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  • 投資と成功:諫山先生と日本社会

    grulla.hatenadiary.com インフレとデフレについて考えてみる。 その前に政府が賃金の上昇を大企業から中小にまで波及させるといているようだ。これは理論の問題だ。理論の問題というのは「そういうことが理論上可能なら波及するのだが理論上そういうことはないのならいくらガンバッテもそういうことは起こらない」という意味だ。 それは理論上水は高いところから低いところに流れる。理論上こうなる。努力したら水が低いところから高いところにのぼることはない。 こういうことと同じことだ。 それはともかく。 インフレというは(私の乏しい理解ではだが)物価も給料も上がることだ。 極端に考えてみる。一年間で…

  • 統合失調症回復の記録 50

    昨夜仰向けに寝ていた。いつからかクビがおかしくなって仰向けに寝られなくなっていたのだ。本病なのか薬の副作用なのか不明だ。 昔付き合っていた同病の女性もクビがそって苦しんでいた。彼女と並んで歩く時には頭の後ろを支えていなきゃいけないくらいだった。 そういうことが徐々にではあるが回復している。 そして和解が不可能だと思っていた身内とも徐々に和解している。両親はもう他界しているが両親とも徐々に和解している。もちろん身内なわけだから単純に「好き」「嫌い」というものではない。 兄貴ともそうだ。最近「あの人はオレが良い思いをしてる」と思っていた(勘違いしていた)のではないかと思った。経済的にも恵まれていて…

  • 仕事のない現代社会

    マスコミ批判テレビ批判がここ数十年ずっと続いている。だからもうそういう話は聴きたくないひとが多いと思う。私もそうだ。そしてそういうことには触れたくもない。 だがマスコミやテレビに関して暮らし方の変化(ライフスタイルの変化)という切り口で考えてみようと思う。 NHKで朝の連ドラを放送している。また民放でワイドショーを放送している。ああいう番組の視聴者は主婦だ。それも専業主婦。そうじゃないとあの時間にリアルタイムでああいう番組を観ることができない。 ここではテレビ視聴者を顧客と書く。 ああいう番組の顧客が専業主婦だからNHKの朝の連ドラは女性の一代記だしワイドショーの内容がああいうふうなのも番組の…

  • 挑戦

    私が困っている時に誰かに何かをいうと(相談すると)「そういう時はこうすれば良い」というひとがいる。あるいは「そういう時はこういうところに行けばいいんだよ」というひともいる。 知人も同じ経験があると言っていた。 だが世の中はそういうものではない。だいたいそういうことを私たちは知っているのだ。そういうことをすれば良いとかそういうところがあるようなことはだ。 だがそういうふうにしたらどうにかなるものでもないし、そういうところに行ったらどうにかなる(してもらえる)ものでもない。 私や知人にはそういうことは自明なことだ。だが向こうにはそういうことは自明ではないらしいのだ。 前にパワーコメンテーター云々と…

  • 空き地の価値:公園問題と計画停電

    定年物語 作者:新井素子 中央公論新社 Amazon 上は新井素子の定年物語だ。このひとはおたくのアイドルだった。高校生の時にSF作家としてデビューしている。SF以外でも「結婚物語」「新婚物語」をかいていて両方ドラマ化されている。 www.youtube.com 新井は東京のひとだ。私と同世代だから1960年代生まれだ。昔新井が「自分が子供の時にはもうドラえもんの世界はなかった」と書いていた。 時々公園が問題になる。公園のベンチがワザと座りづらくなっているのではないかという話もある。また長野で子供が遊ぶ越えがうるさいという理由で公園が廃止された。 ドラえもんの世界で重要なのは「空き地」だ。空き…

  • 統合失調症回復の記録 49

    今朝父親に関するイヤな夢をみた。その夢の内容はともかく。 私は「自分の話は通じない」と言う風に思っていた。思っていたというより、そういう認識が基本OSだったのだ。(話が通じないというのは「自分のことがわかってもらえない」ということでもある) そして「自分の話は通じない」という認識が基本OSであれば寂しく感じるのは当たり前だ。 そして私も私の友人も誇大妄想がある。このことを私たちには屈辱経験があるからだと考えると(屈辱経験と誇大妄想がセットなのだと考えると)そんなに不思議な話ではなくなるのだ。 正確には屈辱経験をに基づいた基本認識(基本OS)だ。 そして私はそういう基本OSの変更に成功している。…

  • パワーコメンテーターの波乱

    ここ数年「〇〇が・:・と言った」ということが話題になっている。事件はずっと起きているのだが事件よりも「〇〇が・・・と言った」ということの方が話題になっているのだ。 この〇〇に入るひとをここではパワーコメンテーターと呼ぶことにする。 パワーコメンテーターといえるようなひとを以下に列挙する。 和田アキ子 松本人志 上沼恵美子 ラサール石井 こういう人たちだ。 こういうパワーコメンテーターの中の松本人志が(いわば)やられている。 和田アキ子に対する批判もあるようだ。 パワーコメンテーターという立場ではないのだが宮根誠司もやられた。 やられてというより狩られた。 そう考えると今起きていることは炎上では…

  • 統合失調症回復の記録 48

    何度も書いたがここ10年くらい物理的にいろんなことができない。それが店の助けだったようだ。そしてなんとか生活できている。お金のことはとても大事なことだ。いろんな援助は受けているのだがそうは言ってもホームれすになることもなく生活できているのが本当に有り難い。 そして教の午後のひどい寂しさを感じただ。私自身ずっと感情にフォーカスしてkちあが重要なのは感情ではなくそういう感情を引き起こす認識だった。私はずっと寂しく感じるような認識を持っていた。そしてその認識が基本OSになっていた。そのOSをつかっているとどうしても寂しく感じるようなOSだったのだ。そしてそのOSの上書きに成功しているようだ。認識の変…

