2019年6月
みちのくの小京都・角館枝垂れ桜が爛漫と咲き誇る姿を思い描きながら、角館駅に到着する。やはり花のシーズンである。たくさんの人が駅に溢れていた。駅近くにある観光案内所で散策地図を手に入れ、さっそく町歩きを開始する。まずは駅通りと呼ばれる広い通りを西に歩く。しばらく行くと、町を南北に貫く通りに突き当たる。その通りが武家屋敷通りだ。その通りの北側に位置するのが武家町(内町)で、深い木立に覆われた閑静な地域になっている。一方、南側は町人町(外町)で、たてつ家や西宮家などの幾つかの商家が今も残り、家並みが櫛比する地区になっている。この地に城下町がつくられたのは、元和6年(1620)と古い。この地を所領した芦名氏が現在見るような城下町をつくり、その後、秋田藩の所領となり佐竹家が入部した。以来400年近く城下町として栄えたので...みちのくの小京都・角館
枝垂れ桜が爛漫と咲き誇る姿を思い描きながら、角館駅に到着する。やはり花のシーズンである。たくさんの人が駅に溢れていた。駅近くにある観光案内所で散策地図を手に入れ、さっそく町歩きを開始する。まずは駅通りと呼ばれる広い通りを西に歩く。しばらく行くと、町を南北に貫く通りに突き当たる。その通りが武家屋敷通りだ。その通りの北側に位置するのが武家町(内町)で、深い木立に覆われた閑静な地域になっている。一方、南側は町人町(外町)で、たてつ家や西宮家などの幾つかの商家が今も残り、家並みが櫛比する地区になっている。この地に城下町がつくられたのは、元和6年(1620)と古い。この地を所領した芦名氏が現在見るような城下町をつくり、その後、秋田藩の所領となり佐竹家が入部した。以来400年近く城下町として栄えたのである。今は桜の名所とし...みちのくの小京都・角館
三浦哲郎といえば私小説作家として知られている。出世作『忍ぶ川』は芥川賞を受賞している。三浦の生まれ故郷は青森県の八戸であるが、青春期には父の故郷である岩手県一戸で生活している。したがって、三浦の感性を育てたのは一戸と言っていい。氏の住まった家が今も一戸に残されているし、菩提寺もある。桜の花が咲き誇る、5月のある日、私は一戸を訪ねた。盛岡からいわて銀河鉄道のローカル線に揺られること1時間ほどで一戸に着いた。車窓からは、ようやく春を迎えたという風情の、まだ冬枯れの様相を呈している潅木の林や所々に蕗の薹が顔をだす畑が眺められた。車内を見渡すと、通学の学生やらいかにもこの地方特有の風貌をした年配の乗客が多いのに気づく。ローカル線とはいえ、乗客が多いのは、この鉄道が地元の人々の生活の足になっているためだろう。今回は一戸を...作家三浦哲郎の故郷・一戸町
三浦哲郎といえば私小説作家として知られている。出世作『忍ぶ川』は芥川賞を受賞している。三浦の生まれ故郷は青森県の八戸であるが、青春期には父の故郷である岩手県一戸で生活している。したがって、三浦の感性を育てたのは一戸と言っていい。氏の住まった家が今も一戸に残されているし、菩提寺もある。桜の花が咲き誇る、5月のある日、私は一戸を訪ねた。盛岡からいわて銀河鉄道のローカル線に揺られること1時間ほどで一戸に着いた。車窓からは、ようやく春を迎えたという風情の、まだ冬枯れの様相を呈している潅木の林や所々に蕗の薹が顔をだす畑が眺められた。車内を見渡すと、通学の学生やらいかにもこの地方特有の風貌をした年配の乗客が多いのに気づく。ローカル線とはいえ、乗客が多いのは、この鉄道が地元の人々の生活の足になっているためだろう。今回は一戸を...作家、三浦哲郎の故郷・一戸町
三浦哲郎といえば私小説作家として知られている。出世作『忍ぶ川』は芥川賞を受賞している。三浦の生まれ故郷は青森県の八戸であるが、青春期には父の故郷である岩手県一戸で生活している。したがって、三浦の感性を育てたのは一戸と言っていい。氏の住まった家が今も一戸に残されているし、菩提寺もある。桜の花が咲き誇る、5月のある日、私は一戸を訪ねた。盛岡からいわて銀河鉄道のローカル線に揺られること1時間ほどで一戸に着いた。車窓からは、ようやく春を迎えたという風情の、まだ冬枯れの様相を呈している潅木の林や所々に蕗の薹が顔をだす畑が眺められた。車内を見渡すと、通学の学生やらいかにもこの地方特有の風貌をした年配の乗客が多いのに気づく。ローカル線とはいえ、乗客が多いのは、この鉄道が地元の人々の生活の足になっているためだろう。今回は一戸を...作家、三浦哲郎の故郷・一戸町
三浦哲郎といえば私小説作家として知られている。出世作『忍ぶ川』は芥川賞を受賞している。三浦の生まれ故郷は青森県の八戸であるが、青春期には父の故郷である岩手県一戸で生活している。したがって、三浦の感性を育てたのは一戸と言っていい。氏の住まった家が今も一戸に残されているし、菩提寺もある。桜の花が咲き誇る、5月のある日、私は一戸を訪ねた。盛岡からいわて銀河鉄道のローカル線に揺られること1時間ほどで一戸に着いた。車窓からは、ようやく春を迎えたという風情の、まだ冬枯れの様相を呈している潅木の林や所々に蕗の薹が顔をだす畑が眺められた。車内を見渡すと、通学の学生やらいかにもこの地方特有の風貌をした年配の乗客が多いのに気づく。ローカル線とはいえ、乗客が多いのは、この鉄道が地元の人々の生活の足になっているためだろう。今回は一戸を...作家、三浦哲郎の故郷・一戸町
三浦哲郎といえば私小説作家として知られている。出世作『忍ぶ川』は芥川賞を受賞している。三浦の生まれ故郷は青森県の八戸であるが、青春期には父の故郷である岩手県一戸で生活している。したがって、三浦の感性を育てたのは一戸と言っていい。氏の住まった家が今も一戸に残されているし、菩提寺もある。桜の花が咲き誇る、5月のある日、私は一戸を訪ねた。盛岡からいわて銀河鉄道のローカル線に揺られること1時間ほどで一戸に着いた。車窓からは、ようやく春を迎えたという風情の、まだ冬枯れの様相を呈している潅木の林や所々に蕗の薹が顔をだす畑が眺められた。車内を見渡すと、通学の学生やらいかにもこの地方特有の風貌をした年配の乗客が多いのに気づく。ローカル線とはいえ、乗客が多いのは、この鉄道が地元の人々の生活の足になっているためだろう。今回は一戸を...作家、三浦哲郎の故郷・一戸
2019年6月
「ブログリーダー」を活用して、霜次郎さんをフォローしませんか?
指定した記事をブログ村の中で非表示にしたり、削除したりできます。非表示の場合は、再度表示に戻せます。
画像が取得されていないときは、ブログ側にOGP(メタタグ)の設置が必要になる場合があります。