山形のお寺に伺った。 先輩が住職を務めている。 雅楽の稽古に混ぜてもらうためだ。 仕事は坊主をしている。 雅楽は15年以上習っている。 龍笛を教わっている。 …
仏さまの御教えを、拙僧のエッセイとともに紹介しています。 ほとんど与太話(^_^;)ですが、法話らしきものも書いています。 つたない文章ですが、ちょっと笑ってもらえたり、うなずいてもらえたりしたら、嬉しいです。
野田市に行った。 千葉県である。 御葬儀の読経を勤めるために伺った。 仕事は坊主である。 普段は都内の小さな町寺にいる。 荼毘に付し、収骨を終える。 御葬家と…
池袋を歩いた。 先輩のお寺で雅楽の稽古があった。 そこへ向かうためである。 何年ぶりだろうか。 池袋駅に着く。 地下鉄の改札を出る。 (なんと人の多いことか)…
墓掃除をしていた。 そこへ、年始のお墓参りに一家族がいらした。 「壁にツタがいっぱい付いているね」 すると、一緒に来ていた女の子が話かけてきた。 小学三・四年…
鉢植えのマンリョウをいただいた。 常緑の植物である。 背丈は50センチくらいである。 葉の下側に赤い実がたくさん生る。 実は直径5ミリ程である。 毎年末、仏具…
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山形のお寺に伺った。 先輩が住職を務めている。 雅楽の稽古に混ぜてもらうためだ。 仕事は坊主をしている。 雅楽は15年以上習っている。 龍笛を教わっている。 …
山形駅に向かった。 東京駅から新幹線「つばさ」に乗った。 乗客は多かった。 となりに座った人は出張なのであろう。 出発後、すぐにパソコンを開いた。 こちらは、…
施餓鬼会のお手伝いに伺った。 先輩のお寺である。 東京の各お寺では、初夏から梅雨時期までのあいだに、多くお勤めされる。 地方では、秋彼岸頃に厳修(ごんしゅう)…
春の彼岸が過ぎると、境内に草が生えてくる。 暖かくなってきたからであろう。 冬に比べて、雨の日も多い。 ひと雨ごとに、遠慮なく伸びてくる。 「緑があざやかです…
初夏から初秋にかけて施餓鬼会(せがきえ)が営まれる。 餓鬼に施しをする趣旨で勤める。 餓鬼は飲食物が喉を通らない。 飢えや渇きに苦しんでいる。 そこで、「餓鬼…
母の実家には猫がいた。 50年近く前のことである。 実家は40年前に取り壊された。 都内の再開発が理由である。 猫は3匹いた。 白ママ、スズメ、茶々、である。…
墓地を掃除した。 別に特別なことではない。 寺に勤めている。 坊主なのである。 一掃除二勤行が仕事である。 掃除は、ほぼ毎日の作務である。 ただ、この時期の墓…
自坊のお堂で自主稽古を繰り返した。 龍笛の練習である。 大法要にて演奏する曲である。 吹き手に選んでもらったのである。 雅楽は15年以上習っている。 仕事は坊…
突然仕事がキャンセルとなった。 思いがけなく時間ができた。 (潮のかおりにひたりたい) 暇ができると、すぐにその発想になる。 午後から彼岸後休みと称して暇をも…
年回法要を勤めた。 依頼をうけてお経を読んだのである。 20年近く寺に勤めている。 坊主なのである。 「ご順にお焼香をどうぞ」 法要の中盤で皆さんに案内をした…
夕方、成田空港に行った。 叔母を車に乗せて向かった。 旅行なのだそうだ。 私は送るだけである。 成田空港内を歩いたのは約30年ぶりだ。 だが、記憶は全くなかっ…
山形県に向かった。 東京駅から東北・山形新幹線に乗る。 列車は混んでいた。 (寒いのに……) ウインタースポーツが目的のようにはみえない。 雪が多く降る季節に…
雅楽の稽古に通っている。 本山(ほんざん)にて行われている。 (儀式を一人前に勤められるようになりたい) その思いで入門した。 15年以上続けている。 仕事は…
夕方に暇ができた。 (海を見に行こう) すぐに思い立った。 (自転車にしよう) 普段は車で向かう。 お気に入りは、城南島海浜公園である。 羽田空港の近くだ。 …
檀家さんのご自宅に伺った。 通夜の為、向かったのだ。 自宅葬は近年稀である。 私は二十年近く坊主をしている。 しかし、檀家さんの自宅にて葬儀を勤めたのは、今回…
野田市に行った。 千葉県である。 御葬儀の読経を勤めるために伺った。 仕事は坊主である。 普段は都内の小さな町寺にいる。 荼毘に付し、収骨を終える。 御葬家と…
池袋を歩いた。 先輩のお寺で雅楽の稽古があった。 そこへ向かうためである。 何年ぶりだろうか。 池袋駅に着く。 地下鉄の改札を出る。 (なんと人の多いことか)…