  • 鈴木おさむ氏の時代感覚について

    鈴木おさむ氏 脚本務めた過激ドラマで怒らせた?大物歌手「怒ってるらしいといううわさが…」(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース 上は鈴木おさむが脚本を書いだドラマに関する話だ。浜崎あゆみを題材にしたドラマだったのだが。2020年に放送されたらしい。(私は観ていない) 戦後を4つの時代に分けてみる。 1945年から1950年代まで (日本では)戦後の闇市のような時代 1960年代 高度経済成長 1970年代 オイルショック 1980年代から今まで バブル以降 戦後はこういう4つの時代にわけられると私は考えている。 芸能界でも1950年代に活躍したひとは基本1960年代には活躍していない…

  • メディアの変化と理解 マッシュルとガジェット

    プロマスコミ(特にテレビ)の沸点が下がっている。今は大谷翔平の通訳(元か?)のギャンブルの件で大騒ぎしているのだろう。とは書いているが私は最近テレビを観ていない。 若い方は当然ご存知ないが昔昭和天皇が崩御された。その時にテレビはいっせいに昭和を振り返る番組を放送した。昭和天皇は私くらいの世代に取っては独特の(というより特別の)意味がある天皇だったし昭和という時代には戦争もあった。そういうこともあるのでああいうレベルのことならテレビがいっせいにそういう番組を放送してもおかしくないと思う。 でもいつの間にか正直「この程度の話題で・・・」ということでテレビの話題が独占されるようなことが起きるようにな…

  • 統合失調症回復の記録 47

    さっきちょっと買い物をして驚いた。声が出ていたのだ。もう高校生のときには声がでなかった。とはいえもちろん話せてはいた。高い所で声をはらないと声が聞こえずらかったのだ。そしてそうやっているとヒドク疲れる。 ずっとそういうふうだった。 それがやっと回復しているのだ。数十年ぶりだ。 ここ10年くらい物理的にいろんなことができなくなっていたことが良かったようだ。そうは思っていなかったのだが今から思うとああいうことは天の助けだったようだ。 今の日本でウツが多発している。そんなに簡単にウツになるものではないのだがと思っていた。でも多くの日本人はそういう状況で働いて(働かなくても暮らして)いるのだ。そいう人…

  • リベラルとの対立:保守の危機

    世界的に保守とリベラルの調子が悪い。調子が悪いのはリベラルだけではない。保守も調子が悪いのだ。 保守とリベラルにはいろんな意味があるがここではこう考える。 国や政府はいろいろやるべきだ リベラル 国や政府はあまりいろいろしなくても良い 保守 日本には特殊事情がある。そういう可能性は極めて少ないがアメリカの動きによっては日本は滅亡する。これはおそらくドイツも同様だろう。こういう特殊事業を日本は抱えている。イスラエルもそうだ。 コロナ禍のアメリカでワクチンの接種すると銃(ピストルか?)をプレゼントするということがあった。これはおかしいと思う。 アメリカの保守層(共和党支持は保守なのだが)がワクチン…

  • 個人的な社会 ジュリアナ東京と鬼滅の刃

    www.youtube.com 上はネットで拾ったジュリアナ東京の映像だ。 テレビ等でバブルというとジュリアナ東京の映像を流している。だが最初の株価暴落がバブル崩壊なのだとするとジュリアナ東京はバブル崩壊後だ。 株価暴落は1990年の1月から暴落に転じている。そしてジュリアナ東京は1991年に開業しているのだ。だからバブル=ジュリアナ東京というのは間違っている。 あのエリアは当時東京のオフィスが足りなくなるという話があって行われた。そして(この記憶は曖昧なのだが)当時トヨタ自動車が本社を東京から離した。今は愛知県トヨタ市にあるのだがあの時からかもしれない。 そういえば芸能事務所のアミューズも最…

  • マスコミの視点と若者の行動パターン

    「不適切にもほどがある」が話題になっている。私は見ていないのだが。前に宮藤官九郎脚本のドラマ「俺の家の話」(TBS)を何話か見て「もういいや」と思って見るのを辞めている。 「俺の家の話」の中でいろんなひとやいろんなことをイジっているのだが・・・。 「こういうところが・・・」と思ったのはラッパーだ。ラッパー(元ラッパー?)は上昇志向で日常会話でもヨーというような描写があった。 「こういうことなんだろうな」と思った。ラッパーはそういうモノではないと思ったのだ。 宮藤官九郎は前に「ゆとりですがなにか」の脚本を書いている。 このドラマ云々というよりも一頃世間で「ゆとり世代は云々」という話が(これは世間…

  • 顧客の欲求とマーケティング

    news.yahoo.co.jp マーケティングというものが誤解されているような気がする。マーケティングは大恐慌下で生まれた。当時何をどうやってもいろんなモノが売れなかったのだ。それで「自分たちがいろんなことをやって売ろうとしているモノは顧客がそもそも欲しくないのかもしれない」ということになった。そして「それじゃあ顧客が欲しいモノ必要なモノを作らなきゃ」ということで生まれたものだ。 でも顧客は自分が欲しいものがわかっていないことが多い。そして欲しいモノ必要なモノに触れた時「そうそうこういうのが欲しかったんだよ」と思うのが普通なのだ。 そしてマーケティングが一番うまくいった場合にはセリングはいら…

