修道士カドフェル・シリーズ10「憎しみの巡礼」
修道士カドフェル・シリーズ10「憎しみの巡礼」(ピーターズ著光文社文庫)を読みました。(カドフェルが遺骨をすり替えた)あの奇跡を起こす聖女ウィニフレッドを祀る日が近づきシュルーズベリ修道院は賑わっていた。若い人の少ない巡礼者の中で目立つひと組があった。賑やかに話す女商人のアリスとその姪のミランゲル甥で足の不自由なルーン。3人は、ルーンの足の回復を聖女に願うためにやって来たのだ。3人と連れになったらしい2人連れの青年は胸に大きな十字架を下げて裸足で歩くキアランとその連れのマシュー。キアランからかたときも離れようとしないマシューは兄弟でもなく、友だちでもないようだった。いったいどんな関係の2人なのか……(タイトルにある「憎しみの巡礼」とは誰のことなのか)薬草を栽培し、薬をつくり、修道院の医務役となっているカド...修道士カドフェル・シリーズ10「憎しみの巡礼」
2023/08/29 10:00