから 人間は さえずりや虫の声に 自分勝手な解釈をしても 何のことはない ところが 当の小鳥たちや ...
死んだカラスが叫んだ 病気は生きている証 欠点も生きている証 完璧なんてないさ 生きているから仕方がないさ 生きているカラスが叫んだ 死んでいるなら叫ぶなよ 病気や欠点を笑うなよ 生きているのを馬鹿にするなよ 死んだからといって完璧になれないだろう 死んだカラスが答えた 死...
命の尊厳は存在するのではなく 命の尊厳は守るものである アプリオリなものではなく アポステリオリなものということ「かもしれない」 「かもしれない」 とつづるのは 命の尊厳がなければ 命も生まれなかったのだろうから はなから 命の尊厳があったとも解釈しうるからだ 蛇の死骸が道...
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満開の桜の枝に無数の花が咲いている そのどれもこれもが 同じ花の形をしている ほんの微細な違いはあるのだろうが 同じように花芽を膨らめ 同じように花を開き そして 同じように花びらを散らしてゆく 言ってしまえば この同一物たる桜の花の大量生産は あたかも工場の様である こち...
1+2=3である 3=5-2である よって 1+2=5-2である 3をいろいろに表現できるということである 1+2や5-2はむろん 103-100も3である 1003-1000も 105-102も3である 表現される形は違っても みな3である 3は 無限に異なる表現を持って...
人間には 言葉を愛する才能に恵まれているらしい 言葉に魅せられ 言葉を求め その言葉に服従し 言葉を発して 言葉を賛美する 時に 自己愛よりも 言葉への愛が強くもなるらしい 自らの気持ちと裏腹な言葉にさえ 自らを曲げても 従うことがあるのである 愛するもののために 自らを犠...
ある日 イタチがタヌキになった そのタヌキは しばらくタヌキとして生きていたのだが ある日 再びイタチに戻った こんなことをこのイタチタヌキは繰り返していた この繰り返しには周期があるようで 春に イタチはタヌキとなり 秋に タヌキはイタチになるのであった だから 夏にはイ...
異なるものを同じとすることで 異なるものを 同じものとして連ねることが出来る そして この連なりが円環を描くと 循環が始まる 循環が始まると 循環している間 その同じものは存在し続けることになる 生きた化石と称される生き物は 昔生きていた個体とは異なる個体でありながら 同じ...
過去の記憶は 記憶であり過去ではない しかし その記憶にしか過去はない だから その記憶を過去ということにしなければ 過去は何もなくなってしまう 過去=過去の記憶 これも異なる存在を同じものとする 同一化擬制の賜物である この擬制により アンモナイトの化石は 生きていない「...
言葉は 鏡に映った虚像のようなものである そのような言葉の中に真実を見出そうとする意識が存在している 鏡に映った私の中に真実がある探すのである 本物は本物として 鏡の中にも真実を見出すのである そして それに手足が協力する 言葉に真実を見出した意識が手足を動かし 現実を言葉...
鏡の中の私は 私ではないが私である 私は一人であるが 鏡に映った私は 鏡の数だけ増えることが出来る 同じように ひとつの言葉が 聞く耳の数だけ 増えてゆくことが出来る 一つの太陽が それを見る目の数だけ 増えてゆくことが出来る 意識は鏡のような存在である 様々な存在を集め ...
視覚などの感覚擬制や 言葉をあてがう言語擬制の様な同一化擬制は 生命のセントラルドグマにおいても成立している DNA塩基配列が アミノ酸を擬制しているのである 業務マニュアルが 実践する業務と同一でなければならないのも 同一化擬制に他ならない 同じでないものを 同じであると...
言葉は その対象と同一なものとみなされることにより 成立している 視覚も その対象と同一なものとみなされることにより 成立している この2つの同一化の擬制により 見られている太陽と 「太陽」という言葉が同一なものとみなされる 外に在る太陽=意識の中に在る太陽 意識の中に在る...
言葉とその対象は 同じものとして扱われる 同じものとして扱われなければ 言葉は その対象ではなくなり 根無し草となり 恣意性を取り戻し 意味をなさなくなる この「同じものでなければならない」という義務において 言葉は意味を成し 会話が成立している 意識ひとつ太陽を得て暖かし...
言葉が通じ合って その意味を分かり合っても 同意し 調和することが出来ないことがある 赤信号は「停まる」で 青信号は「進む」であるが 黄信号は 「急げ」であったり 「とどまれ」であったりする 意見が割れた時 誰かの意見に統一されると 調和が成立するが 意見が分かれたままでは...