  • 統合失調症回復の記録 46

    ずっと書いているジストニアだ。特に頸部ジストニア。ジストニアは意図していないのに筋肉が硬直、あるいは緊張してしまう病気だ。治療法はまだ不明だ。 緊張してしまうような事情が本人にあるから意図していないのに身体が緊張してしまうのだと考えらえる。緊張するのは恐れや以怒りが本人の中にあるから。 こういうふうに考えていくと感情が論点になるような気がする。だが論点は感情ではなく認識だと考えている。緊張してしまうような認識を持っているのだと。そういう認識が認識の規定値になっている、もしくは基本OSになっていいる。 そうだとすると規定値の認識なりそういう基本OSを変更する必要があるのだ。 例え話だが本人の世界…

  • 統合失調症回復の記録 45

    50才からこっちいろんなことができない。そして私ができないのだから誰かにやって欲しいと思うのだが周囲も結構やらない。ここしばらくもやっぱりいろんなことができていない。 何度も書いているが運が良いのか悪いのかはリアルタイムではわからないものだ。自分がいろんなことができないことは普通に考えると悪いことだ。だがこれが運が良いことなのか悪いことなのかはわからないことだ。 私は「これは運が良いことじゃないかな」と思っている。 日本全体の話になるが日本は善意の自己犠牲で成立している。ずいぶん前から誰かの善意の自己犠牲がないの日本社会はまわらなくなっている。 ただ私は病気もあって物理的にできなくなった。 そ…

  • 形態と広告のミスマッチ

    あるべき思考の流れがある。本来そうあるべき思考の流れというべきだろう。1970年代は雑誌が出てきた時代だった。ポパイも最初はよくわからないサーフィン雑誌だった。 ぱふというマンガ雑誌があった。マンガの評論情報誌だ。今はぱふmobleになっている。ぱふは最初はだっくすという名前だったのだがなぜか名前を変えた。最初の頃のぱふかだっくすに広告が載っていた。雑誌なのだから広告が載っているのは不思議ではないのだがその広告は東京の果物店の広告だったのだ。ぱふだかだっくすはマンガオタクの雑誌だ。その雑誌に東京の果物店の広告が載っているのは不思議なことだ。ミスマッチなのだ。 当時は若い人たち(当時の若い人たち…

  • ファンとコンテンツの新たな結びつき

    テレビがどうなるのか不明だ。一つの考えとしてテレビが今のラジオみたいな存在になるということは考えられる。あるいは映画のような。 映画が娯楽の王様だった時代もあったしその頃はラジオもすごいものだった。そういう時代の後にテレビが娯楽の王様になった。そして今テレビが娯楽の王様ではなくなっている。これは事実そうなのだろう。 今の日本で年間何十本も映画館で映画を見るひとはあまりいない。またラジオを持っていないひともそうとういる。だからと言って映画がなくなっているかというとそうではないしラジオがなくなっているのかというともちろんそうではないのだ。 出版や放送とインターネットを中心としたメディアでは情報の流…

  • 若者世代の葛藤と情報共有

    今の日本人に(ということは当然私にも)必要な敬意がある。それは「ひとのことはわからない」と認めることだ。 私は80年代負け組だ。当時は仕事がたくさんあったということ意外には良いことはなかった。そういう人たちもずいぶんいるしそういうひとのなかで保守系の政治家になったひともいて、そういうひとに対して「やっぱり砂の器」だったのかなと思ってはいる。 www.youtube.com そうであったとしても私はバブル世代はバブル世代だ。就職氷河期世代の友人に「当時は人手不足で大学生をスキー合宿につれていって囲い込むようなことがあって」といったら「そんなの良すぎる」と怒っていた。当然私はそんな目にはあっていな…

  • 左と右の認識における知識の役割

    右も左も似たようなものだとしか思っていなかったのだが左は異常に嫌われている。 なぜだろうと思っていた。 「知識は富だ」と言ったのは吉本隆明だ。 工業高校で日本の古典文学を教えている教師から「ウチの学生たちは古典とは無関係な仕事につくのでそういう学生たちに古典を教える意味がわからない」という質問があった。それに対して「知識は富だからあなたは学生たちを富ませています。お金を配っているのと同じだかからそういうことに遠慮することはない」と吉本が答えたエピソードから私が言っているのだが。 この問題(イシュー)は意外に広がりが大きい。私自身お金はずっとないのだが知識はある方だ。知識のお陰で今までなんとかな…

  • 道理の狂い

    あまりにヒドいことをするとバチが当たるというべきではないかと思うのだ。 こう書いてはいるが実際はそういうことはないのかなと思っていた。実際ある時代(時期)の日本では欲にまみれたほうがいいという考えやズルく汚く生きたほうが良いという考えがあったしそういう生き方をしている人たちがたくさんいてそういう人たちが今も結構ブイブイいわせている。 でもやっぱりそういうことはどうやらあるようだ。あんまり具体的に書くと可哀想なので書かないが昔ひどかったひとに実際会って「あのひとこんなになっちゃったんだjということが結構ある。 マジメに生きたって努力したってと私自身長年思っていた。でもやっぱり世の中の道理は狂って…

  • 人気者と利害関係

    www.youtube.com 上は悪の秘密ぼっち「ヘライザー総統」と言う名のファンタジーというユーチューブよりだ。たぶん彼女のご両親は私と同世代だと思うが、それはともかく。 フワちゃんが嫌いなひとが多かったことを知って驚いた。私もあまり好きではなかったがテレビによく出ているしみんなは好きなのだろうと思って(信じて、信じこんで)いたのだ。 話がそれるがこういうことがいつからかよくある。「自分がおかしいの?」と思うことが結構あるのだ。「自分がおかしいの?」というのは自分の感覚がおかしいの?という意味だ。あるいは自分の価値基準は狂っているの?という意味。 テレビの人気者なのだが私は嫌いだと思ってい…

