晴天の霹靂だった。欲求の我慢を強いられるのを覚悟していた美紗子にとっては、目前に眩しい光を照射されたような衝撃だった。「この真っ昼間に!」 美紗子は声を上げて透を見つめた。「いやなら…いいけど」 透はどうでもいいような顔と口調で返してきた。 この
晴天の霹靂だった。欲求の我慢を強いられるのを覚悟していた美紗子にとっては、目前に眩しい光を照射されたような衝撃だった。「この真っ昼間に!」 美紗子は声を上げて透を見つめた。「いやなら…いいけど」 透はどうでもいいような顔と口調で返してきた。 この
女の局部の写真を机に飾って卒業論文が書けるわけがない。世界の常識をバカにするのもいい加減にしろ! 実際、透は執筆に悪戦苦闘した。数行の文章を書いただけで脳裏に美紗子の粘膜がチラリと浮かんでくるのだ。そういうとき透は部屋から出てリビングを歩き回るが
翌日、透は卒論を書き上げることになった洋間を好みのカレンダーや壁紙で飾っていった。 壁にはカレンダーや北斎の絵をプリントアウトして飾り、机の上には透明なアクリルフレームの中に美紗子の美乳を誇っている下着姿を納め、極めつけとしてセックスで晒した美紗子の
美紗子はデパートの喫茶室を出てから婦人洋品に寄り、ストッキングを十足も買ってから透に帰宅を促した。 デパートから外に出ると陽は落ちていて街路には照明灯が輝いている。「どこかで食べてから帰らない」 美紗子が大きな買い物袋を手にぶら下げて聞いてくる。
ガーター・ストッキングのコーナーでは全身のマネキンが品物を身に着けている。 流行なのかガーターとショーツが一体になってストッキングをベルトで繋いでいる。そのショーツはどれも陰核から肛門までを最少のショーツで隠している。そして容易に指の一本で退けられる
美紗子は店員からカードと買い物袋を受け取るとエレベーターで四階に行った。ランジェリーショップに居ると体が疼いて、美紗子は透の腕に腕を絡めて胸の突き出しを押し付けている。透も美紗子の仕草に気づいてエレベーターを降りたところで、「ブスが着ても滑稽だが。美
喫茶コーナーで休憩した後、美紗子は透を連れてランジェリーショップに行った。 買い物の本丸はペアルックよりもランジェリーの購入だった。下着にうるさいヘンタイ男に二度と文句を言わせないためだ。「カップルの人もいるから、透くんもいっしょにきてね」 美紗
買い物は横浜よりも一流の洋品店が揃っている銀座になった。 年末の道路は渋滞が激しく車は低速運転を余儀なくされた。が、カーナビを屈指した透の迂回路の利用で思っていたよりも速く銀座の地下駐車場に着いた。「透くんは何でも優秀なのね」 美紗子は優秀な運転手
二人は昼食を済ませて買い物にマンションを出た。陽気がいいので美紗子はニットのボティコンに軽いスプリングコートを羽織っている。 透が駐車場の方を見てから美紗子に聞いてきた。「レクサスは今日が最終日か」と。 透は旅行に行くときに美紗子から三日のレンタルと
透は切ない声を漏らしながら萎えていく美紗子を抱き支えた。ワンピースの裾を腰までずり上げて萎えている美紗子の内腿は膣汁でびしょびしょに濡れて光っている。 それでも透は美紗子の腰から腕を放さないで恥部への愛撫を続ける。ショーツが膣汁を吸いこんで女の形を丸
透が朝食を食べながら喋りだしたので、美紗子もテーブルの椅子に腰掛けてサラダを食べながら耳を傾ける。「…だから美紗子先生の綺麗なマンコを大切にしたい」 透は話を飛躍させて、そんな恥ずかしいことを口にした。 美紗子は顔を赤くして透を見つめてから、「あり
ペアの服を断れなかった透はストレスを覚えた。そのストレスが美紗子をいじめる。テーブルに食事を並べて椅子に腰掛けた美紗子を、「家ではブラをするなと言ったよな」と。 美紗子は素直に謝ってから、「お洋服に擦れるの…」と小さな声で言い訳をする。 透もイジメ
翌朝、美紗子は目を覚ますと透の寝顔をしばらく見つめてからベッドを出た。そして着替えて朝食の支度のためにキッチンへと行った。 透が起きてきたのは朝食のメニューがテーブルに並んだときで、そのタイミングの良さに、「見ていたの?」と美紗子は思わず振り向いて尋
透はシャワーで美紗子の全身を撫でてから下腹部に手を置いた。脱毛された恥丘には産毛が生えて皮膚の白い肌を透かせている。「ぁ…」 不意に美紗子が小声を漏らして腰を捩らせた。透の恥丘に置いた手の指先が陰核の肉芽に触れていた。 透が見ると陰核がまだピンク色に
美紗子がセックスで逝くとグニャリとなる。 透はテーブルの上に盛られているグニャリとした肉を抱えあげてバスルームまで運んだ。お湯の元栓を捻り、タイルの床にマットレスを敷いて美紗子という名の肉の流れを横たえた。そして足首の帯を解いて脚を伸ばした。 …俺の肉
透は巨茎を挿入したまま上半身を女体から離した。 テーブルでV字に開脚された美紗子の痴態は肉の緩やかな山になっている。巨乳も柔らかな裾を描いて乳輪から先を尖らせている。 このような女の痴態はどのような価値観で見ても男の肉の玩具でしか思えない。肉茎を挿し抜
