chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
arrow_drop_down
  • 各種低音弦の特性

    前の記事、高域から低域までと、楽器の弦長と弦の太さの関連になる、 今はクラギにも新素材の弦は出ている、Aquila社の「アルケミア」、①~③弦はナイルガット(NG弦)と同じ、しかし需要が多いのは依然、従来のナイロン&巻弦のようで、楽器がこれにしっくり合うように作られているからか?リュートは基本として昔のオリジナル楽器を元に作られるが、楽器にもそれぞれ特性が出る(ガット弦が全てに合うとは限らない;)、使う弦に...

  • バロックリュートの左手

    先日、リュートの右手の事を書いたので、今日は左手(バロックlute)について、ギターでも同じだが、弦はフレットの間近を押えること、これで押弦に力を入れずともきれいに音が出る、クラギでもカンパネラ奏法のときは同様だが、バロックluteでは押えるべき弦だけ押え、隣には触れずに押える習慣づけが必須になる、 これで、音が重なる美しさが得られる、そのため各指は垂直に正確な位置に下ろすよう練習が要る、寝かせてはダメ、...

  • 室外機のインシュレーター

    最近、2階の空き部屋で寝る事が多いが、エアコンの室外機はすぐ外のベランダに置いてあり、作動すると床が共振したような音が聞こえてくる、眠れないほどの音ではないが、 室外機の下のゴム板は設置して以来替えておらず;しかも脚部の片側にしか敷かれていなかった、これでは床に振動が伝わると思う、さっそく新しいのを買い、今度は全か所に敷いた、かなり静かになり、インシュレーター(防振材)なる物がハッキリ効果を示した...

  • ビギナーが聴くブラームス 2

    昨日は二男が帰宅して、前回の ビギナーが聴くブラームス 1 に続き、Sym No.2を聴いた、初夏の雰囲気をもつSym No.2だが、ちょうど筆者も聴きたいところだった、 ブラームスがこの曲を着手したのは1877年6月で同年9月の短期間完成したが、着想はもっと前からあったという説もある。選盤は過去記事 Brahms:Sym No.2の名盤(更新) に書いた中のアンドレス・O-エストラーダ指揮、ウィーン・トーンキュンストラーOにした、2015年 O...

  • ナポリの6度

    バロックの弦楽合奏などでは、今はノンヴィブラートで奏で、和声を鮮やかに響かせる奏法が主流である、*ムジカ・アムフォンによるコレッリの合奏協奏曲集、 you tube:Corelli: Concerti Grossi Op.6 (Full Album)一時代前のヴィブラートを深く入れる奏法では、ふくよかだが曖昧で、彩度が落ちたような響きになる、*同曲の旧奏法による演奏、(Slovak Chamber Orchestra 1975)you tube:Arcangelo Corelli 12 Concerti Grossi Op...

  • オンライン発表会 2 22

    昨日は久しぶりにリュート教室のオンライン発表会(Klassenstunde)があった。今回は都合のつかない人が多く、少人数だったのが残念だが、全員で会話をしながら進めるのがリアルタイムの良さで、PCの前で楽しいひと時になる。 今回から演奏は事前の録画でもよい事になり、3人が録画発表で、あとの人はライヴ発表だった、ライヴなら泣いても笑っても1回きりだが、録画は往生際わるく何度も撮り直してしまい少々しんどいし、自己ベ...

  • 短くても難しい曲

    楽譜をただ音にしただけでは演奏とは言えない、音楽の本質がわかり、しかるべく表現できなければ・・ましてや西洋の古い音楽を我々がそのように演奏するのは難しい事にほかならない、 今、レッスン中の曲Bourrée F majorも僅か14小節という短い曲だが、小節単位で難しい課題が詰まっている;上声、内声、バスのバランス、それぞれが繋がること、しかるべき演奏にするには緻密な表現を要し、リュートならではの美質も活かさないと...

  • アンプの役割

    このところ、ステレオ機の前に座る事が減っていた;たまに聴くと新盤の音は非常にクリアで豊かである、 アンプの役割は音源を忠実に増幅すればよい、それだけである、鉱石、真空管アンプ含め、帯域特性カーブなど多少の違いはあるが、何を使っても再生能力が大きく向上したという経験はない、2000円弱のデジタルアンプさえ隅に置けない^^;管球の何々は独特の良さがある?とか言われても・・目的の音楽が十分に聴ければ何だってい...

  • リュートの右手

    リュートの右手は小指を表面板に軽く触れて、手の位置を安定させ、弦を捉えやすくする、これはルネサンスlute、バロックluteとも共通、 19世紀ギターの時代になっても奏者によっては、小指付けの奏法が行われた。ルネサンスluteではフィゲタ奏法(親指と人差し指の交互弾弦)を行なう上で

  • プロじゃなくても

    「プロじゃないんだから気軽に楽しめばいい」という向きもあるが、それも程度問題; 子供の真似事のように楽器と戯れても、進歩も喜びもない、高価な楽器や楽譜など資料集めには熱心でも、演奏は一向に進歩がない人も見てきた、満足のしどころが違うのか? 昔の人は趣味ではあっても、筋道たてて学び、ちゃんとモノにするのが当たり前だったかと思う、本職ではなくても、文化人の一人となる姿勢で、本人の品格を顕わにするので、...

