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  • 『オタクコンテンツはなぜ失速してしまったのか』について

    noteに投稿しました。https://note.com/sabumon34/n/n159acb5feb13

  • ChooseTV緊急生配信!検察庁法改正案なにが問題? 一部書き起こし

    昨日、YouTubeライブで放送された、「ChooseTV緊急生配信!検察庁法改正案なにが問題?」の解説部分をメインに一部書き起こしました。youtu.be 出演:亀石倫子、上西充子 議員:大串博志、山添拓、小川淳也 弁護士・亀石倫子さん 政権に近いと言われている黒川検事長の定年を延長する閣議決定をした。これは、検察庁法に違反するもので、その違法状態を後付で正当化するために法律を変えようとしている。検察は行政権に属しているから三権分立の問題ではないという意見を見かけた。確かに行政権に属しているが、強大な捜査権力を持ち、起訴するかどうか判断をする特別な権限を持っているので、時には行政機関に対して…

  • Amazonプライム見放題終了作品 必見東映劇場アニメ5本紹介

    noteに記事を書きました。https://note.com/sabumon34/n/n766409974e3f

  • ufotableと『星合の空』から考えるアニメの多様性の現在

    片渕須直監督のインタビュー記事に絡めて、個人的にアニメ業界に多様性がなくなってきていると感じる象徴的な事象について書きます。ufotableといえば、今や『鬼滅の刃』の爆発的ヒットで、京アニと肩を並べるような知名度を持ったと言えるアニメ会社でありますが、私は今のufotableは好きではありません。 過去にブログでも少し書いていますが、デビュー作の『住めば都のコスモス荘 すっとこ大戦ドッコイダー』〜『がくえんゆーとぴあ まなびストレート!』まではオリジナル作品含め、遊び心があり、サブカル度が高い作品を手がけており、その頃が一番好きでした。社長の近藤光氏は、2006年のアニメージュのインタビュー…

  • 片渕須直監督が語るアニメの将来への反応について

    朝日新聞GLOBEによる、片渕須直監督のインタビュー記事、globe.asahi.comが話題になっています。片渕監督と同じような危機感を、記事の話題に出た、韓国の富川国際アニメーション映画祭に同じく招待された山本寛監督も語っていて、そちらも参照にしてみると、より理解できるかもしれません。山本監督は常に今のアニメ業界の愚痴をyoutubeライブなどで言ったりしているのですが、取りあえず話がまとまっているものとしては、『アニメ・イズ・デッド』と、富川国際アニメーション映画祭の時の現地生放送を見ればいいと思います。アニメ・イズ・デッド ヤマライブ!#25あと、中立?的な見方として、丁度3日に放送さ…

  • 倉本聰版『この世界の片隅に』をやってる『やすらぎの刻〜道』 中途感想

    すでに同じようなことを言っている方がいるとは思いますが、倉本聰さんがやすらぎの郷を使って、倉本版『この世界の片隅に』をやっているという変なドラマですw なんかWikipediaのあらすじ説明が少し間違ってるので、簡単にあらすじを書くと、過去に菊村が書いた、お嬢とマヤが主役にしたドラマの脚本が突然没になったという話を回顧するエピソードがあって、その後、菊村が新しいやすらぎの郷の入居者の水沼六郎(ロクさん)と出会い、その人となりと昔話に感化され、没になった脚本をベースに、ロクさんをモデルにしたキャラを主役にした話を自分のために書き始め、その菊村脚本のドラマ『道』が『やすらぎの郷』の面々のエピソード…

  • ヤマカンブログ雑感 / アニメ・イズ・デッドのその後

    ヤマカンこと山本寛監督が京アニ放火事件について書いたブログが話題になっています。 https://ameblo.jp/kanku0901/entry-12497416248.html これは、その前に炎上した大阪芸術大学教授のコラムと似ている部分もありますが、「代償」というのは自省も含んでいて、主張の趣旨としては、主にネットが生む狂気、一種の過激なファン心理が暴走した事件と捉え、いわば「クレーマー」に屈するようなことがあってはならない、セキュリティ面を含めて自衛する手段を真剣に考えなければいけないというものだと僕は捉えました。犯人の動機が未だに不明瞭の中で、安易な結びつけをするのは危険ですが、…