顔の表情から その人の気持ちを察するのと同じように 言葉から その言葉の意味を察している 言ってみれば 言葉には表情がある この表情を創るのがうまい人は 作文がうまい人であり この表情を読み解くのがうまい人は よく意を解する人である 何かを伝えようと いくら目配せをしても ...
猫が目を見開いて 地面を這うように匍匐前進していると 「何か獲物を狙っているのかな」と察しが付く 狙われている側の被食者が この姿を見たら 慌てて逃げだすのだろう こうして まんまと獲物に逃げられた猫にしてみれば 「ああ 気づかれてしまった」と 察しを付けるのだろう アフ...
言葉には意味が込められている だから 文字に 形と意味が同居している 意味が込められていなければ ただの形なのである 信号機の赤色には 「停まれ」という意味が込められている 赤色と「停まれ」は 二重に存在しているということになるが 赤色は信号機に宿り 「停まれ」はそれを見て...
「雨」は 嫌なものであり ありがたく嬉しいものである 愉しみにしていた遠足の日の雨は 哀しく 嫌なものであるが 日照り続きの後の雨は 恵みの雨である 時間も長いものであり 短いものである この時間の長い短いは 2点の時間の長さを表現するのであるが 意識は「今」という時間しか...
痛いゆえに痛み在り 痛みという存在は どこから来るのか? 痛みとは何ものか? 痛みはどこへ行くのか? 「痛み」は生きているというのと同様に 「痛み」は状態としての存在である 「思う」というのも同様である 意識の状態に言葉があてがわれている だから 「痛い」という状態にも 「...
現実的でないことを 机上の論理ということがある そうはいっても 正しい論理も机上から生まれている 論理は机上で生まれ 机上から離れて実践され 上手くいけば 正しい論理と言われるのである 実践されないから 机上の論理ということなのだろう 夢のような車を机上で設計できても これ...
能力が切り開く世界がある 物語を読み その世界に引き込まれる 物語を読む能力がなくては 浸れない世界である 字を読めない子供が しきりに本を読んでとせがむ そんな子供も 言葉を聞くことが出来れば その本の物語に浸ることが出来るのである 視覚的な美の世界 聴覚的な美の世界があ...
桜の花言葉は 「精神の美」「優美な女性」だという スズランのそれは 「再び幸せが訪れる」「純粋」「謙虚」だという ひまわりでは 「あなただけを見つめる」「愛慕」「礼拝」 ひめゆりでは 「誇り」というのがあるらしい 今の時代では こうした花言葉を 検索で知ることが出来るので便...
池の水の量を一定に保つためには 供給量と 排出量が同じである必要がある たとえば 供給する現象に対して 排出する現象が反応して 供給が増えれば排出を増やし 供給が減れば排出を減らせばよい このような反応があると 供給量の変化という原因が 排出量の変化という結果をもたらし こ...
池に 水道から水を入れ ポンプで池の水を汲みだす 入れる量と 排出する量が同じであれば 池の水は一定だ この一定を保つためには 入れる量が増えたら 出す量を増やす必要がある また 出す量が減ったら 入れる量を減らる必要がある 入れる側と 出す側は それぞれ別々の現象であるが...
平衡状態にある 複数の現象は それぞれが原因でもあり結果でもあり 原因でもなければ結果でもないように見える たとえば 太陽の周りをまわる地球の速度と重力 速度が原因で重力が決まっているのではなく 重力が原因で速度が決まっているのでもない しかし その重力でその速度が良いので...
様々な存在が寄せ集まり 不均一な平衡状態が維持されている 私もそんな平衡状態として維持されている 身体も精神も そんな平衡状態を維持するための部分だ 心臓も肝臓も 脳みそも手足も そんな平衡状態を維持するための部分だ 何かが欠けると たちまち平衡は崩れ 私という状態も消え失...
半透膜を挟んだ水溶液の間には ショ糖濃度の差が浸透圧の差となり 水溶液の高さに差が生まれる この様に 半透膜の性質(水は通すがショ糖は通さない)が 不均一な平衡状態を作り出すことが出来る 同時的な平衡状態が 半透膜により維持される 炭素と水素や酸素の結合も 有機化合物と水や...
血糖値は 能動的に制御されながら 平衡を保っている 血糖値が上がると インスリンが分泌され 血液から糖の回収がはかられ 血糖値が下がると グルカゴンが分泌され 血液へ糖の供給が促される このようなホメオスタシスにより 血糖値は適正値を維持しているのが通常であるが 飢餓状態で...
