ニッポンが危ない AI後進国
福井県立図書館で借りた本の中に「ニッポンが危ないAI後進国」(多田和市著・2018年・日経BP)がありました。AI関係の本として数冊借りた本で7年前なので少し古い内容なのですが、テーマが面白く、AIでいかに日本が後進国にどうしてなってしまったのかを知ることができます。その理由を考えてみましょう。1・日本のスピード軽視の経営が遅れを招いた。私はバブル時代を経験した者ですが、その時代は日本の電気メーカは全盛時代でした。しかも世界の半導体市場ではNECが1985年から7年間、トップ走っていました。東芝などDRAMでも圧倒的な世界一のシェアを維持していましたが、アメリカのマイクロン・テクノロジー、韓国のサムスン電子にことごとく負けていきました。また日本の得意分野であった液晶ディスプレイでも韓国のサムスンやLGに抜...ニッポンが危ないAI後進国
2025/03/31 04:00