美紗子は脚を伸ばすことも閉じることもできない。いわゆるマングリ返しの痴態の恥ずかしさに美紗子はとうとう啜り泣きだした。 一方で透は我ながらよくぞ考えたとばかり自賛して美紗子を眺める。テーブルの上でV字に開脚され、背中を通したバスローブの紐で両足首を縛られ
透は美紗子の尻肉の真ん中に粘膜の花を咲かせると全裸になった。 股間に聳えた肉茎はいつになく強張っている。これが美紗子の器にぴったりと嵌まりこむのだ。 実際、美紗子は透の巨茎を膣の最奥まで打ち込まれると底知れない気持ち良さで目尻に涙まで滲ませる。美
美紗子の痙攣。内腿の引きつりと恥部のピクピクがセックスの感度が磨かれるたびに強くなっている。 その美紗子を透は歓迎する。鷲掴まれている頭髪の痛さを我慢して美紗子に次のように返す。「美紗子先生、抑えなくていいよ。気持ち良かったら泣いて、痙攣して、お汁を
鶏冠のような肉ビラが大陰唇にぴったりと寄り添っている。 この女の恥部の光景は男を幸福にする。男を迎えるためにこんなに興奮して肉の花を咲かせているからだ。 透は舐めるための最高の位置へとテーブルの椅子を動かし、腰掛けた。そして美紗子のお尻を撫で、女の
淫らな女ほど貞淑を装う。その嘘の貞淑を透は尊重するようにしている。 透はテーフルの上で膝立ちになっている美紗子を背後から抱いた。両腕で乳房を抱えて、項に顔を近づけて、「美紗子先生のマンコを舐めたい」と、感情をこめてお願いした。 美紗子は貞淑を装ったか
透は美紗子を抱き締めて泣き止むのを待った。己の口から出た言葉が女の自尊心を傷つけたのだ。 それでも美紗子が泣き止まないので透も服を脱いで全裸になり、あらためて美紗子を抱き直した。そうして美紗子を抱擁して勃起した陰茎を押し付けると美紗子の啜り泣きも弱くな
乳房は巨乳でも脂肪が多いと垂れさがる。それが美紗子では脂肪が少な乳房体(乳腺葉)が発達しているから重力に逆らって見事なほどに突き出している。 透は美紗子がDカップのときの乳房を知っているが、そのときの美乳ぶりがそのままHカップのサイズまで拡大されている。
美紗子はテーブルにマイクロ下着の化粧箱を置くと、「お気に召すかしら」と、透に声掛けして、お傍に佇んだ。 透はさっそく箱を開けて中身を取り出した。スプーンのような形のカラフルな布切れがテーブルに並べられた。 アダルトでよく目にする女優が身に着ける下着
透に乳房を愛撫されるまま組み敷かれるのかと思っていたが、こんどの美紗子は違っていた。 キッチンでの挿入とそして抜かれての半端なセックスがよほど苦しかったのか美紗子は掴んだ透の手を乳房から引き離した。 もっとも透の方もカレーを半端な食いではなく、腹い
美紗子の手作りのカレーはできた。味見してみると香辛料の調合もまあまあで馥郁とした匂いが口腔に漂う。 美紗子はカレーをお皿に盛ってリビングのテーブルへと運んだ。大食いの透はご飯もルーも美紗子の二倍の量を大皿に盛った。 そして美紗子もテーブルに着こうと
新婚夫婦お決まりの光景と既視感。新妻が裸にエプロン姿でキッチンに立ち、新郎が背後から勃起を押し付ける。 美紗子は新婚夫婦の気分になっていた。その気分を壊さないためには夫が背後から抱き着いて、愛していると硬く勃起した肉棒を挿入してくれる必要があった。 美
透が運転するレクサスは美紗子の自宅マンションに着いた。レクサスは美紗子が三日間、レンタルしている。 透が若いといっても車を運転しての旅行は疲れる。ましてや美紗子に顔を叩かれたり、仕事中の仲居と一戦を交えたりすれば鉛の板を背負わされたような重い疲労感が
仲居に撮らせた『愛の姿』の鑑賞は横道に逸れて時間切れになった。 美紗子は早送りで流し見してカーナビのスイッチを切った。そしてUSBを旅行バックに戻した。 …透くんの女は私だけ。 美紗子は何回も反芻して自身に言い聞かせた。美紗子の持病である不安症を克服
これまで車が順調に流れていた高速道路も都会に近くなると混んでくる。車間距離が短くなって流れが止まったところで、「録画を見てみる…」と美紗子が。 口に出してから美紗子は恥ずかしくなり、「冗談よ。早くお家に帰りましょう」と、言い直した。 透は美紗子が欲
今度の旅行は美紗子にとって苦い経験になった。透に仲居を抱かせてしまったのだ。その始終を美紗子は襖の隙間から見てしまったのだ。そのときの仲居の声が美紗子に見られているのを意識しているようなキャンキャン声で、いまだに美紗子の頭の中に残っている。さらには
女が絶頂の階段を上っているとき、男は射精を懸命に抑えている。 そのときの苦しさは男にしかわからない。上半身と下半身を別々の人格にして一心不乱に肉棒を抜き挿していく。 上半身の男は論文を暗唱して興奮を鎮め、下半身の男は一途に肉棒を抜き挿して膣を摩擦し