半透膜を挟んだ二つ入れ物の片方に水を入れると 半透膜を水が通過して もう一方の入れ物の水の高さも 始めに水を入れた方と同じ高さになる ところが 半透膜を通らないしょ糖を溶かした水を入れると 水はもう一方の入れ物に流れるけれど しょ糖は流れない このため しょ糖の濃度差が二つ...
不均一な存在は 均一な平衡状態へと遷移してゆく 不均一が存在していても それを取り巻く不均一との相互作用で 暫定的な平衡状態が保たれることがある 川の流れも そんな平衡状態だ 重力が 水と空気を分離する このような重力により 川の水は少しでも低い方へと流れゆく そんな流れが...
葉緑体のカルビン回路 ミトコンドリアのTCA回路 いくつかの酵素が群となり 特定の機能を実践している カルビン回路では 炭素の固定が行われ TCA回路では 炭素化合物の代謝が行われている このような酵素群を形成する 酵素と別の酵素の関係性は それぞれの回路形成に必要不可欠な...
不均一が世界に充満し 平衡状態を保ちつつ遷移している 不均一なる存在が 互いに制御し合いながら 平衡状態を維持している その制御が崩れると 別の平衡状態へと移行する 不均一な平衡状態が 世界に 社会に充満している この平衡状態を崩す原因は 不均一の危うさにあるのだから 不均...
不均一が生じている たとえば プラスの帯電と マイナスの帯電 たとえば 温度の差 圧力の差 質量差 速度の差 このような不均一の上に 生じている平衡状態がある 原子や分子の構造も 太陽系も 不均一が常態化しながら維持されている このような不均一な秩序は 同質ではないがゆえに...
昨日までも私の記憶を失うと 私は 新しい私となるのだろうか? 私は 私の記憶により維持されている きっと その記憶の維持に 身体が貢献しているにちがいないのだろうが その詳細を 私は知らない 私の身体の奥深くで行われているであろう 様々な現象のひとつひとつについて 私は知ら...
摂氏ゼロ度の水は 氷になるべきか 水のままでいるべきか とても悩ましい状態だ そこに 塩がまかれると 凝固点降下が起こり 水のままでいる水分子が増えてくる この塩のように 悩ましい状態にあるところに ちょっとした出来事があると 結果をおおきく左右することになる 人間は いつ...
皆同じような顔をして 皆で同じようなことをしている きっと 同じようなことを感じ 同じようなことを考えているのだろう 人間にはそれぞれ個性があるが それ以上に 皆同じようにできている なぜ 同じようなものが たくさん生まれ たくさん成長し たくさん存在してるのか? 同じよう...
孤島に流れ着いたロビンソン・クルーソーの言葉は 海のかなたにまでは届かない 「助けてくれ」という言葉が誰にも届かないと それを発した人は絶望し悲嘆にくれることになる 反応されることで 生きる可能性が高まる行動は 進化の過程で選択され踏襲されてゆく 反応されるということは 反...
インスリンを出す組織と インスリンを受け取る組織で 同じ目的を共有しているので インスリンを出す意義と インスリンを受け取る意義が成立している 血糖値を適正値で維持するために インスリンを出す組織と インスリンを受け取る組織が協調している このような インスリンと 血糖値と...
「美しい」という言葉がAから発せられ 「美しい」という言葉がBに達すると 「美しい」がAからBに運ばれる 運ばれるのは 「美しい」という物質的な音であったり文字だけではなく 美しいバラの花のイメージであったり 美しい異性のイメージであったり 美しい夕焼けの空のイメージであっ...
言葉には 人間を制御する力がある 逆に 人間には 言葉を制御する力がある 人間も 言葉も 制御されながら 秩序を保ち その秩序が 制御する能力を維持している それと同時に その秩序が 制御される能力を用意している 制御し 制御される能力 この両義的能力が調和的関係を構築して...
気温は 空気中の物質の動きだという だから 圧力が高くなると 気温は高くなる傾向にある だから 標高が高いと 気温は低くなる傾向にある 月のような小さな天体では 重力は小さく 気温は低く 太陽のような大きな天体では 重力が強く 気温も高くなる傾向にある 重力による 気温の制...
ここの天気を主体とすると あそこの天気は外部となる 中部地方の天気を主体とすると 九州地方の天気は外部であり 台風が発生する南の海はもっと外部に位置する その南の海で発生した台風が やがて 個々の天気を巻き込み 荒天をもたらす 主体は 外部により制御されている この制御に抗...