  • 腹を座らせる

    先日の 鋭意録画中 を続けているが、発表会のためだけでなく自分の記録としたい。しかし、収録機をONにしたとき、「うまく弾かなきゃ」という気持ちが先走って浮ついてしまう、普段の練習で(自分なりに)腹が座って音楽的に集中できた、という演奏の半分にも満たない、収録を再生すると「もうちょっと良く弾けるはずだ」と思い、しぶとくやり直すが似たような演奏になるだけ^^;日をあらためて、曲を見直して切り替えないと・・ ...

  • G.アントニーニ:Haydn Sym No.90

    偶然の事だが、ハイドンの交響曲番号で、キリ番の曲にはユーモアや奇抜な要素をもつ曲が揃っている、 No.40 終楽章が親しみやすいフーガ書法、No.60 「迂闊者」6つ楽章で終楽章に

  • 録画:照明の工夫

    昨日の記事の補足になるが、 リュートの録画はWeb用のカメラとマイクをPCに繋いで、録画アプリに直接収録している、激安のWebカメラはうまくアラを消して、年寄り肌を20歳?は若く映してくれるのが気に入っている^^vカメラは明度やコントラストをすべて自動でやってしまうので、背景が暗いと感知すると、色の明るいものは天井の照明で白トビして映ってしまう(アプリの画像調整では補正できない)、画像にさほど拘る気はないが、あ...

  • 鋭意録画中

    今月22日がオンライン発表会の日で、今回から事前に撮った録画での発表もありになった、十分に練習したつもりでも、いざ撮りはじめると、 ・初っ端からミスったり;・わりと順調に行けたけど、最後で大ミスをやったり;・ミスは少なかったけど演奏がショボかったり;何度撮り直しても、このどれかである^^;全体に一番マシなのを選ぶしかないが、一長一短でそれも迷う^^;これは2月13日に撮ったもの(仮)、mp4:Allemande(Anon)...

  • 高域から低域まで

    2月11日の記事、楽器の弦長と弦の太さの関連になるが、「音質」というのが一番感じられるのは人の耳に聴こえやすい中域から高域にかけてであり、楽器の音色、スピーカーの特性もこの帯域で特徴が明確になる、低域になるほど音質というのは感知できなくなり、音楽の土台となる低音が好ましく出るかどうかが重要になる。 リュートのような楽器に置き換えてみると、楽器本体も音楽表現のしやすい良いバランスで鳴ることも重要だが、...

  • リュートの保守

    リュートは保守さえしっかり行えば100年でも使えるはず、過度の乾燥や湿気は避けないといけない、人が快適に居られる場所に置くのが理想。折々に製作家の修理は要するが、よく見られるボディ廻りに貼られた白い縁止め(羊皮紙)は表面板を開く修理を重ねた楽器で施されるらしい、 毎度調弦で廻すペグ(糸巻き)は大事なところだが、いつも注意して扱えば長く良好な状態を保てる、夏は湿度で木材が膨張し、ペグは膨らむので、廻り...

  • 気に入っていたが手放した楽器

    過去、クラギを始めて以後、なかなか良い楽器に当らなかったので、当時習っていた先生を通じて、河野30号を工房に頼んだのだった、一旦先生のところに1つ届き、先生の目に叶わず「もっと良いのをよこせ」と送り返され、2つ目に届いた楽器だった、 同型サンプルそれまでの河野ギターらしい丸っこい音ではなく、冴えた響きが魅力で申し分なかった、のちに買い替える必要はないと思った、価格帯より出来の良さで決まる。これはリュー...

  • 楽器の弦長と弦の太さ

    バロック期に製造されたのが明らかな低音弦として、ヴェニスガット(通称:キャットライン)と言うのがあり、素材はガットのみで複数本を束ねて縄状に太く撚ったものである、 弦長に対し、太い弦を張っても鳴らすことができるのは弓で弾くヴィオール属やヴァイオリン属で、弓から振動パワーが持続して供給される、ガット弦を張ったヴァイオリンリュートでは緩く張った弦を指ではじくだけで、あとは余韻を聴くしかない、バロックlu...

  • まちなか寄席 3

    古典落語はギスギスした現代じゃなく、おっとりした昔話なのが良い^^ 昨日はいつもの会場(アピセ関)で、今回は「春風亭一之輔、桂吉坊 2人会」があった。パーっと笑って、ここ何日かの「厄落し」に良いタイミングv一之輔は年に900席をこなし、あの笑点メンバーにもなって(稼ぎ過ぎ?)とも思うが^^寄席のチケットが完売でなかなか買えない人とも聞く;やや毒舌調でもある一之輔は鋭く?笑わせる^^それが岐阜県関市という(前に...

