防衛装備について
産経新聞の正論欄で、「軍事力の必要性を認める勇気を」と題する主張を読んだ。論者は神谷万丈防大教授で、論旨は防衛装備移転3原則見直しの加速を求めるものであるが、《・・・平和と軍事を180度正反対の概念と捉えるのは間違っている。軍事力は平和を破壊する道具ともなり得るが、それを必要に応じて使わなければ平和を守ることができないのが現実だ」と云う点に集約されていると理解した。閑話休題。現在、抑止力(基地攻撃能力)の拡充整備に関して反対する人が少なくない。反対の意見を読むと、「反撃力保有は先制攻撃に繋がる」という意見が少なくないが、そこには神谷教授が指摘する「平和と軍事の概念」が大きく作用しているかのようである。さらに日本において軍事・防衛を語る上で見逃せないのは、有識者を始めとする世相が、人間不信とりわけ政治家と軍...防衛装備について
2023/07/31 12:30