セックスで女が海老反りになると下腹部が真っ平になり、膣に挿入されるペニスが棒状に浮き上がる。その仲居の体位を透は解いてあげようかと思うが、肉棒が映る姿があまりにも刺激的なので続行する。 膣口まで抜きあげる。腰を構えて下腹部を突きあげる気持ちで肉茎を
透は腰から仰向けに折れ曲がっている仲居を布団に寝かせた。そして巨茎を膣口まで抜きあげてから女の下腹部を見つめながらグチュッと乱暴に送り込んだ。 恐ろしいことに女の滑らかな下腹部に突き込まれる肉茎の盛り上がりが臍の真下まで目に確認できたことだ。 仲
お顔の美しさでは美紗子が優れているが、咥え心地では仲居が上かもしれない。大陰唇、つまり肉の堤が豊かにくっきりと盛り上がり口の中にごっそりと咥えられる。 豊饒な肉と赤肉のビラビラが口腔で舌にかき混ぜられて女芯から溢れた汁がジュルチュルと淫靡な音を発し
透は仲居のフェラが素直なので咥えさせて服を脱がしていく。 緩いピストンで仲居を鼻声で泣かせながら制服を脱がし、ブラウスのボタンを外していく。 すべてのボタンを外すころには仲居が鼻から声を漏らしてきた。涎が顎から布団に垂れている。透は仲居が苦しいので
美紗子が承諾するなら仲居との行為は積極性を帯びてくる。 透は勃起を仕舞ってから床の間の椅子から下りると仲居を抱き上げた。仲居はそれが゛嬉しいのか抱き上げられると透の首に腕を回してきた。「仕事中に大丈夫か」 透が呟くと、「いつ辞めてもいいの」と、仲居
透は仲居の恥部に手を置いた。そして撫でた。 愛しむように。 執拗に…。 美紗子が脳裏で透をヘンタイと呼び捨てにするように、彼は性行為に対して特別な感情がある。 欲望に任せて女を抱くのではなく、一歩、退いて女を焦らして弄んでから挿入するのだ。だから
透は不思議な思いだった。 いずれ美紗子から暴力に対する償いが、このような形で提案されるのではないかと気がしていたからだ。だから透は驚くことなく、その行為に向けて身体を動かした。 透は仲居の腕を掴んで引いた。そんなに強く引いたわけでもないのに仲居の体が
仲居が部屋に来ることを透が予想しなかったとは言い切れなかった。 だから部屋のドアがノックされたとき透は驚かなかったし、美紗子とのセックスを仲居にスマホに録画させたときのことを思いだしたほどだ。 あのとき仲居は美紗子のあまりの淫らな姿に興奮して泣きだ
「欲しいなら自分で入れな」 透は勃起した肉茎を美紗子に見せつける。 美紗子は椅子に腰掛けている透の巨大な勃起を見つめる。 美紗子の性交の相手は透で三人目だ。三十八才でそれが少ないのか多いのかわからないが、テレビ局のお偉方と比べて格段に大きく、膣に挿
セックスにおいて女は恥ずかしい格好を強いられる。 そのすべてが恥辱の体位で大きな肉の棒を体の中心に打ち込まれてキャンキャンと泣かされる。さらには粘液を流し、お潮という淫水を噴き上げて体を痙攣させる。そういう痴態をセックスで晒すのは女の宿命で絶対に逃
美紗子が貞淑と欲求で苦しむなら透は自尊心と欲望だった。 卒業式で学部の総代として表彰されるのが決まっている男子としては、いくら准教授の魅惑的な乳房といえども被りつくのは自尊心が許さない。 その一方で美紗子も貞淑を踏みにじってくる男子の自尊心をめちゃ
二人が部屋に戻ると時刻は夜の九時前だった。夕食後の散歩と喧嘩、そして仲直りが意外なほど短時間で終わったからだ。 でも、さすがに喧嘩の余韻は残っていて二人は部屋に戻っても抱き合うことはなく、ベッドルームを通り過ぎて窓辺に行った。 透は床の間の椅子に腰
透はホテルの玄関先までくると美紗子を下ろした。美紗子も乳房を納めて浴衣の襟を直し、ショーツも穿きなおした。 その美紗子に透は釘を刺した。「いまから帰宅するまで暴力の罰として美紗子先生の人権を剥奪します。いいですね」と。 美紗子も潔く、「はい」と返事
暴力を振るった張本人の美紗子が泣いている。暴力の罪を泣くことで誤魔化して自然消滅させてしまう女の狡い防衛本能だ。 一方、顔を叩かれた透は瞑った瞼から涙を滲ませながらも一旦、抱き寄せた美紗子の腰から腕を放すことはしなかった。これまで口癖のように綺麗、
二人を乗せたエレベーターは家族連れを乗せて一階の玄関ラウンジへと下りていく。 透は美紗子を背後から抱き、勃起した巨茎を臀部の谷間に押し付けて彼女の項に囁いた。「お尻を突き出せよ」と。 美紗子は声を押し殺し、「人目があるから」と拒んだ。 透は薄く笑
二人が夕食を終えたのは宿泊客の中で最も遅かった。夕食会場に着いたのが遅いのもあるが、透の電光石火のキスに美紗子がパニックを起こしたからだ。 仲居や宿泊客の目がある中での透の不意打ちのキス。その驚きと羞恥に性感の神経がショートして長い時間、腰の痙攣が鎮
夕食の会場は最上階のレストランでの海鮮バイキングだった。 美紗子と透の二人が会場まで行くと和服姿の女将が待っていて、「女将の静子でございます。スイートのお客様はわたしがお席までご案内するようにしています。とうぞ、こちらに」と、海が一望の窓際の席に案内
