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ゆるりと仏教 芋掘り坊主の与太話 https://ameblo.jp/jinrenjya/

仏さまの御教えを、拙僧のエッセイとともに紹介しています。 ほとんど与太話(^_^;)ですが、法話らしきものも書いています。 つたない文章ですが、ちょっと笑ってもらえたり、うなずいてもらえたりしたら、嬉しいです。

凉心
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2016/06/12

  • 切替

    東京で坊主をしている。 小さな町寺に勤めている。 普段は掃除と読経が仕事となる。 くわえて事務作業も多い。 寺では寺務と書いている。 ところが、このところ人と…

  • 雀蜂

    東京の寺に勤めている。 坊主である。 東京ではまもなくお盆である。 新暦の七月に勤めているからだ。 六月後半になるとお盆の準備を始める。 今いる寺では、御檀家…

  • 荼毘

    寺に勤めている。 坊主である。 日々行うことは一掃除二勤行となる。 掃除はお堂、庫裏、墓地などを綺麗にする。 勤行は、朝のお勤め、年回法要などとなる。 仕事を…

  • 越生

    「越生」の火葬場に行った。 車で向かった。 埼玉県である。 恥ずかしい。 読むことができなかった。 葬儀社さんに「おごせ」だと教えてもらった。 葬儀は鶴ヶ島に…

  • 鉛筆

    鉛筆がみあたらない。 ストックをしておいたつもりだった。 だが、それも切れていた。 夜だったため、文具店は閉まっている。 (ダメもとで行ってみよう) 近頃は鉛…

  • 佐久

    群馬県の松井田に行った。 用事は午前中に終えた。 午後は空き時間となった。 そこで、碓氷峠を越えて軽井沢方面へ行ってみることにした。 軽井沢の近くに両墓制の墓…

  • 碓氷

    群馬県の松井田に行った。 仕事で向かうのなら着物で行くこととなる。 寺に勤めているからだ。 坊主なのである。 今回は野暮用である。 だから、半袖短パン姿だ。 …

  • 山桜

    寺に勤めている。 坊主である。 今の寺には20年近く居る。 坊主の仕事は、一掃除、二勤行である。 掃除は日常の大部分をしめる。 その中で、墓掃除はなかなかしん…

  • 祖父

    先般、おじいちゃんのご供養を行った。 暖かなよい日だった。 37回忌である。 母方の祖父だ。 80才にて往生した。 おじいちゃんは、東京の下町で眼鏡屋を営んで…

  • 落胆

    大法要にて舞いを勤めた。 雅楽の舞いである。 寺の仕事を始めてから雅楽の稽古に通っている。 儀式を一人前に行えるようになるためだ。 約15年続けている。 楽器…

  • 法力

    今の寺に勤めはじめてから15年以上になる。 入った当初は明治時代の建物だった。 地盤は安定している。 そのため関東大震災を耐えることができたようだ。 近くに米…

  • 普段

    坊主をしている。 寺の仕事である。 「いつもなにをしているのですか」 よくこんな質問を受ける。 お客さんからも、知り合いからもきかれる。 「いつも」とはお経を…

  • 多少

    寺に勤めている。 坊主である。 仕事は、一掃除二勤行だ。 年回法要や葬儀式を勤めることもある。 先日も、葬儀に伺った。 そこで、質問をうけた。 故人さまを荼毘…

  • 法螺

    寺に勤めている。 坊主である。 坊主の前は、テニスコーチをしていた。 テニスは今も続けている。 週に一度、趣味として継続している。 「スポーツの秋」 そう言わ…

  • 朝、ゴミ袋を裏玄関に出した。 (我慢できなさそうだな) 3袋目をだしたところである。 トイレに行きたくなった。 まずは庫裏の中から裏玄関に出す。 そこから、ゴ…

