2022年、8月3日。06時50分。 ファミリーマートの自動ドアを出た途端に襲いかかる熱波。吹き出る汗。真夏の歌舞伎町は朝から暑かった。 東横の凄惨な景色を眺めながら角ハイのプルタブを捻る。 皆が皆、思い思いの格好で寝ている。こんなことができるのはある意味日本の治安の良さでもある。どんだけ酒飲むんだよ。 落ちていた紙からは実家への熱い想いを感じとれる。 とまぁなんでこんなところでフラフラしているのかというと、今回旅をするにあたって8月3日から1週間ほど仕事の休みを取ったのだが、仕事終わった直後から飲みだしてしまい、新橋で記憶を飛ばし、気がつくと早朝の新宿歌舞伎町にタイムスリップしていたのだ。つ…