セバスチャン・サルガドへの追悼
私が最も尊敬する写真家セバスチャン・サルガドが、5月23日、亡くなりました。1944年生まれ、81歳。ブラジルに生まれ、世界を彷徨したサルガドという写真家は、その生涯をかけ、人々の苦難に向き合い続けたといって良いと思います。 一人の偉大な写真家の死に際して、追悼を記しておきたい。 サルガドへの追悼 私の持っている写真集の中でも、最も大きく重厚な写真集がこのサルガド著「GENESIS」です。人を撮り続けた写真家が、その目を地球そのものへと向けた壮大なシリーズがまとめられています。 訃報に際し、久しぶりに、引っ張り出して、じっくり眺めました。彼の眼で捉えられた地球は本当に美しい。風景だけでなく、人…
2025/05/28 05:25