玉藻稲荷神社 大田原市蜂巣
松尾芭蕉の『おくのほそ道』に「ひとひ郊外に逍遥して、犬追物の跡を一見し那須の篠原をわけて、玉藻の前の古墳をとふ。」とある「那須の篠原」の玉藻稲荷神社を訪れた。玉藻稲荷神社はお稲荷さんと玉藻の前(九尾の狐)の神霊を祀る。玉藻の前は、那須野原の殺生石で有名な九尾の狐の伝説で、平安時代末期に鳥羽上皇の寵姫となった妖狐の化身とされ、玉藻稲荷神社には、九尾の狐退治の伝承地「鏡池」と「狐塚」の霊を移したという祠がある。また、神社の北東の県道沿いに「狐塚之趾」の碑が立つ。 芭蕉句碑 秣(まぐさ)おふ人を枝折の夏野哉 実朝歌碑 源実朝公の歌 武士の矢並つくろふ籠手の 上に霰たばしる那須の篠原 鎌倉第三代の征夷…
2023/09/30 00:00