ほっとしたお願い
「行こうか」「やめようか」。心決まらないまま朝の主婦仕事を終えました。意を決して、整形外科に向かいました。週1で骨の修復を助ける注射をしてもらうのです。夫が2年前に私が入院した時、飯炊き婆さんの不在に懲りたらしく、「こんな時世に行かない方が良いんじゃあないの感染するよ」と機嫌が悪くなるのです。でも今日は、もしも都市封鎖などになった時、最近はほとんど薬には頼らなくて済んでいるけれど、やはり用心のために持っておきたい、腰に貼る湿布が無くなっている、これだけは貰いに行っておかなくてはと思ったのです。「今日は注射と薬とだけにするから、リハビリは止めるから」と宥めて出かけたのでした。亭主が重荷に思える時です。先に死ぬわけにはいかないなあ、と。医者までの道すがら植木にぶら下がったお願いが目に入ってきました。通り過ぎて、後戻...ほっとしたお願い
2020/03/31 14:49