  • 2019年夏アニメ 視聴継続作現時点での感想

    2019年7月放送開始TVアニメ視聴継続作品の現時点での感想。 『ヴィンランド・サガ』 原作に忠実で、クオリティも文句なしの出来。ただ、原作と全く同じだと、時間が惜しいので、アクションシーンだけ見ればいいかなと思ってしまう性分。 『彼方のアストラ』 細かいところを原作と変えていて、それが良い方向に働いている。 大きく変わったのは、宇宙空間に放り出され孤立したアリエスをカナタが助けて宇宙船に引き返すシーンで、原作では普通にワイヤーで宇宙船に帰るところを、ワイヤーが離れて使えないとしてドラマを生んでいる。まあ、宇宙空間でワイヤーがそんなに急に遠くに離れることはないと思うので原作の方が自然だけど展開…

  • 『さらざんまい』4話 感想

    矢逆家の母親のカズくんとはるかと二人の呼び方の違いから、おやとは思っていたんですが、二人はやはり異母兄弟なのかなと思わせる締め。 血の繋がっていない兄弟(未確定)と病気の弟(ほぼ妹)という点では『ピングドラム』を思わせる設定で、他にも謎の警官コンビのかわうそいやダンスの締めのポーズは『ウテナ』、燕太の同性愛という点では『ユリ熊嵐』と、幾原監督の過去作要素が散りばめられています。 物足りない点は、やはりバンクの多さと戦闘が単調であまり意味をなさないところ。次回から警官が欲望のレベルを上げる的なことを言っていたので、何か変化があればいいのですが。

  • 2019年春アニメ 視聴継続作3話までの感想

    今回は現段階では甲乙つけがたいところがあるのでランキング形式ではありません。 『さらざんまい』 時代に合わせているのか、幾原作品は段々ネタ度が増して話が低年齢層向け化している感じで、今回のは高松信司監督の『美男高校地球防衛部LOVE!』に近く、なんか求めている方向とは違うんですが、決闘して願いを叶えるといったところではウテナと似ている部分も。欲望(願い)といったテーゼでいえば、個人的には仮面ライダーオーズを思いだすのですが、この作品ではどう描くのか気になります。 以前はてなダイアリー時代に書いたオーズの感想はこちら。https://benitomoro33.hatenadiary.org/en…

  • 『HuGっと!プリキュア』が低評価な件

    坪田文さんがシリーズ構成ということで久々にプリキュアを視聴。坪田文さんは、ドラマ『コウノドリ』に関わっていることから、育児問題がメインテーマに描かれると思っていたのですが、前半以降その面の陰は薄れ、話題になった男の子プリキュアなどジェンダー、多様性の話にシフトしていって、少し散漫で中途半端な印象はありましたが、それも育児に関わる事であり、どれも重要な内容で意義ある良い作品だったと思います。 しかし、知る人ぞ知る、老舗の作品感想投稿サイト「作品データベース」の評価の50件中31件が不評で、最低評価の最悪が20件もあり、歴代シリーズの中でワースト2位(一位はハピネスチャージプリキュア)ということで…

  • 2019年冬アニメ 視聴継続作現時点でのランキング

    2019年1月放送開始TVアニメ視聴継続作品の現時点でのランキング。 1位『どろろ』 原作や1969年のアニメと違い、百鬼丸が身体だけではなく、目、耳、口も使えない設定になっており、その中でのどろろとのコミュニケーション描写が面白く、障害のある人の世界観がうまく表現されている。今後、機能を取り戻していくことで百鬼丸にどういう変化をもたらすのかがポイントで今後の展開に期待。 2位『モブサイコ100 II』 ホラーの本質に迫る展開が続き、前期のアクション満載で魅せるところから一段進化して演出でも魅了される贅沢さ。 3位『ブギーポップは笑わない』 原作未読。2000年のオリジナルストーリーで作られた…

  • 2018年アニメ振り返り

    劇場作品は追い切れてないものがあるので、TV、ネット放送についてのみ。 とりあえず、ベスト10といきたいところですが、不作の年だったので、ベスト5まで。 1位『DEVILMAN crybaby』 2位『ゴールデンカムイ』 3位『TO BE HEROINE』 4位『バキ』 5位『あそびあそばせ』 各所評価が高い『宇宙よりも遠い場所』は、個人的な苦手意識があるところもあり途中で脱落。 全体的な統括をすると、時代に取り残されている感がするものが多く、意欲的な作品が殆ど見られませんでした。 NETFLIX時代の幕開けじゃー!といった開幕でしたが、『DEVILMAN crybaby』以外は特段目玉作品も…