  • 大河ドラマの子役達

    nhk大河ドラマの伝統として、主人公や主要人物の幼少期から描かれる事が多く、その時々に恰好の子役が抜擢され、話題になる事も多かった、 今年の「べらぼう」は主人公の重三郎に保護された記憶喪失の少年、唐丸役の渡邉斗翔くんが演技が上手く注目される、錦絵を見事に描く才の持ち主で謎の少年でもある唐丸、前回は行方不明になって、この後どうなるのか?のちに大物絵師となって再登場?という憶測も・・渡邉斗翔:参考ページ...

  • 大ドジと不運の連続

    昨日は長男が「手術入院先」を退院して「元の病院」に戻る日だった、 病院間は車で15分ほどまず我々夫婦が到着し、退院手続きを済ませた、念のため介護タクシーが手配されのでそれに長男と家内が乗って元の病院に向かった、ここまでは順調だったが・・自分も車で行こうとしたら、キーがない!;*車にあった着替えを取りに家内にキーを預けて、そのまんま行ってしまった;自分は身動きとれない;ケイタイで連絡して、長男を元の病...

  • 通奏低音の本

    バロックリュート曲はほぼ上声とバスのみに簡略化された書き方で、内声部は割愛されている事が多い、ピアノのプレ・インベンションなど易しく書かれたバロック作品も上声とバスのみになっている、 上の旋律を単独に頭で演奏し、バスに内声を加えた通奏低音を弾いてみる事もできる、you tube:Sonata No.8 in E minor / Mi mineu: Sarabandaバロックluteではいつもこのようにバスに数字をつけて、その場の和音を弾いてみるように...

  • 笑っちゃいけないけど 2

    入院中の長男、その後問題ないようで7日に退院することになった、一応面会に行っているが、一昨日、病院駐車場が満車だったので空き待ちだった、 家内だけ先に行くため、車から降りようとして縁石につまづいて転んだ、ごろんと丸ーく転がったので怪我はなかった、小太りのうえ、モコモコに着込んでいたお陰もある、去年の記事のように、転がり方が見事で、思い出すと可笑しい^^ほかの人に見られなかったか気にしていたが、並んだ...

  • リュートの持ち替え馴れ

    楽器の話続きで恐縮;いつも書くように、リュートは形状が様々で、弦長も違い、鳴り方や弾く感触もそれぞれに違ってくるが、よく似た形でも違いは大きい;毎日同じ楽器を弾いていると、それにすっかり馴れてほかの楽器に持ち替えると勝手が違う、このところ練習は楽器をとっかえひっかえして、どの楽器にも切り替えできるようにしている、ただ、持ち替えた直後からはちょっと時間は要する;以下3つの13コースバロックluteは弦長(...

  • 調弦は「正確」に「安定」させる

    当たり前だが、弦楽器は調弦を正確に合わせない事には何も始まらない;クラギをやっていた頃からの話だが、調弦をきちんと合わせるというのに無頓着な人がいて、多少狂っていても気にせず弾いている、それでも弾いてりゃ楽しいのか?調弦を直してやったりしたが、面倒になって世話をやかなくなった; また過去のギター弦は有名メーカー品でも酷く音程の合わない不良品が多かった、「替えたほうがいいよ」と言っても「勿体ないから...

  • Gテオルボのオクターヴ弦

    リュート属には低音コースの弦を長く拡張したタイプがあるが、ダッチヘッドと呼ばれるタイプはコースごとに徐々に弦長が長くなるので、音に急な段差は生じない、 ダッチヘッドテオルボは低音コースから突然長くなり、段差が大きい、テオルボまた筆者の持つジャーマンテオルボ(調弦はバロックluteと同じ)も糸蔵が2段に別れ、8コースまでが70cm、9コース以下が97㎝と、これも段差は大きい、どうにか救われるのはダブルコースであ...

  • Haydn:Sym No.94「驚愕」の名演(更新)

    ハイドンのSym「太鼓連打」もそうだったが、Sym No.94「驚愕」も申し分ないお気に入りの演奏となると、ごく絞られてくる、 第1楽章主部は器楽的で簡潔な主題が使われ、整然とした構成感とキビキビとした感覚・・一言では言えない魅力、*参考にハイドン初期のSym No.36を聴いてみると主題はメロディアスに彩られている、you tube:F.J. Haydn - Hob I:36 - Symphony No. 36 in E flat major (Hogwood)20世紀の巨匠指揮者らの「驚愕...

  • バロックリュートだけでいい

    ここ数年、ほとんどバロックluteばかり弾いて、他の楽器には手がまわらない、 下記の①~④は同じ調弦法の区分けになるが、①ルネサンスlute調弦:ルネサンスリュート、アーチリュート(手放した)②バロックLute調弦:11及び13コースバロックリュート、ジャーマンテオルボ③テオルボ調弦:テオルボ(持っていない)④ギター調弦:バロックギター普段弾いているのは②ばかり、この先も②の課題で手一杯だろう、①や④は稀に易しい曲を弾くか...

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、michaelさんをフォローしませんか?

ハンドル名
michaelさん
ブログタイトル
Classic音楽,リュート,宇宙
フォロー
Classic音楽,リュート,宇宙

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用