  • 統合失調症回復の記録 45

    運が良いのか悪いのかはリアルタイムではわからないものだ。私は50才の時にイヤなことがどうしてもできなくなった。その前には「ガンバッテください」という文面を見るだけで苦しくなっていた。だから事実ガンバッテいたのだろうが。 そしてここ10年で多くのひとや多くの場所との縁が切れてしまった。 余談になるがコミュ障は大人の方が多い。私の大学の時の友人がNHKに入った。彼がドキュメンタリーのディレクターをやっていて番宣番組に出演していた。最後にアナウンサーが見どころをと行って彼に話を振ったのだが彼は「一生懸命やりました」と行って頭を下げたのだ。事実彼は一生懸命やったのだろうがアナウンサーが聴いているのは番…

  • 統合失調症回復の記録 44

    今日は昼の12時くらいからブログを書いている。途中タバコを吸ったり食事をしたりしたが気がついたら夜の9時だ。 前にベテランの喜劇人が朝起きて気がついた昼になっているのがとても豊かだと思うといっていた。今の私の私がそうだ。キツイ時には時間はなかなか経たない。時間は本当にゆっくり流れる。今こうやって時間が早く流れているのは楽しいからだ。それがとても豊かなのだ。 こんな日が来るもんなんだなあ。

  • 優先順位と募金

    日本中優先順位がくるっている。 コロナ禍の医療従事者応援キャンペーンについて私は怒っていた。応援キャンペーンはやっても良いことだ。だが応援キャンペーンよりも優先順位が上のことがあったし、それは多くの日本人ができたことだったからだ。 たとえばお金だ。お金のことは大事なことだ。具体的には募金。スーパーやコンビニで募金を受け付けていたところもあった。 ヤングケアラーに関するテレビCMが流れていた。あのCMを観ても私は怒っていた。私もヤングケアラーだった。だが母親にほとんどやってもらっていたのでそういう自覚はあまりなかった。それはともかく。あのテレビCMの中で少年が困っている場面があった。そこで手助け…

  • 命がけの作家 森永卓郎と時代の転換

    森永卓郎がすごい。私の表現力ではすごいとしかいえない。 ザイム真理教 作者:森永 卓郎 三五館シンシャ Amazon なぜにこんなに森永卓郎がすごいのかだ。ガンにかかって自分の死期がわかっていらしゃるのだ。 ザイム真理教という思い切ったタイトルもそういうことが影響しているようだ。つまり森永卓郎は命がけなのだ。 昔三島由紀夫は自決した。この件を私は覚えていない。吉本隆明の記述によれば三島由紀夫は死ぬ気だったようだ。つまり命がけで自衛隊の決起をうながした。だが自衛隊は決起しなかった。これは命がけが効果を表さなかったということだ。 そして橋本治の記述によれば自衛隊員からのヤジがひどかったのだそうだ。…

  • マルクス主義と孤独

    もう20年くらい前だ。知人にあった。その時に知人の娘さんとも会っている。彼女と話すことはなかったのだが。娘さんは当時10代だった。知人(男性)は娘さんにイヤなことを延々といっていた。娘さんは嫌がっていたし本当に怒っていた。だが知人はそういうこととはおかまいなしに娘さんに嫌なことを延々といっていた。冗談のつもりなのだ。 前にサンデーモーニングでのことだったのか澤地久枝がコメントしていた。隣でケント・ギルバートが「弱ったな」という顔をしていた。 その時澤地久枝がいっていたのはマルクス主義の文脈の発言だった。マルクス主義的といううか。あれは最強だといえば最強だともいえる。あそこにいくと誰ともコミュニ…

  • アールヌーヴォーと計画停電の提案 ニーチェの現代性

    ニーチェは独特のひとだ。右にも左にも変にアピールする。何が右で何が左かは別にしてだ。 現代思想の冒険者たち 0 作者:今村 仁司 講談社 Amazon 碩学の皆さんの仕事のおかげで私は本当に助かる。上は講談社の現代思想の冒険者たちの0巻だ。 ニーチェが右にも左にも変にアピールすること自体がニーチェの現代性だともいえるのだが。もしニーチェがまたくれば3回目だといえる。 ニーチェの影響だけとはいえないが当時のドイツでユース〇〇という無数の運動があったようだ。これは残念ながら愚かだったとしかいえないものだった。また芸術運動としてはアールヌーヴォーがこの頃の芸術運動だ。 これが1回目だとしよう。 二回…

  • 統合失調症回復の記録 43

    金曜の朝に変な味がした。味がしたとしかいえない。私が10才の時にインフルエンザにかかった。高熱を出してうなされていたが、その時にも不思議な味がしたのだ。だから50年ぶりのことだ。今日は月曜だから先おとといの朝だ。 ただ長年当日識も当時識も薄かったので金曜だとか先おとといと認識できているのも不思議だ。当日識当時識というのは今が何年何月何日かという認識ができること、今が何時かという認識ができることをいう。私も病状が近い友人たちも防水機能がついた腕時計をしている。曜日や日付の表示があるものだ。腕時計でなくても良いのだがこういうモノがないと私たちは日常的に困るのだ。 回復している途中に久しぶりに知人に…