  • スタッフで見る、チェックすべき2018年夏ドラマ

    2018年7月放送開始のドラマの中でスタッフ的に良作になるだろうと予想される作品をピックアップしました。 「GIVER-復讐の贈与者-」 http://www.tv-tokyo.co.jp/giver/ 監督:小林勇貴、小路紘史、西村喜廣 脚本:継田淳、小峯裕之 主演:吉沢亮 リアルで不良の人をキャスティングして撮ったインディー映画『孤高の遠吠』で注目され、『全員死刑』で商業映画デビューした、小林勇貴監督の初TV作品。原作ものですが、どんな映像になるのか楽しみです。 「健康で文化的な最低限度の生活」 https://www.ktv.jp/kbss/index.html 演出:本橋圭太、小野浩司…

  • 『TO BE HEROINE』1~4話 感想

    中国のスタジオ絵梦(HAOLINERS)制作のオリジナルアニメで、絵梦代表である李豪凌氏が自ら監督、脚本、絵コンテまで手がけている。李氏は新海誠監督が所属するコミックス・ウェーブ・フィルム制作の新作『詩季織々』の総監督もやるなど精力的な活躍をしており、今後も注目される人物。 前作である『TO BE HERO』と共にGyaOで視聴。 選択とは自由とはなんぞやと哲学的悩みを抱え、大人になることに不安を覚える女子高生が主役で、そんな心象とリンクした異世界に突然飛ばされヒーローとして活躍する話と、幼なじみである二人の男子を中心とした過去回想がクロスする構造。 現実描写は割とシリアスな話を含む甘酸っぱい…

  • 2018年春アニメ視聴継続作ランキング

    2018年4月放送開始のアニメの中で1~2話段階で視聴継続予定の作品を好み順にランキング。 1位『メガロボクス』 「明日のジョー」連載開始50周年記念作品。 設定やセリフに明日のジョーの要素をうまく生かしており、意欲を感じる出だし。ただ、今のところ試合についてはボクシングと同様という感じで、体につけているギアを生かした闘いを観たいです。 作画面の解説として氷川竜介さんのコラムは必読。今回が初監督となる森山洋さんのインタビューも読むべし。 【Amazon.co.jp限定】 メガロボクス Blu-ray BOX 1 (特装限定版) (全巻購入特典:森山洋監督描き下ろしイラスト仕様全巻収納BOX交換…

  • 2018年冬アニメ&ドラマ ベスト10

    去年、映画雑誌の映画芸術が映画ランキングからアニメ作品を外すという騒動がありましたが、そういえばテレビ作品も別々にする必要もないなと思い至ったので一緒にランキング。アニメの方は前期からの2クール作品とNETFLIXオリジナル作を含みます。 1位「隣の家族は青く見える」 ドラマとしては少し好みと離れますが、テーマとメッセージ性が全カップル(同性愛者含む)必見の内容で、殆ど説教臭くなく、多様性のあり方や、パートナーとの向き合い方の理想的な姿を示しており、様々な配慮をしつつご都合主義さをあまり感じさせないきめ細かい中谷まゆみさんの脚本が素晴らしかったです。 隣の家族は青く見える Blu-ray BO…

  • 河森正治総監督作『重神機パンドーラ』先行配信1話 感想

    NETFLIXの先行配信で視聴。 最近の河森正治さんの作品は個人的にピンとくるものがなく、『アクエリオンEVOL』以降ちゃんと最後まで見た作品はないという感じなんで期待値は低め。 日中共同制作で舞台のモデルとなっているのが中国の重慶と、世界展開に力を入れているようです。以下、参照。 http://j.people.com.cn/n3/2018/0328/c94473-9442590.html 次世代エネルギーの暴走事故で進化フィールドというものが発生し、多くの動植物、AIまでもが特殊な進化を遂げ、生物と機械の境界線すら曖昧になり、誕生した特異進化生物が人類を脅かすという設定。ここで疑問に思うの…