墓掃除をしていた。 そこへ、年始のお墓参りに一家族がいらした。 「壁にツタがいっぱい付いているね」 すると、一緒に来ていた女の子が話かけてきた。 小学三・四年…
鉢植えのマンリョウをいただいた。 常緑の植物である。 背丈は50センチくらいである。 葉の下側に赤い実がたくさん生る。 実は直径5ミリ程である。 毎年末、仏具…
久しぶりに羽田空港の近くにある公園へ行った。 海を眺めるためである。 連日忙しかった。 世の中は無常なのである。 冬の海風は冷たかった。 身が引き締まる。 し…
群馬県の松井田に行った。 用事は午前中に終えた。 午後は空き時間となった。 そこで、碓氷峠を越えて軽井沢方面へ行ってみることにした。 軽井沢の近くに両墓制の墓…
群馬県の松井田に行った。 仕事で向かうのなら着物で行くこととなる。 寺に勤めているからだ。 坊主なのである。 今回は野暮用である。 だから、半袖短パン姿だ。 …
寺に勤めている。 坊主である。 今の寺には20年近く居る。 坊主の仕事は、一掃除、二勤行である。 掃除は日常の大部分をしめる。 その中で、墓掃除はなかなかしん…
先般、おじいちゃんのご供養を行った。 暖かなよい日だった。 37回忌である。 母方の祖父だ。 80才にて往生した。 おじいちゃんは、東京の下町で眼鏡屋を営んで…
大法要にて舞いを勤めた。 雅楽の舞いである。 寺の仕事を始めてから雅楽の稽古に通っている。 儀式を一人前に行えるようになるためだ。 約15年続けている。 楽器…
今の寺に勤めはじめてから15年以上になる。 入った当初は明治時代の建物だった。 地盤は安定している。 そのため関東大震災を耐えることができたようだ。 近くに米…
坊主をしている。 寺の仕事である。 「いつもなにをしているのですか」 よくこんな質問を受ける。 お客さんからも、知り合いからもきかれる。 「いつも」とはお経を…
寺に勤めている。 坊主である。 仕事は、一掃除二勤行だ。 年回法要や葬儀式を勤めることもある。 先日も、葬儀に伺った。 そこで、質問をうけた。 故人さまを荼毘…
寺に勤めている。 坊主である。 坊主の前は、テニスコーチをしていた。 テニスは今も続けている。 週に一度、趣味として継続している。 「スポーツの秋」 そう言わ…
朝、ゴミ袋を裏玄関に出した。 (我慢できなさそうだな) 3袋目をだしたところである。 トイレに行きたくなった。 まずは庫裏の中から裏玄関に出す。 そこから、ゴ…
寺に勤め始めてから、龍笛を習い始めた。 15年程続けている。 儀式では人前で演奏することになる。 法要には人様の思いがこもっている。 迷惑がかからぬよう稽古を…
勤めているのは小さな町寺である。 とはいえ、1人で管理をするとなれば広い。 寺の仕事は一掃除二勤行である。 とにかく掃除は難儀である。 墓所もそうだが、建物も…
羽田空港近くの公園に行った。 戌の刻ごろである。 真冬の夜だ。 しかも海辺に吹く風は冷たい。 見渡す限り誰もいない。 岸壁から海をのぞきこんでみる。 (満タン…
海辺の道を散歩した。 厳密には運河沿いの道かもしれない。 少し前にみつけた。 人事の中にいることが多くなると、潮風にあたりたくなる。 人気のないところで自然に…
税事務所の調査があった。 寺の状況を確かめるらしい。 お2人が約束の時間にいらした。 「よろしくお願い致します」 身分証を提示し、ご挨拶下さった。 「どうぞ、…
山形に定期的に行く。 出張である。 私は寺に勤めている。 山形でもお寺の儀式のお手伝いをする。 春、秋、冬の年3回お世話になる。 各季節、感じ入るものがある。…
勤めている寺の横に公園がある。 遊具が三つある。 地面は土である。 植栽もある。 反対側の横には保育所がある。 保育所の子ども達は、毎日その公園に遊びにくる。…
多磨霊園に向かった。 墓前での回向を依頼されたのだ。 (早すぎたな) 約束の90分前に着いてしまった。 遅刻するわけにはいかない。 道路が混んでいることも想定…
80才くらいのご婦人がお参りにいらした。 「和尚さん、なんだかお寺はヒンヤリしますね」 ご挨拶をした後、ご婦人がおっしゃった。 11時頃だった。 外は晴れてい…
95才のご婦人からお手紙をいただいた。 やや茶色がかった便箋にしたためてあった。 自筆の文である。 温もりがある。 文字の形、大きさからその方の雰囲気が感じら…