  • プロデューサーの刑務所入り ーサギオトコ 鈴木敏夫

    前に似たような環境(ということは不幸で下げ止まっている)女ともだちから「大学いったんでしょ。良いなあ」といわれた。その時は大学生活はカネがなくて挙げ句のはてに中退したのだからと思った。つまり全然楽しくなんかなかったのにと思ったのだ。だが経験として事実私は大学生活を送ったわけだしその経験ができたことがうらやましいという意味だったようだ。私は結婚もしていないし子供もしない。また就職もしたことがなる。80年代はウツでも就職できない時代だったのだ。 余談だが凶悪犯罪者が精神鑑定にかけられる。私から見てもあまりに残虐すぎる犯罪の場合「やっぱりおかしかったんじゃないか」とは思うのだ。だが正直迷惑な話でもあ…

  • 統合失調症回復の記録 42

    今から思うといままでいろんなことがうまくいかなかったのは当然だった。自己像セルフイメージが「自分はダメ人間」だったからだ。基本OSだそうだったと言ってもいいし既定値がそうだったといっても良い。繰り返し書いているがこれは事実の問題ではなく認識の問題だ。 ネットでからんだだけだが尊敬している加藤秀視もやはり認識を問題にしている。 自分を愛する技術 作者:加藤秀視 徳間書店 Amazon 私の話でいうとガンバッて結果を出すことに固執している時期が長かった。でもガンバッて結果を出したとしても基本OSが「自分はダメc人間」であることにはかわりはなかったのだ。だから基本OSを変更する必要があった。でも基本…

  • 統合失調症回復の記録 41

    前にあるところで知り合いになったひとが私にいろいろあってという話をした。昔の知り合いに数ヶ月前にあったら彼も大変だといっていたようだ。そういうことをいわれてもピンと来ないことがある。意味が取れないこともある。 というのは私は彼らよりもずっと下だからだ。家族にいろいろあって大変なんだといわれても私はもっと下だしお金がなくて大変だといわれても私はずっと下。 だから「そんなことをいわれても」という話になるし場合によっては意味が取れないこともある。 昔遠藤周作が「今の時代だったらバイクにも載ってたと思うし原宿にも言ってた」といっていた。 好きだからあることをすると0いうことも無論あるが必要だからやらざ…

  • 統合失調症回復の記録 40

    マーフィの法則の音声をずっと聴いている。聴いていて「コレ(こういう内容)は昔から知ってたよね」と思っている。それは私が長年不幸で下げ止まっていたからだ。 私は事実子供の頃からいろいろあった。ここのポイントは子供のときにということだ。前に問題にすべきは感情ではなく認識だと書いた。事実子供の時にいろいろあったひとは、その時には物理的に身体が小さいし無力なのだ。この認識が規定値になっていることが多い。違う言い方をする基本OSになっている。 そして世界をホラー映画のようなモノだと信じてしまっていることが多い。そういうことが基本認識になっている(基本OSになっている)ということだ。世界をホラー映画のよう…

  • リスクとは宝くじか?

    anond.hatelabo.jp 上ははてなの匿名ダイアリーよりだ。商売にはリスクがつきものだ。でもこれは商売はギャンブルだということとは違う。ここ何年でヒットした本のなかに小泉今日子の本がある。 黄色いマンション 黒い猫 (新潮文庫) 作者:小泉 今日子 新潮社 Amazon この本が最初に出たときにある書店が買い取ったそうだ。 本やCDは権利がまもられている商品だ。著者や音楽家が食べていけるようにだろう。だから基本値引きはしない。そのかわりに書店やCDショップは返品しても構わない。こういう制度になっている。この制度が悪いとはいえない。 私はいいたいの誰かかどこかがリスクを取らざるを得ない…

  • 統合失調症回復の記録 39

    知識は一応役煮立つものだ。知識が役に立つという意味はお金が役に立つのと同じだ。知識はお金程度には役に立つ。違う言い方をすると知識はお金ていどにしか役に立たない。 あるところに本当にイヤなヤツがいたとする。そういうことがあって自分がそこから 離れなければならないことがある。そういうヤツのせいで仕事を辞めなきゃいけないこともある。こっちは泣き寝入りだ。そういうヤツのために仕事を辞めなきゃい8けないなんて。だがそういうときにそういうイヤなヤツは菩薩(?)なんだと昔生長の家の本で読んでいた。 一応そういうことは知っていた。ここ10年くらいそういうことが何度もあった。あるところをクビになっている。その件…

  • 基準がズレたひとたち

    前に緊急入院していた時の女性スタッフがその病院のポジションの移動があってオバチャンたちに冷たくされていた。私よりは若いひとだ。彼女が何かいとうとすると他のオバチャンたちから「あんたは黙ってて」みたいにされていたのだ。 それはもちろん可愛そうなことだ。でも彼女のやっていたことがひどかった。問題は彼女の言動よりも彼女の基本的な考え方だった。基準というか。 仕事だったらこういうふうにするものだ。 人間関係というものはこういうものだ。 たとえばこういうことが私がいう基準だ。彼女はそこがずれていた。すくなくとも私や他のオバチャンたちから見ればずれていた。 ある仕事(ホワイトカラーが多い)のひとで正直何を…

  • ジャーナリズムと洗脳: 大学生の誤解と真実

    教育はいわゆる先進国では数十年前からおかしくなっている。私には甥がいるがもう30代だ。彼が小学生の時には塾にクラスの全員がいっているような状況だった。当時もう塾に行かないと友達ができないような状況だった。だった塾も義務教育だという話だが塾は義務教育ではない。そして塾ではマジメに(あるいは必死に)勉強していたようだ。だが学校では気をぬいていた。というより学校で気を抜かないと塾でマジメに(あるいは必死に)勉強できないのだ。これは大学でも同様だ。大学に通いながらジャーナリズムの学校に言っている学生たちがいる。(これはジャーナリズムい限った話ではない)彼らは大学は卒業すれば良いと思っているから大学の講…