仲居は透からスマホを受け取ると、「仕事中ですから、すぐ終わりにしてくださいね」と、断ってから、後ろに下がって構えた。「わかってる」 透は仲居の、『仕事中…すぐ終わりに…』という言葉がおかしくて噴きだしそうになったが、美紗子のお尻を抱えて肉傘が抜ける寸
透に乳房を咥えられながらも美紗子の腰は少しずつ落ちていく。そしてヌチッと膣口が押し開かれて咥える淫靡な音が…。「ぁぁ」と美紗子の口から小声が漏れる。 テレビ局のお偉方のふにゃちんとは比べ物にならない硬く大きい肉茎の感触。 女は生き方に紆余曲折する
透の口腔に甘味のある芳香が広がった。 その量は少ないが乳房を揉みしだいて搾れば途切れることなく噴いてくる。 透が嬉しいのはそれだけではなく、勃起を挿入しなくても美紗子が澄んだ声で泣いて腰をピクピクンとさせる腰踊りを見せてくれる。 透は乳首を咥えなが
セックスについて学問的な話し合いをした男女は実際にセックスになると意外と白けてしまう。 透と美沙子もそうだった。夕食の時間まで一時間近くもあるのに、二人は窓辺の床の間の椅子に腰掛けて海を眺めながら茶を啜っている。 …俺は触れてはならない部分に踏み込
透は肩に美紗子の手が置かれたとき、あまりにも予想どおりなので興醒めした。抱きたい女のナンバーワンの気高いはずの美人が欲求を抑えられないで年下の男の思うままになっている。 透は海を眺めながら、「海が綺麗」と、美紗子の腰に腕を回した。 ふつうは女が旅館
美紗子はチェックインを済まして透の所へ行くと、「チェックアウト十時にしたから」と、告げた。 透はソファーから立ち上がり、二人の旅行カバンを持ってエレベーターの方へと歩いて、「渋滞になっても知らないから」と美紗子に返す。 美紗子にとってはそんなことは
女の過剰な欲求は男にストレスを与える。が、美紗子のような美人で濡れやすい女に対してはストレスよりも性的な虐待へと指向するものだ。 透のヘンタイは美紗子の強い欲求が後押しているのは言うまでもないことだし、乳汁まで噴いてしまう体質は透に変態性向をより煽る
透はズボンを防波堤で脱いだ。 美紗子との野外セックスで酷い目にあったからだ。ズボンのファスナーから勃起を掴みだして挿入に及んだことがあるが、膣汁がズボンにべっとりと付着して白くカサカサに乾いた姿になった。美紗子の膣汁は半端なく溢れてくるから、野外セッ
透と美紗子は市場の端から岩積を上って防波堤に立った。 太平洋の海原は靄っていて、沖から風が絶え間なく吹いてくる。美紗子のコートの裾が風に大きく捲れてガーター・ストッキングの下半身が露わになったりしている。 それでも透は美紗子の恥部から手を放さずに防
海風が美紗子のコートの中を吹き抜けていく。 美紗子はコートの襟を閉じて帯を締め直すが、海風は腰回りの裾から入りこんで胸の襟から勢いよく逃げていく。「…寒い」 美紗子は風の冷たさに声を漏らす。 透が車から降りてきて美紗子の腰を抱き寄せる。美紗子は身を透へ
レクサスは西湘バイパスから熱海ビーチラインを走っている。車の窓外には太平洋の海原が望まれ、海岸は波の飛沫をあげる岩礁が続いている。 その風光明美な海の景色をものともせずに海岸道路を走るレクサスの中では美紗子の伸び伸びした脚が開かれて、時折、震えたりし
「浮き輪が必要なのわかりました」 美紗子はそう言い、透の腕を胸に抱えた。 車がパーキングの駐車場に止まるまで美紗子は透の比喩の意味についていろいろと考えた。そのなかで透の心境に近いのは淫語を口にすることで二人の距離を突き放しておきたいという理由に落ち着
車の魅力はなんといっても密室が確保できる移動手段だ。窓の景色を楽しみながら性的な遊びも満足させることができる。 秋の旅行のときの透との楽しい日々を美紗子に想い出させる。車での秘事と宿での歓び。絶頂を経験したのも秋の旅行だった。美紗子は想い出すと今でも
美紗子はパールショーツを穿いてから体を透から放すことができなくなった。 肉棒でピストンされなくても歩くことで真珠の数珠が微妙に動いてクリトリスや小陰唇を刺激する。だから脚が萎えても抱き付くことができる支えが必要だった。「ぁぁ…」 美紗子は自宅を出て駐車
女が男に脱がされるのは宿命と割り切れる。が、自らがスカートの裾を上げて女の部分を見せるのは恥ずかしい。それも特にというおまけがつく。たとえ肉体関係のある男に対しても。 もっとも美紗子には羞恥を性的な興奮へと導く体質が備わっているから救われるが、反面、
美紗子はショーツの袋を透から奪い取ってテーブルの下に置き、「店員から買わされたの。返品するから」と、顔を赤く染めてキッチンへと逃げた。 そして冷蔵庫からレモン杯をだしてコップに注いで一口飲んだ。 …包装紙が緩んでいたから中身を見られたかもしれない。
透の偉大さは、「一晩一回」と断ってから勃起の全貌を水面から聳えさせることができるからだ。 射精しても勃起が即座に回復する透の若さは年上の美紗子には絶対的な強さになる。ましてや、その強さを操ることができる忍耐力は憎しみになる。 美紗子は翌朝、久々に爽