  • 発見

    寺に勤め始めてから、龍笛を習い始めた。 15年程続けている。 儀式では人前で演奏することになる。 法要には人様の思いがこもっている。 迷惑がかからぬよう稽古を…

  • 掃除の秘訣

    勤めているのは小さな町寺である。 とはいえ、1人で管理をするとなれば広い。 寺の仕事は一掃除二勤行である。 とにかく掃除は難儀である。 墓所もそうだが、建物も…

  • 彩りの街

    羽田空港近くの公園に行った。 戌の刻ごろである。 真冬の夜だ。 しかも海辺に吹く風は冷たい。 見渡す限り誰もいない。 岸壁から海をのぞきこんでみる。 (満タン…

  • 花鳥風

    海辺の道を散歩した。 厳密には運河沿いの道かもしれない。 少し前にみつけた。 人事の中にいることが多くなると、潮風にあたりたくなる。 人気のないところで自然に…

  • 税事務署調査

    税事務所の調査があった。 寺の状況を確かめるらしい。 お2人が約束の時間にいらした。 「よろしくお願い致します」 身分証を提示し、ご挨拶下さった。 「どうぞ、…

  • 雪を越えて

    山形に定期的に行く。 出張である。 私は寺に勤めている。 山形でもお寺の儀式のお手伝いをする。 春、秋、冬の年3回お世話になる。 各季節、感じ入るものがある。…

  • たわいもなく

    勤めている寺の横に公園がある。 遊具が三つある。 地面は土である。 植栽もある。 反対側の横には保育所がある。 保育所の子ども達は、毎日その公園に遊びにくる。…

  • 調布飛行場

    多磨霊園に向かった。 墓前での回向を依頼されたのだ。 (早すぎたな) 約束の90分前に着いてしまった。 遅刻するわけにはいかない。 道路が混んでいることも想定…

  • 日のあたらない寺

    80才くらいのご婦人がお参りにいらした。 「和尚さん、なんだかお寺はヒンヤリしますね」 ご挨拶をした後、ご婦人がおっしゃった。 11時頃だった。 外は晴れてい…

  • お手紙

    95才のご婦人からお手紙をいただいた。 やや茶色がかった便箋にしたためてあった。 自筆の文である。 温もりがある。 文字の形、大きさからその方の雰囲気が感じら…

  • おままごと

    80代のご婦人とお話をした。 「お仏壇を設えたいのだけれども」 ご主人が往生を遂げられた。 ご自宅でご主人さまに手を合わせたい。 そのような願いである。 「ま…

  • 潮風にふかれて

    少しだけ時間に余裕ができた。 ずつと立て込んでいた。 仕事が重なるときは重なる。 仕方がない。 人事の中にながくいると思考がとまってくる。 (海を眺めに行こう…

  • 美味しくない

    東京、大田区の馬込駅に行った。 十一月下旬だが暖かい日だった。 十四時に用事を済ませた。 この後の予定はない。 夕暮れまで時間もある。 (西馬込駅に向かおう!…

  • 役所のお客

    役所に行った。 戸籍抄本をとるためである。 「ご用意できましたら番号をお呼びいたします」 朝だったからであろうか。 待つことなく対応してくれた。 椅子に座り、…

  • ボールド

    テレビの宣伝をみていた。 洗剤の広告である。 「ボールド!」 音楽に合わせて商品名が流れる。 字幕も出ていた。 (ん?) 調べてみると20年以上販売されている…

  • 忍辱精進

    龍笛を15年近く習っている。 雅楽の楽器である。 寺の儀式で演奏することがあるのだ。 普通は、それだけ続けていれば上手くなる。 ところが、悲しいかな、いっこう…

  • 桂馬の高上がり

    仕事は坊さんである。 20年程続けている。 仕事内容は昔から決まっている。 一掃除、二勤行である。 勤行の中には年回法要や葬儀式も含まれる。 どんな仕事でもプ…

  • おとしもの考

    15年程前、今の寺に勤め始めた。 そのころは、境内に野良猫が数匹出入りしていた。 山門の上や墓地のベンチで年中昼寝をしていた。 それを眺めているとても可愛かっ…

  • 家のようなお墓

    北関東のお寺さんへお手伝いに行った。 終日、御祈願法要をお勤めするためだ。 それでも、昼食後は空き時間があった。 周りを散策してみることにした。 (ここちいい…

  • ぶらり大井町

    大井町へ用達に行った。 勤めている寺からは6キロくらいの距離である。 車で行けばすぐである。 ただ、都内では出先での駐車に難儀する。 かといって電車を使うのは…

  • もう勘弁

    あるお寺へ儀式のお手伝いに行った。 儀式中に雅楽を演奏する役だ。 勤めるのは龍笛である。 儀式が始まる一時間前に到着する。 控え室には他のお坊さんたちがすでに…

  • 貴重なお墓

    川越のお寺さんへお手伝いに行った。 儀式が終わり休憩室で雑談をする。 「新座にあるよ」 お墓の話になった際、御住職が教えてくれた。 帰り道は川越街道を上る。 …

  • 鈴ヶ森

    東京都大田区にある鈴ヶ森刑場跡に立ち寄った。 日蓮宗・大経寺さまの境内にある。 当時のハリツケ台や火あぶり台などがのこされている。 慶安4年(1651年)に設…

  • 海浜墓地

    幕張の近くで法要をお勤めした。 (せっかくだから) 読経後は寺に戻るだけである。 ここまで来たのだ。 ならば千葉の海を眺めなくてはもったいない。 京葉道路、千…

  • 御先祖のお墓

    ある日の午後、八王子市の霊園でお勤めをした。 (ゆっくり帰ろう) まもなく夕方となる。 以後、仕事はない。 そこで、勤めている寺へのんびりと戻ることにした。 …

  • 墓石に刻まれた名前

    勤めている寺には江戸時代の墓石がある。 いわゆる方形だけでなく、舟形の墓石もある。 舟形には尊像が彫刻されている。 観音様やお地蔵様が中央に彫られているのだ。…

  • 寺の虫

    真夏の墓地掃除はそれなりに厳しい。 なげいたところで仕方がないのはわかっている。 寺勤めの身なのである。 汗だくになりながら落ち葉を掃く。 案外、夏も葉が落ち…

  • 等々力渓谷

    世田谷の等々力渓谷に行った。 仕事の帰りに立ち寄ったのだ。 このところ人と接する機会が多かった。 普段、一掃除二勤行の範囲で暮らしている。 だから、世間さまの…

  • ハプニング

    7月は東京の御盆である。 東京の寺に勤めている私は供養を勤める。 今の寺では、お堂や墓前で読経することが多い。 となれば、緊急事態は少ない。 もちろんご自宅に…

  • エピピラフ

    東京のお盆は7月に行われる。 案外知られていない。 「お盆休み」は8月である。 また、多くの地方のお盆供養は8月である。 知られていないのも頷ける。 「盂蘭盆…

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