フランスから見た日本 10 信仰から宗教への道とは 02 ユダヤ教の神殿祭儀に抗する
日本教を打ち破る鍵は、今、紹介しています竹下さんがヒントを与えてくれています。それは多様性です。ではナザレのイエス時代に、弟子やイエスの周辺にいた信奉者たちは、キリスト教徒(またはクリスチャン)ではありませんでした。なぜなら全員がユダヤ人であったからです。アブラハム、イサク、ヤコブ以後の先祖伝来のユダヤ教の中で暮らしていた人たちだったからです。そして(税の取り立てなどで)経済的には苦しい面はあっても、ローマ帝国の支配下で信仰の自由は認められていました。しかしユダヤ教はサンヘドリンを中心にエルサレム神殿で祭儀を形式的に守り、次第に利権化して商業主義となり、腐敗していきました。イエスはそのような流れに抗したのです。ユダヤ人キリスト者向けに書かれたマタイによる福音書でさえ厳しく批判されたイエスの言葉を次のように...フランスから見た日本10信仰から宗教への道とは02ユダヤ教の神殿祭儀に抗する
2025/07/17 04:00