美紗子の絶頂を透はスマホで録画することにした。 透は美紗子が逝ったとき射精して放れ、スマホを手に取ると録画モードにしてテーブルに置いた。 美紗子はテーブルの上で肢体を海老ぞりにして嗚咽を漏らしながら痙攣している。 腹部の痙攣が強く、透の目にもはっきり
肉茎の摩擦にたいする反応が増幅されていた。膣の感受性がいっそう過敏になっていて快感が上書きされていくのが美紗子にははっきりとわかった。 例えばピストンの百回目と百一回目では膣から全身へと伝わる快感波の大きさの違いがわかるほどだ。 だから美紗子は肉茎
膣口に触れる美紗子の陰核が奇形なのか。けっしてそうではない。 陰核は膣口を囲む左右の小陰唇の頂点に君臨するもので、美形といわれる外性器の陰核の位置は膣口に近いものだ。子孫繁栄のために男の目に良く映るように挿入の近い位置に造られている。そして昂奮すれば
指で執拗に弄られて、肉棒で奥深くまで挿入されてのピストン摩擦。それからこんどは舌で舐められて息を吹きかけられながら女のお汁を吸われる舌の技。クリスマス・イブの美紗子は透の愛撫に極限まで興奮していた。 粘膜は痛々しいほどに充血して捲れ上がり、膣口からは
美紗子の妄想は透の勃起した巨茎が挿入されると現実になった。 透の巨茎が子宮を突き上げると美紗子の女体にスイッチが入り全身が燃えるような快感に包まれた。「ああン!」と美紗子は悲鳴を上げ、テーブルに肢体を仰け反らせた。 乳房は海老ぞりになった肢体の鎖骨で
美紗子は腰の震えがいたたまれなくて透の首にしがみ付いて泣いた。 女の快感スポット、つまりGスポットを透が集中して責めてくるからで、湧き上がる快感に美紗子は崩れないようにしがみ付いた。 女にどうしてこんなに強い快感が備わっているのか、いまの美紗子は歓ぶ
美紗子は膣を透の指に預けていたら、突然、腰の奥で怖いほどの気持ち良さが湧き上がって、「ああ…いやぁぁ!」と、声を上げた。 透も指に異様な圧力を覚えて、指を膣口まで抜き上げた。その瞬間、白っぽい水が迸った。 尿道口から噴くのは透明なさらさらした液体だ
…女の象徴を晒して食事の世話か。 なんて可愛い坊やなんだろうと美紗子は微笑むと、透のグラスにワインを注いでいく。 その美紗子を透は右腕で抱き寄せて、「グラスから溢したら罰を追加するからな」と、脅かしてくる。「はい」 美紗子は返事をする。 すると透
美紗子のピクピクンは腰の内転筋である恥骨筋が関与している。その恥骨筋が透の愛撫に過敏に反応してしまう。 美紗子は恥ずかしいから意識してピクピクンを抑えようとするが、それは虚しい抵抗で、セックスを断たれた日が長ければ長いほど過敏に反応する。まるで愛撫の
美紗子は二人の肉の関係が遊び心に充ちているのを知っていながら、透の迫真な態度から本気にならざるを得ない。 美紗子は岩下透に命じられたように両手を後頭部に置いて椅子から立ち上った。ブラのカップから外された乳肉が静かな波を打って突き出す。「良く震えるス
美紗子は買った岩下透に要求する事柄を整理してみた。 女が男を買うということは、男の権利と自由を定められた期間に限って拘束し、女の意に従わせることである。その意とは…。 美紗子は意の具体的な事項を整理してみた。ひとつは抱いてもらうことだが、そんなこと
美紗子はセーターの中に手を入れて、ブラから飛び出している乳房をカップに納めるとキッチンに行った。 …ヘンタイ。 美紗子は呟いてから、ガス台の抽斗からナイフとフォークを持ってリビングに戻った。 ナイフとフォークをテーブルに置いて美紗子も椅子に腰掛けた
美紗子の胸が透の緊張を解した。「また大きくなった?」 透は美紗子の胸を見つめて訊いた。「…そうみたい」 美紗子は興味なさそうに返して、テーブルをナプキンで拭いたり、椅子の位置を直したりして透が体に触れてくるのを待ったが、何も起こらなかったのでキッチンに
美紗子は帰宅すると、すぐにシャワーを浴びた。パールショーツの真珠がタクシーに乗っても脳裏から消えないでいた。 秋のセックス旅行で絶頂を経験してから美紗子の性感が過敏になっていて、少しの刺激でも濡れてくる。濡れるだけではなく乳房の乳輪から先までがツンと
冬のデパートは過剰な暖房で息苦しくなるのに、ここ数年は節電のために暖房のレベルを下げているのか快い暖かさになっている。 美紗子は一階からエスカレーターで上がっていく。 四階で降りると売場の華やかな照明と装飾に美紗子の気分も買い気に染まっていく。
秋の旅行の後、滝川美紗子の卒論ゼミは追い込みに入った。 四月から始めた『基軸通貨ドルと元の攻防』の講義を先週までに終えて、今週は『新経済と通貨の冒険』に軽く触れるつもりだった。今日がその初日だった。 美紗子は持ち時間九十分の前半で中国の『デジタル