  • 報道と社会の繋がり

    東京新聞の望月衣塑子がなにかと話題だ。彼女は東京新聞の記者。東京新聞は中日新聞系らしい。東京新聞はある時左にシフトしたそうだ。それは社長の判断だったらしい。ただ望月は社会部の記者であったと思うのだ。 嫌われるジャーナリスト (SB新書) 作者:望月衣塑子,田原総一朗 SBクリエイティブ Amazon 私は問答無用でサブカルが嫌いだ。どうにもこうにもサブカルは嫌いだ。 最近ユーチューブで見ているみやわきさんはどうも「will」や「正論」関係のひとらしい。 www.youtube.com 機能というと失礼なのだがこういう皆さんは機能している。相互に仲は悪いのだろうが。 でもということは本来(?かつ…

  • 統合失調症回復の記録 38

    昨夜うつ伏せに寝ていて気がついた。首は痛いが身体がなんか違う。うつ伏せに寝ると骨盤(恥骨?)が布団にあたっていたのだ。どうやら腹が伸びたらしい。 記憶もだいぶ蘇った。ひどくイジメられた記憶。いつら私が嫌いでもあそこまでやることはないだろうというくらいにイジメだった。ああいうことに長年甘んじてきたんだなあと思った。だいたい長年記憶そのものがなかったのだ。まあヒドかった。私もよくおかしくならなかったものだ。(おかしくはなっているが) ただ50代から変わってきていた。いろんなところで向こうは私を嫌って私は向こうに怒っていた。理由?向こうができないから。そして私ができるから。 私からすれば長年日本を支…

  • フジテレビの韓国押しについて

    話が出ないのが怖い。どこにもいろんなことはある。いろんなことがあるのは当然だ。いろんなところでいろんなことがあるのは当然なのにそういう話が出ないことが怖いのだ。 韓国はとっくの昔の金融植民地になってしまった。今の時代の植民地は主要企業の株を持つ。するとその企業が利益を上げると自動的にはいってくる。こういう話が出ないのが怖い。 フジテレビが韓国を押していると話があった。その時はあまり意味がわかってなかった。当時嫌韓の波もあったのでそういう流れの話かなと思っていた。 コンビニで買ったマンガに書いてあったのだがブジテレビの関連企業が韓国企業らしい。だとすればそれが韓国かどうかではなくて自社の有利なよ…

  • 統合失調症回復の記録 37

    M君という友人がいて彼は歯が汚かった。それは私も同様だったし今も歯は汚い。ちゃんと歯磨きはしているのだが。最近気がついたのだが唾液があまり出ていなかったのだ。唾液がでてなければ歯磨きをしても歯は汚くなるのは当然のことだった。ジストニアに関しても唾液がでない(でなかった)ことに関しても本病なのか薬の副作用なのは不明だ。 余談だが「一つだけやれば良い」ということ(?)は全部違うと思う。メンタル以外でもだ。 病院にかかればいい。 薬を飲めばいい。(薬をやめればいい) カウンセリングを受ければいい。 仕事を休めばいい。(働けば良い) こういうことを一つだけやれば良いというのは全部違うと思う。 ただ私の…

  • タワマンと民主主義

    news.yahoo.co.jp 上は成田雄輔の炎上にかなする記事の陰陽だ。 私は挫折したとはいえ西洋哲学科、またキリスト教徒ではないが若干聖書の知識もある。 そういう私は民主主義に対しては長年懐疑的だった。西洋哲学の祖ソクラテスは民主主義の正式な手続きをへて死刑になった。ソクラテスの弟子のプラトンが哲人政治という鼻持ちならないことをいっているのはやぱり師匠のソクラテスが民主政の正式な手続きを経て死刑になったということの影響があったはずだ。 そしてイエス様もやはり死刑になったのだがイエス様の死刑の原因は炎上だったと思っている。もちろんこういうことにはいろんな捉え方があるものだが。当時のトップの…

  • 平成ジャンプの青春ゾンビたちの自己認識

    「天の蔵」はあるのかもしれない。私は過去良いこともしたし悪いこともした。まったく何も悪いことをしなかったわけではないという意味だ。これは誰でもそうだろう。 天の蔵というのは(たとえば)私がAさんに何か良いことをしたと考えてみよう。こういう時にAさんから良いことが帰ってくることはない。基本は。だがよくわからないタイミングでAさんとはまったく無関係はひとから帰ってくる(かつてAさんにした良いことが)というようなことがあるという考えだ。少なくとも私はそう捉えている。 そうは言ってもそういうことはないのかなと思っていたのだ。でも最近やっぱりそういうことはあると思うようになった。 ということはあるひとに…

  • 怒りの終わりと新たな思考

    ここ10年怒り死にしそうなくらいに怒っている。だがそれももう少しで終わるようだ。これは事実の問題ではなく認識の問題だ。私は自己像セルフイメージが極めて低かった。ダメ人間だと思っていた。そういう自己像セルフイメージが上がっていた。そうすると過去のことも今のこともなにもかもおかしいし腹が立つことばかりになる。 前に消えない感情という話があった。怒りなら怒りが消えないのだ。感情が消えないから消えない感情だ。これをある認識があるだと考えてみると分かる話になる。 人それぞれだろうが「自分はダメ人間だ」という認識が規定値として(あるいは基本OSとして)存在しているひとは腹が立つのは当然だ。自分はダメ人間だ…

