論語漫歩838 『星の王子さま』 「大人と子供」72 「こんにちは」
我々は、第21章冒頭で、三つのことに、気付いた。。 第一は、王子さまとキツネの登場の仕方である。二人とも、「声」で登場する。王子さまは、第2章冒頭で、キツネ…
論語漫歩837 『星の王子さま』 「大人と子供」71 「太初に言あり」
今我々は、第21章冒頭部分を読解中である。我々はそこで、三つのことに気付いた。第一は、キツネが、王子さまの時と同じように、「声」で登場することである。第二は…
論語漫歩836 『星の王子さま』 「大人と子供」70 「小さな声」
前回我々は、第21章冒頭の、「声」で登場するキツネの、その「声」についての考察を始めた。 その時まで、「人生とは何か」が分からなくって、「ひとりぽっち」で生…
論語漫歩835 『星の王子さま』 「大人と子供」69 「光あれ!」
前回我々は、王子さまが、刃(やいば)をつきたてたような、高い岩山に登り、人の言うことを、ただオーム返しするだけの、奇妙な「こだま」を体験し、コミュニケーショ…
論語漫歩834 『星の王子さま』 「大人と子供」68 「こだま」
前回我々は、第21章で、王子さまが、「友だち」をさがしに、地球に来たのを知った。しかし、このことは、すでに第19章に表明されていたのである。早速引用してみよ…
論語漫歩833 『星の王子さま』 「大人と子供」67 「友を求めて」
我々は今、『星の王子さま』第21章の「アプリヴワゼ」(馴らす・飼いならす)について考察中である。 一体、「子供」というものは、自分の要求が通るまで、何度でも…
論語漫歩832 『星の王子さま』 「大人と子供」66 「第三のアイロニー」
前回我々は、「アプリヴワゼ・馴らす」が、『星の王子さま』のみならず、サン・テグジュペリの全人格を解くキーであるという、彼の母の証言を、論語漫歩546「馴らす…
論語漫歩831 『星の王子さま』 「大人と子供」65 「馴らす」(ならす)2
前回ついに、『星の王子さま』読解のキー・ワード「アプリヴワゼ」(馴らす・飼いならす・馴染ませる・なつく)が登場した。 『星の王子さま』の中で、二番目に長い、…
論語漫歩830 『星の王子さま』 「大人と子供」64 「アプリヴワゼの登場」
前回我々は、『星の王子さま』で「重要な役割」を演じる「キツネ」の登場を見た。『星の王子さま』で二番目に長い第21章においてである。 それまで、「楽園」・「子…
論語漫歩829 『星の王子さま』 「大人と子供」63 「キツネ登場」
前々回、我々は、地球に来てすぐ、王子さまが、「大人」の国・地球の「数と量」に圧倒されて、絶望し、草の上につっぷして泣くのを見た。 王子さまが「数・量」の洪…
論語漫歩828 『星の王子さま』 「子供と大人」62 「自意識過剰」
前回我々は、絶望して、草の上につっぷして泣く王子さまを見た。今回も、引き続き、第20章の考察である。 遠くに残してきた花は、じぶんのような花は、世界のどこ…
論語漫歩827 『星の王子さま』 「大人と子供」61 「王子さまの危機」
我々は今、『星の王子さま』第25章の読解中である。王子さまは言う、 「きみの住んでるところの人たちったら、同じ一つの庭で、バラの花を五千も作ってるけど…
論語漫歩826 『星の王子さま』 「大人と子供」60 「大人は数字が好き」
我々は今、『星の王子さま』第25章の「だけど、さがしてるものは、たった一つのバラの花のなかにだって、すこしの水にだって、あるんだがなあ、、、、」を読解中であ…
論語漫歩825 『星の王子さま』 「大人と子供」59 「華佗」3
前回我々は、華佗の治療のケースをいくつか見た。今回は、彼が三国時代の英雄曹操の侍医であったが、その意に逆らったために殺される話である。その時、恐らく世界初の…
論語漫歩824 『星の王子さま』 「大人と子供」58 「華佗」2
前回は、今から1800年近くも前、三国時代に全身麻酔を完成した、華佗の医術概論を見た。今回から、その具体例について、二、三見ていくことにしよう。『正史三国志…
論語漫歩823 『星の王子さま』 「大人と子供」57 「華佗」1
前回我々は、ノーベル賞授賞の始まる、100年も前に、すでに世界初の全身麻酔を完成した紀州和歌山の医者華岡青洲について見た。 実は、彼は、1800年近くも前、…
論語漫歩822 『星の王子さま』 「大人と子供」56 「まぼろしのノーベル賞!」2
前回我々は、衝撃の事実を知った。本当は、日本最初のノーベル賞受賞者は湯川秀樹博士ではなかった。彼より20年も前に受賞者が存在していたのである。 残念なことに…
論語漫歩821 『星の王子さま』 「大人と子供」55 「まぼろしのノーベル賞!」1
前回我々は、2018年度ノーベル賞受賞者本庶佑(ほんじょたすく)氏の「多くの人が石ころだと思って見向きもしないものを拾い、10年、20年かけて磨き上げ、ダイ…
論語漫歩820 『星の王子さま』 「大人と子供」54 「磨けば 玉!」
前回我々は、清兵衛が「磨き上げた瓢箪」が、600円で売れたのを見た。その金額は、実に、彼の「宝」の瓢箪を、まるで「汚れた物ででもあるかのように」、彼から取り…
論語漫歩819 『星の王子さま』 「大人と子供」53 「清兵衛と瓢箪」7
前回我々は、飛行士の「絵かき」になる夢を無惨に打ち砕いた、「神の国」・「美の国」を知らぬ「大人」たちと同じ「大人」たちに出会した。一人は、ガチガチに「武士道…
論語漫歩818 『星の王子さま』 「大人と子供」52 「清兵衛と瓢箪」6
前回、清兵衛は裏通りの仕舞屋(しもたや)で、ごく普通の形ではあったが、 「ふるいつきたいほどいい」瓢箪を見つけた。それは、彼にとって、「一輪の花」・「…
論語漫歩817 『星の王子さま』 「大人と子供」51 「清兵衛と瓢箪」5
前回我々は、大きいもの、長いもの、評判の高いもの、奇抜なものをありがたがる「大人たち」を見た。それは、「一輪の花」・「ちょっとの水」に、価値を見出す、王子さ…
「ブログリーダー」を活用して、井藤マサカツさんをフォローしませんか?
指定した記事をブログ村の中で非表示にしたり、削除したりできます。非表示の場合は、再度表示に戻せます。
画像が取得されていないときは、ブログ側にOGP(メタタグ)の設置が必要になる場合があります。