「アジア発酵紀行」 小倉ヒラク
「アジア発酵紀行」(小倉ヒラク著2023年11月文藝春秋285p)を読みました。「日本発酵紀行」が面白かったので。子どものころ「赤毛のアン」を読んでいた時に(マリラはアンに料理を仕込もうとするのでけっこう料理シーンが多い)よく出てきた「グレイビー」肉汁なんて訳されていた。何?どうやらグレイビーから作ったソースを料理にかけるらしい。ソースだったら冷蔵庫にあるし、何だったら醤油も、味噌もと思っていた。日本の料理は実は簡単なのだという。味噌や醤油があるから。味噌も醤油も発酵食品だ。(みりんも酒も)日本中の「発酵」を巡り歩きた著者は今度は「糀」(こうじ)のルーツを求めてアジアを巡ることにする。大陸のこうじは麦こうじが主だ。では米こうじは日本独自のものなのか?いや、そんなはずはない。きっとアジアのどこかにルーツはあ...「アジア発酵紀行」小倉ヒラク
2024/01/29 09:59