男は望遠鏡を構えて待っていた。『…あいつは女の体位を変えて必ず戻ってくる』と、こちら側の性癖を読んでいるかのようだった。 …敵はさるもの引っ掻くもの。 透は脳裏で呟いて男のいるビルの窓を見た。 窓のカーテンが以前よりも開かれていた。そして男はズボンを脱
透の脳裏にふたたび邪悪な思いが芽生えていた。 …満開の花を見せたい。 透は美紗子の陰唇を咥えて、これまでにはない興奮して肥大した感触に、あの望遠鏡の覗き見の男にも見せつけてやりたいとの思いに駆られていた。 恋人の美貌を自慢したいと街に連
『抱きたい女』のことは美紗子も知っていて、毎年、投票結果の発表後の数日間はテレビ局のスタッフの視線が気になって仕事ができなかった。 所謂、抱きたい女とはセックスアピールのある美人のことだが、美紗子の場合は美人顔もそうだが、三十代後半の女の欲求が裾丈の短
「どこで見るか」 透は美紗子のお尻を抱えるようにしてテーブルの椅子から立った。 それで体重が結合部に載って子宮を突き上げたのか、美紗子が泣きだして透の首にしがみ付いた。その美紗子の声は切なさが極まっていて母親に折檻された女の子のように甲高い。 透は鼓膜
…女の本能的な快感。 美紗子は自身の子宮が後屈だとは知らず、透の大きな陰茎で一時でも子宮が矯正された腰奥の感覚をそのように表現した。 そこにセックスでの快感物質のエストロゲンが分泌されるから気持ち良さは女の至福だった。 美紗子は啼いていた。「気持
背の高い男の陰茎が大きいとは限らない。遺伝と個性も影響する。 岩下透の陰茎が大きいのは身長の高さもあるが遺伝もある。幼児の時、電柱に向けられた酔った父親の陰茎が灯に照らされて巨大な赤銅色に光っていた記憶がいまでも透の瞼に残っている。 女の性器も個性に富
…淫らな言葉も交わせる歓び。 美紗子は脳裏で微笑む。 「ご飯の仕度ができないから。舐めさせない。オマンコだめぇ」 美紗子はあえて淫語を口にして、秘めた歓びに腰をピクンと跳ねさせた。 美紗子の腰が跳ねるのは女汁が流れだすときの生理現象で、陰唇に這わせて
…透くんのペースに巻き込まれないでよかった。美紗子は寝室のクローゼットの前でほっとしていた。女の欲求に負けて体液を流しても、逝ったときのような安らかな余韻はなく不満と後悔だけが残る。 一度でも絶頂まで昇って至福を経験すると女はセックスに対して贅沢にな
秋の連休を利用した二泊三日のレンタカーでの旅行は事故もなく終盤を迎え、美紗子の自宅マンションの駐車場に到着した。 美紗子は車の中で透を見つめて、「安全運転、お疲れさまでした」と、几帳面に頭を下げた。 透はその美紗子に、「これで俺の運転手の役目は
岩下透の態度は美紗子にとって意外だった。 地下駐車場に止めた車から透が下りるなり美紗子の腰を抱き寄せたのだ。美紗子は透の意外性に思わず、「ぁ!」と声を漏らした。 透は渋い顔をして美紗子を見、「そんなに驚くなよ。ここまでくれば居眠り運転の心配は
透が乳房から手を放したのは浦和のインター付近だった。それまで那須から延々と美紗子の乳房に執着していたことになる。砲弾型に突き出したFカップの巨乳はあまりにも揉み心地に優れていて愛撫の手が放れなかった。 もっとも美紗子も透の手を胸の前で掴んだまま愛撫
東北道上り車線の那須インター付近を走っているとき、これまで運転に集中していた透が口を開いた。 「…あのとき、瞬間に美紗子先生のだと思った」 透は那須高原の研修先で拾った美紗子のショーツを思い出した。必要最小限の小さな布のショーツは講義でタイトスカ
透の運転するレクサスは盛岡を出てから走り続け、昼頃になってようやく仙台まで来た。透の安全運転は正確無比で、助手席で美紗子が美脚の付け根まで見せているのに触れてくることもなく、一心にレクサスを運転している。 美紗子は透の集中力に驚き、呆れて嫉妬して
二人は車に戻った。 美紗子は助手席に座ると、買ってきたお弁当とサンドイッチを開いた。運転手席の透はカップの珈琲を二つ、コンソールボックスに置いた。 「野菜サンドだけでいいから。残りのサンドとお弁当は食べて」 美紗子はそう言って膝に置いたサンドイッ
透の偽りの理性力に美紗子は不安になった。 これまで透との付き合いに美紗子が余裕を持っていたのは男の若い故の欲求の強さだった。だから年齢が離れた三十代後半のおばさんでも体を求められると安堵していた。それが安全運転のために朝のセックスを断られると俄かに
美紗子の絶頂は透を有頂天にさせた。なぜならば美紗子が可哀想なほど長い時間、痙攣を繰り返し、弛緩して小水まで漏らし、男の征服欲を満足させたからだ。 その美紗子は透にシャワーで体液を流してもらいベッドで女体を預けている。 透は絶頂の余韻でいまだに
いつも美紗子は奥まで入れてと泣くのに、こんどは入れないでと泣いている。 その理由を透はわかっていた。逝ったときの絶頂感が怖くなったのだ。いまでもあの時の美紗子の姿が瞼の裏に浮かぶ。 美紗子が言葉にならない声を上げて下肢から顔の頬まで痙攣した後、