  • 小説と人生の交差点〰漱石の坊っちゃん

    作家で職を転々とした後に小説を書き始めるひとがいる。JKローリングも似たようなものだ。日本でいうと横溝正史が戦時中に岡山に疎開していて小説を書いている。 前にも書いたが私は浄土真宗の信徒で生長の家の師友だ。生長の家は生まれ変わりがあるという説だが生まれ時にいろんな記憶は全部なくしてうまれてくるという。もちろんそんなことは不明なのだがそういうふうに考えるのだ。そして生長の家の先輩がたは「だからおもしろいんじゃないか」といっていた。私はずっとそうは(だから面白いとは)思えなかった。ただ最近やっぱりそうなのかもしれないと思っている。 それは「やっぱりあの世や前世があって、生まれる時にそういうことは全…

  • ゼロサムゲームと社会変化

    日本社会に起きている(世界に起きている)変化の意味の一つは「ゼロサムゲーム社会にシフトしたのかどうか」だ。 ゼロサムゲームというのは足したらゼロになるゲームだ。参加者が何人いても参加者全員の損得が足したらゼロになるのがゼロサムゲーム。ゼロサムゲームだったら誰かが得をしたら誰かが損をする。 これは高成長社会から低成長社会へのシフト、あるいは恒常性社会へのシフトだといえる。 だがこれが私には不明だ。「日本が(世界が?)高成長社会から低成長社会(恒常性社会)にシフトしたのかどうか」がだ。だから当然このことを問題にする必要がある。 経済でパイをタトエにつかうこが多い。パイの取り分は小さくてもパイ自体が…

  • LGBTとフロイトの視点から見る古代ギリシャの道徳

    首はまだ痛いのだがだいぶ回復した。今LGBTが話題になっている。このことについてはフロイトの考えが重要だ。エディプス・コンプレックス。 エディプスの物語をざっくり書いてみる。エディプスの父親、実はこのひとが問題なのだ。エディプスの父親があるところで若い男性に手をだす。当時のギリシャでは同性愛はそんなにおかしなことではなかったようだ。だがその若い男性が嫌がったのでエディプスの父親はその若い男性を殺してしまう。レイプと殺人になるのか?それでその男性の父親が怒って「お前みたいなモンが子供を作ったらその子はお前の女房とできてお前を殺すぞ」と言ったのだ。お父さんのお怒りはごもっともだ。 でもエディプスの…

  • 危険な日本社会とメディアの問題点

    日本社会は危険な社会だということを前に書いたが、その件についてももう少し書く。テレビに関してだ。昔のテレビ番組はひどかった。このひどかったというのはほめことばなのだが。あれは日本テレビの番組だったのか?〇〇スペシャルみたいな枠で「人間だか猿なんだかわからない存在が発見されました」という番組を放送していたのだ。その存在は明らかにおサルさんだった。どう考えても明らかにおサルさんでしかないのに「人間なんだかサルなんだかわからないんです」と普通にいっていたのだ。 これはポリコレであるとかコンプライアンスであるとか以前の問題だ。サギといえばサギだ。だけどそういう野暮なことはみんないわないでそういうことを…

  • 危険な社会の現実と解決策

    今の日本は危険な社会だ。これは銃で危険だという意味ではない。前に脳学者の中野信子がサッカーの試合でシュートが外れると観客が「あー」ということを指摘していた。危険だというのは例えばああいうことだ。ああいう場面で拍手しても良いのだから。 ずいぶん前に同世代の友人と旅行の相談をしていた。最初にアイディアを出すだけの集まりをやったのだが彼はまずアイディアを出さない。そして人が出したアイディアにケチをつける。だから「今アイディアを出しているだけだからアイディアを出して欲しいしひとが出したアイディアにケチをつけるのはやめてくれ」と言ったのだが彼は私が何をいっているかわからなかった。私は彼が私が何を言ってい…

  • 統合失調症回復の記録 36

    昨日ひどい吐き気がした。それで「もうちょっとだ」と思った。 怒りと恐れは同じものだと考え方がある。ある感情が外に向いたのが怒りでウチに向いたのが恐れだという考えだ。そしてここのところずっと聴いているマーフィの法則ではニュートラルな恐れは二つだけだという。大きな音に対する恐れと落下に対する恐れ。だとするとこれら以外の恐れはニュートラルなモノではないということになる。 ムカつくつおいうのは怒りの表現だ。私はずっと胸がムカムカして苦しかった。そしていつからかそういうことを感じなくなっていた。 高校生の時には変に髪の毛が立ってしまっていた。後であれは「怒髪天を衝く」だったと思った。 ポジティブシンキン…

  • 統合失調症回復の記録 35

    結局自分はこういう人生だったのかなとさっき思った。狂一日ずっとブログの文章を書いていた。そして気がついたらもう夕方の6時だった。 吉本隆明が「10年いっちょ前説」を唱えている。 ひきこもれ <新装版> ひとりの時間をもつということ (SB新書) 作者:吉本隆明 SBクリエイティブ Amazon 吉本の10年いっちょ前説のポイントは身体だ。吉本は著述家だ。著述家でいうと「10年物書きをやっていると腰が悪くなる。そしてその頃に物書きで食べていけるようになっている」。これが吉本の10年いっちょ前説だ。 私が午前中から文章を書いていて(’途中タバコを吸ったりご飯を食べたりしたが)気がついたら夕方の6時…

  • ハラスメントとポリコレ

    すべて敬称略です。 president.jp 上はプレジデントウーマンの藤井セイラの記事だ。こういう端正な文章が私には書けない。そういうことには本当に恥じ入る。 私は1980年代の負け組だった。そのことが今から思うと重要だったらしい。ある時に周囲のひとと接していてもテレビやラジオに接していても「昔こういうことが流行ったよな」ということをずっとやっている人たちがずいぶんいることに気がついた。 たとえば マジメな場面でふざけること 過剰なくらいに辛辣で毒々しいことをいうこと こういうことだ。 ある職場で同世代の女性が同じ職場の女性に異常にガミガミいっていた。私は「80年代できる大人の女をこのひとは…

