前回我々は、空海が「夢のお告げ」によって、密教の最高経典 『大日経』を発見! するのを見た。 今回は、その発見が、「日本」の、そして「東洋」の思想史に…
前回我々は、「夢のお告げ」で、イエス一家がヘロデ王の迫害を避けてエジプトに移住し、同じく、「夢のお告げ」で、ヘロデ王の死を知り、ナザレに帰還するのを見た。 …
以前我々は、聖書マタイ伝第一章で、「受胎告知の夢」を見た。今回は、マタイ伝第二章の「三つの夢」についてである。 先ず第一は、第十三節の「夢」である。 …
前回我々は、『三教指帰』の一瞥を終わった。今回は、儒・仏の優劣について一考してみよう。空海は言う、儒教、道教、仏教の順に高度になる、と。しかし、仁斎は、論語を…
前回我々は、『三教指帰』(さんごうしいき)「巻の中」を見た。そこには「道教」が説かれていた。 今回は、「巻の下」である。仮名乞児(かめいこつじ)によって、「…
前回我々は、『三教指帰』「巻の上」で、儒学者亀毛先生(空海の叔父・阿刀大足)が、万巻の書を駆使するのを見た。 今回は、「巻の中」である。「道教」の士、「虚亡…
前回我々は、『三教指帰』(さんごうしいき)「序」を見た。今回から、本文に入ることにしよう。先ずは、「巻の上」から。 亀毛先生が、たまたま休暇の日に、兎…
前回我々は、『三教指帰』「序」について見た。万物の「性情」は、様々であり、それに従って、「聖人の教え」も、三通りある、と。 孔子の教え (儒教) …
論語漫歩726 『星の王子さま』 「好むことをやれば すらすら運ぶ」
前回我々は、ついに、空海の「儒教との決別」を見た。しかし、空海は、「儒教」を否定したのではない。彼は『論語』子罕篇第六章を引用して 「孔子は天の許した…
前回我々は、『空海の風景』によって、「明星 来影ス」の奇蹟体験が、空海にどれほど深甚な影響を与えたかを見た。『空海の風景』P70は言う。 「明星来影体験…
前回我々は、「明星 来影ス」について、『御遺告』(ごゆいごう)から引用した。今回は、同じく「明星 来影ス」について、『空海の風景』(司馬遼太郎 文芸春秋社 P…
我々は前に、『三教指帰』(さんごうしいき)「序」の 「明星 来影ス」 の説明を保留した。今回は、いよいよそれについてである。『弘法大師空海全集第八巻』「…
前回我々は、陶淵明の有名な詩「飲酒」を見た。今一度、後半のみを引用しよう。 菊を采(と)る 東籬(とうり・まがき)の下(もと) 悠然として 南山を…
前回我々は、ついに、空海生涯の分岐点 「明星 来影ス」に辿り着いた。これについては、いずれ触れることにする。今回は、ちょっと休憩して、『三教指帰』「序」の…
前回我々は、ついに空海が 「超人への道 求聞持法」 に出会したのを見た。 今回は、この「求聞持法」(ぐもんじほう)について。少年空海は、この「求聞持法」…
我々はこれまで、空海が五、六歳の時、いつも八葉の蓮華の中に坐って仏たちと語り合う夢を見ていたこと、そして、十二歳の時、両親から、インドから「聖なる僧」がや…
前回我々は、キリストも空海も、その「受胎告知」は、「夢」によってなされたのを見た。今回も、「夢」についてであり、大学中退の原因の第二段階である。同じく、『御…
前回我々は、洋々たる未来、約束された出世コースを捨てて、大学を中退する空海を見た。今回から、空海が大学を中退した原因を、幾段階かに分けて、探っていくことにし…
前回我々は、24歳の若き空海が、何万ページという、経書・諸子百家・歴史書・仏典をことごとく理解し、そらんじていたという、信じ難い事実を見た。 ところで、洋々…
前回我々は、24歳の若き空海が、あの浩瀚な『礼記』と『論語』の中から、それぞれ2字ずつ、「伏膺」(ふくよう)と「鑽仰」(さんぎょう)を抜き出し、『三教指帰』…
論語漫歩714 『星の王子さま』 「これを仰げば いよいよ高く」
前回我々は、『三教指帰』(さんごうしいき)「序文」中の「伏膺」(服膺)(ふくよう)の読解を終わることが出来た。今回は、同じ「序文」中の「鑽仰」(さんぎょう)…
前回我々は、やっと『中庸』章句第八章の読解を終わることが出来た。我々は、『論語漫歩』682「空海の生い立ち」を追って、「伏膺」(服膺・ふくよう)という『中庸…
「ブログリーダー」を活用して、井藤マサカツさんをフォローしませんか?
指定した記事をブログ村の中で非表示にしたり、削除したりできます。非表示の場合は、再度表示に戻せます。
画像が取得されていないときは、ブログ側にOGP(メタタグ)の設置が必要になる場合があります。