女を背後から挿入したときはピストン運動するだけで膣の前庭上部を摩擦することになる。 だから男が腰を女の背筋に添って這わせるようにすればGスポットに強い摩擦を与えることができる。透もそのようにした。 案の定、美紗子の上げる声がうわずった。「ぁぁ…そこ…
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晴天の霹靂だった。欲求の我慢を強いられるのを覚悟していた美紗子にとっては、目前に眩しい光を照射されたような衝撃だった。「この真っ昼間に!」 美紗子は声を上げて透を見つめた。「いやなら…いいけど」 透はどうでもいいような顔と口調で返してきた。 この
女の局部の写真を机に飾って卒業論文が書けるわけがない。世界の常識をバカにするのもいい加減にしろ! 実際、透は執筆に悪戦苦闘した。数行の文章を書いただけで脳裏に美紗子の粘膜がチラリと浮かんでくるのだ。そういうとき透は部屋から出てリビングを歩き回るが
翌日、透は卒論を書き上げることになった洋間を好みのカレンダーや壁紙で飾っていった。 壁にはカレンダーや北斎の絵をプリントアウトして飾り、机の上には透明なアクリルフレームの中に美紗子の美乳を誇っている下着姿を納め、極めつけとしてセックスで晒した美紗子の
美紗子はデパートの喫茶室を出てから婦人洋品に寄り、ストッキングを十足も買ってから透に帰宅を促した。 デパートから外に出ると陽は落ちていて街路には照明灯が輝いている。「どこかで食べてから帰らない」 美紗子が大きな買い物袋を手にぶら下げて聞いてくる。
ガーター・ストッキングのコーナーでは全身のマネキンが品物を身に着けている。 流行なのかガーターとショーツが一体になってストッキングをベルトで繋いでいる。そのショーツはどれも陰核から肛門までを最少のショーツで隠している。そして容易に指の一本で退けられる
美紗子は店員からカードと買い物袋を受け取るとエレベーターで四階に行った。ランジェリーショップに居ると体が疼いて、美紗子は透の腕に腕を絡めて胸の突き出しを押し付けている。透も美紗子の仕草に気づいてエレベーターを降りたところで、「ブスが着ても滑稽だが。美
喫茶コーナーで休憩した後、美紗子は透を連れてランジェリーショップに行った。 買い物の本丸はペアルックよりもランジェリーの購入だった。下着にうるさいヘンタイ男に二度と文句を言わせないためだ。「カップルの人もいるから、透くんもいっしょにきてね」 美紗
買い物は横浜よりも一流の洋品店が揃っている銀座になった。 年末の道路は渋滞が激しく車は低速運転を余儀なくされた。が、カーナビを屈指した透の迂回路の利用で思っていたよりも速く銀座の地下駐車場に着いた。「透くんは何でも優秀なのね」 美紗子は優秀な運転手
二人は昼食を済ませて買い物にマンションを出た。陽気がいいので美紗子はニットのボティコンに軽いスプリングコートを羽織っている。 透が駐車場の方を見てから美紗子に聞いてきた。「レクサスは今日が最終日か」と。 透は旅行に行くときに美紗子から三日のレンタルと
透は切ない声を漏らしながら萎えていく美紗子を抱き支えた。ワンピースの裾を腰までずり上げて萎えている美紗子の内腿は膣汁でびしょびしょに濡れて光っている。 それでも透は美紗子の腰から腕を放さないで恥部への愛撫を続ける。ショーツが膣汁を吸いこんで女の形を丸
透が朝食を食べながら喋りだしたので、美紗子もテーブルの椅子に腰掛けてサラダを食べながら耳を傾ける。「…だから美紗子先生の綺麗なマンコを大切にしたい」 透は話を飛躍させて、そんな恥ずかしいことを口にした。 美紗子は顔を赤くして透を見つめてから、「あり
ペアの服を断れなかった透はストレスを覚えた。そのストレスが美紗子をいじめる。テーブルに食事を並べて椅子に腰掛けた美紗子を、「家ではブラをするなと言ったよな」と。 美紗子は素直に謝ってから、「お洋服に擦れるの…」と小さな声で言い訳をする。 透もイジメ
翌朝、美紗子は目を覚ますと透の寝顔をしばらく見つめてからベッドを出た。そして着替えて朝食の支度のためにキッチンへと行った。 透が起きてきたのは朝食のメニューがテーブルに並んだときで、そのタイミングの良さに、「見ていたの?」と美紗子は思わず振り向いて尋
透はシャワーで美紗子の全身を撫でてから下腹部に手を置いた。脱毛された恥丘には産毛が生えて皮膚の白い肌を透かせている。「ぁ…」 不意に美紗子が小声を漏らして腰を捩らせた。透の恥丘に置いた手の指先が陰核の肉芽に触れていた。 透が見ると陰核がまだピンク色に
美紗子がセックスで逝くとグニャリとなる。 透はテーブルの上に盛られているグニャリとした肉を抱えあげてバスルームまで運んだ。お湯の元栓を捻り、タイルの床にマットレスを敷いて美紗子という名の肉の流れを横たえた。そして足首の帯を解いて脚を伸ばした。 …俺の肉