  • 娯楽の王者テレビの衰退

    データの読解は難しいものだ。以下は高堀冬彦のディリー新潮の記事だ。 news.yahoo.co.jp ちょっと遠くから話す。これから書くことは間違っている。それを抑えていて欲しい。まず日本の人口を1億人だとする。日本の人口は正確には1億人ではないからもう間違えている。そしてテレビ番組を日本人がそれなりの気持ちで観ているとする。でもテレビをツケているだけのひともいるしテレビをつけてスマホを観ているひともいるからこれもまた間違えている。だがひどく雑に考えて日本国内で視聴率10%という場合には1千万人のひとが観ているということになる。人口1億人の場合他の媒体では100人というのがヒットの基準だ。「1…

  • 因果応報とは?箕輪厚介氏の経験から考える

    news.yahoo.co.jp 上は箕輪厚介氏の因果応報と話だ。もともと箕輪氏がXに投稿されたものだ。 こういうことは事実ある。 昔筒井康隆が小説の中でテンカンの患者さんを差別して抗議を受けた。その後筒井がこの件についてグズグズ言っていた。私は「この人(筒井)はバカなの?」と思った。 筒井はSF作家だ。SFが日本の(いわゆる)文壇から差別を受けていた。ある時期の日本の文壇では私小説が流行っていたということもあったのだろう。その経緯は省略する。 そういうことがあって(SFやSF作家が差別されたので)筒井は長年文壇批判を続けてきた。その意味は差別への抗議だ。筒井自身が長年差別への抗議を行ってきて…

  • 政治家とメディアの関係を考える

    安倍政権の時から首相官邸」というツイッター(いまはX)アカウントがある。私はこういうことをどう考えていいのかわからなかった。 Listening:<メディアの戦後史>佐藤栄作首相の退陣会見 新聞嫌い、記者に「出ろ」 毎日新聞 上は毎日新聞の記事だ。佐藤栄作がある記者会見で「私は新聞が嫌いだ」といって新聞記者たちが記者会見場から出ていくという事件(といっていいだろう)があったのだ。このことで佐藤栄作は「新聞嫌い」ということになっている。 ただこの時にはテレビが出てきているのだ。佐藤栄作はテレビカメラを通じて直接国民に話を聴いてもらうつもりだったのだ。もちろんこういうことには問題もある。だが時…

  • 統合失調症回復の記録 34

    このことについて書くのは面倒なのだが書いておく。私の立場(?)を説明したほうがフェアだと思うからだ。私は浄土真宗の信徒で生長の家の師友だ。生長の家は改宗しないタイプの宗教だ。だから私のように浄土真宗の信徒で生長の家の師友ということもあるしほかの宗教の信徒で生長の家の師友ということもあり得る。 生長の家は極右だった。いわゆる右のひとたちは生長の家と聞くと今でも仲間だと思うひとが多い。 ただ生長の家は戦前はリベラルだった。だが戦後は右翼もしくは極右。生長の家は戦前から戦後にかけてあまり変わらなかった。変われなかったともいえる。だが日本の現実は大きく動いていった。そのなかで思想上の妥協もあったり混乱…

  • 統合失調症回復の記録 33

    統合失調症 ――精神分裂病を解く (ちくま新書) 作者:森山公夫 筑摩書房 Amazon この本に書いてあったのかどうかよく覚えていない。孔子の言葉だそうだ。 友達にするのに一番良いひとは中庸なひと。その次が狂狷(きょうけん)なひと。 この狂狷(きょうけん)だ。狂は躁で狷はウツだとも言える。 数日前に夜寝ていて「今普通に見ている」と思った。そのときにはマブタを閉じていたから見るも見なもないのだが「今普通に見ている」と思ったのだ。具体的に黒目が変わっていたもしれない。 私がハッキリ統合失調症になったときに「あることを見なきゃ」「あることを感じなきゃ」とは思うのだがどうしてもそれができなくなってい…

  • バラエティ番組から見るシンギュラリティの予兆

    すべて敬称略です。 日本のバラエティ番組が悪くいわれている。明石家さんまがずっと「テロップを出すな」と行っているそうだ。 この件とシンギュラリティはリンクしている。 私もずいぶん前から「なんにもしなくていいから邪魔はしないでくれ」と思っていた。ただそういうことをいうのも失礼なのでいったことはない。 私はシンギュラリティの意味はホワイトカラーがなくなることだと思っている。 昔の友達がオフィスのパソコンの管理をやっていた。彼は週末働いていた。オフィスのパソコンが止まってないと基本仕事ができないからだ。 またネットでからんだことがあるビジネス英語の翻訳をやっている女性も週末働いている。オフィスの連中…

  • 統合失調症回復の記録 32

    これは統合失調症ではなくても今の日本ではそれなりに一般性がある話だ。私は理由づけと呼んでいる。中学の教科書に書いてあったことが元になっている。 子供の頃に保護者がなにかをした(なにかをいった)時に子供の方が(いわば)勝手に保護者の言動の理由(原因)をつけて(作って)しまうことがある。これが理由づけだ。 たとえば保護者が何の気なしにため息をついたことがあったとする。それを子供が「あれは自分がダメだったからだ」と思って(考えてて感じて)しまう。あるいは「自分が変なことをしたからだ」と。あるいは「お母さん(保護者)は自分に関心がないんだ」と。あるいは「自分は悪い子(悪い存在)なんだ」と。 こういう考…

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