透は巨茎を挿入したまま上半身を女体から離した。 テーブルでV字に開脚された美紗子の痴態は肉の緩やかな山になっている。巨乳も柔らかな裾を描いて乳輪から先を尖らせている。 このような女の痴態はどのような価値観で見ても男の肉の玩具でしか思えない。肉茎を挿し抜
美紗子は脚を伸ばすことも閉じることもできない。いわゆるマングリ返しの痴態の恥ずかしさに美紗子はとうとう啜り泣きだした。 一方で透は我ながらよくぞ考えたとばかり自賛して美紗子を眺める。テーブルの上でV字に開脚され、背中を通したバスローブの紐で両足首を縛られ
透は美紗子の尻肉の真ん中に粘膜の花を咲かせると全裸になった。 股間に聳えた肉茎はいつになく強張っている。これが美紗子の器にぴったりと嵌まりこむのだ。 実際、美紗子は透の巨茎を膣の最奥まで打ち込まれると底知れない気持ち良さで目尻に涙まで滲ませる。美
美紗子の痙攣。内腿の引きつりと恥部のピクピクがセックスの感度が磨かれるたびに強くなっている。 その美紗子を透は歓迎する。鷲掴まれている頭髪の痛さを我慢して美紗子に次のように返す。「美紗子先生、抑えなくていいよ。気持ち良かったら泣いて、痙攣して、お汁を
鶏冠のような肉ビラが大陰唇にぴったりと寄り添っている。 この女の恥部の光景は男を幸福にする。男を迎えるためにこんなに興奮して肉の花を咲かせているからだ。 透は舐めるための最高の位置へとテーブルの椅子を動かし、腰掛けた。そして美紗子のお尻を撫で、女の
美紗子が承諾するなら仲居との行為は積極性を帯びてくる。 透は勃起を仕舞ってから床の間の椅子から下りると仲居を抱き上げた。仲居はそれが゛嬉しいのか抱き上げられると透の首に腕を回してきた。「仕事中に大丈夫か」 透が呟くと、「いつ辞めてもいいの」と、仲居
透は仲居の恥部に手を置いた。そして撫でた。 愛しむように。 執拗に…。 美紗子が脳裏で透をヘンタイと呼び捨てにするように、彼は性行為に対して特別な感情がある。 欲望に任せて女を抱くのではなく、一歩、退いて女を焦らして弄んでから挿入するのだ。だから
透は不思議な思いだった。 いずれ美紗子から暴力に対する償いが、このような形で提案されるのではないかと気がしていたからだ。だから透は驚くことなく、その行為に向けて身体を動かした。 透は仲居の腕を掴んで引いた。そんなに強く引いたわけでもないのに仲居の体が
仲居が部屋に来ることを透が予想しなかったとは言い切れなかった。 だから部屋のドアがノックされたとき透は驚かなかったし、美紗子とのセックスを仲居にスマホに録画させたときのことを思いだしたほどだ。 あのとき仲居は美紗子のあまりの淫らな姿に興奮して泣きだ
「欲しいなら自分で入れな」 透は勃起した肉茎を美紗子に見せつける。 美紗子は椅子に腰掛けている透の巨大な勃起を見つめる。 美紗子の性交の相手は透で三人目だ。三十八才でそれが少ないのか多いのかわからないが、テレビ局のお偉方と比べて格段に大きく、膣に挿
セックスにおいて女は恥ずかしい格好を強いられる。 そのすべてが恥辱の体位で大きな肉の棒を体の中心に打ち込まれてキャンキャンと泣かされる。さらには粘液を流し、お潮という淫水を噴き上げて体を痙攣させる。そういう痴態をセックスで晒すのは女の宿命で絶対に逃
美紗子が貞淑と欲求で苦しむなら透は自尊心と欲望だった。 卒業式で学部の総代として表彰されるのが決まっている男子としては、いくら准教授の魅惑的な乳房といえども被りつくのは自尊心が許さない。 その一方で美紗子も貞淑を踏みにじってくる男子の自尊心をめちゃ
二人が部屋に戻ると時刻は夜の九時前だった。夕食後の散歩と喧嘩、そして仲直りが意外なほど短時間で終わったからだ。 でも、さすがに喧嘩の余韻は残っていて二人は部屋に戻っても抱き合うことはなく、ベッドルームを通り過ぎて窓辺に行った。 透は床の間の椅子に腰
透はホテルの玄関先までくると美紗子を下ろした。美紗子も乳房を納めて浴衣の襟を直し、ショーツも穿きなおした。 その美紗子に透は釘を刺した。「いまから帰宅するまで暴力の罰として美紗子先生の人権を剥奪します。いいですね」と。 美紗子も潔く、「はい」と返事
暴力を振るった張本人の美紗子が泣いている。暴力の罪を泣くことで誤魔化して自然消滅させてしまう女の狡い防衛本能だ。 一方、顔を叩かれた透は瞑った瞼から涙を滲ませながらも一旦、抱き寄せた美紗子の腰から腕を放すことはしなかった。これまで口癖のように綺麗、
二人を乗せたエレベーターは家族連れを乗せて一階の玄関ラウンジへと下りていく。 透は美紗子を背後から抱き、勃起した巨茎を臀部の谷間に押し付けて彼女の項に囁いた。「お尻を突き出せよ」と。 美紗子は声を押し殺し、「人目があるから」と拒んだ。 透は薄く笑
二人が夕食を終えたのは宿泊客の中で最も遅かった。夕食会場に着いたのが遅いのもあるが、透の電光石火のキスに美紗子がパニックを起こしたからだ。 仲居や宿泊客の目がある中での透の不意打ちのキス。その驚きと羞恥に性感の神経がショートして長い時間、腰の痙攣が鎮