  • スタッフで見る、チェックすべき2018年春ドラマ

    2018年4月放送開始のドラマの中でスタッフ的に良作になるだろうと予想される作品をピックアップしました。 「宮本から君へ」 http://www.tv-tokyo.co.jp/miyamoto_kimi/ 監督・脚本:真利子哲也 出演:池松壮亮、柄本時生、星田英利、華村あすか、新名基浩、古舘寛治 1992年に小学館漫画賞を受賞した新井英樹原作のドラマ化。監督は映画『ディストラクション・ベイビーズ』で商業映画デビューし、高い評価を受けた新鋭の監督。 定本 宮本から君へ 1 作者: 新井英樹 出版社/メーカー: 太田出版 発売日: 2009/01/17 メディア: 単行本 購入: 12人 クリック…

  • Netflixオリジナルアニメ『A.I.C.O. Incarnation』 全話視聴感想

    http://www.project-aico.com/ Netflixで9日に配信開始した『 A.I.C.O. Incarnation 』を視聴。 監督は『翠星のガルガンティア』、『正解するカド』の村田和也氏で、全話絵コンテをやっています。シリーズ構成は『コメット・ルシファー 』の野村祐一。この二人は『交響詩篇エウレカセブン』で仕事をしていて、評価の高い「バレエ・メカニック」回を担当しています。 世界観としては未来都市で、研究されていた人工生体が暴走し、マターと呼ばれる怪物化し猛威を振るう日本が舞台のバイオSFアクション。 『B:the Beginning』が20~30代向けとしたら、この作…

  • Netflixオリジナルアニメ『B:the Beginning』 全話視聴感想

    http://www.b-animation.jp/ Netflixで2日に配信開始した『B:the Beginning』を視聴。 アニメーター・キャラクターデザイナーとして活躍している中澤一登さんと、代表作として『キルミーベイベー』、『ダンまち』を監督した山川吉樹さんとの共同監督作品。中澤さんは原作も担当しており、長編シリーズものは初監督。 特殊犯罪捜査課のキースと異形に変身する能力を持つ黒羽(こくう)という少年のW主人公体制で、ジャンルとしては、クライムサスペンスとダークファンタジーが融合した謎解きしつつ話が進んでゆく展開。どちらかといえばメインはキース周りの話で、ファンタジー要素を除いて…

  • 若者自ら「やりがい搾取」に陥る構造を見事に描いた『命売ります』5話

    脚本:神田優 演出:石井満梨奈 ゲスト俳優:大谷亮平、山崎銀之丞、矢本悠馬 原作にないオリジナルな話で、ブラック企業が舞台。ブラックなIT企業で働き、衝動でビルから飛び降りるも助かった、プロジェクトリーダーの鎌田が、ブラック企業であることを世間に知らしめるため、過労死で死んでくれと羽仁男に依頼~といったあらすじ。 ブラック企業を扱ったドラマは数あり、つい最近も野木亜紀子脚本の『アンナチュラル』でも従業員が立ち上がる姿が感動的に描かれていましたが、この話は単純に搾取する経営者VS社員といった構図ではなく、社員自らが仕事を生きがいとしているが故にブラックな働き方を肯定、実践してしまい、そこからはみ…

  • 2018年冬季アニメ 視聴継続作 現段階の感想

    2018年1月放送開始のアニメの中で視聴継続する予定の作品の現在までの感想。好み順に並んでいます。 BEATLESS ディオメディア制作ということで、懸念していた全体的なクオリティの面はやはり残念な部分はあるけど、SFとして魅力的で興味深いので暫定1位。 伊藤潤二『コレクション』 アニメとして動いて声がつくと、ホラー要素よりギャグ要素が強くなってるような気がしますが、それでも面白い。 刻刻 ジェノスタジオ初のTVアニメ作品。まだ面白さがあまり見えてこない感じなのですが、水木しげる先生や伊坂幸太郎さんが評価しているようなので今後の展開に期待。 グランクレスト戦記 『ロードス島戦記』のOVAを最近…

  • AbemaTVオリジナルドラマ『#声だけ天使』 1話

    原作・脚本: 横内謙介監督: 尾形竜太 出演:亀田侑樹、佐久本宝、松本妃代、久ヶ沢徹、山口景子、仁村紗和 ほか 1話ゲスト:野沢雅子、古川登志夫、柿沼紫乃、野島健児、白石涼子、阿座上洋平、大和田仁美、亀田興毅 主役陣はオーディションで選ばれ、ほぼ無名な役者ばかりということで、メジャー俳優でない役者の活躍が増えたらいいなと思う次第で、今後の企画にも期待したいところ。 声優学校に通う主人公が、オーディションがビジュアル重視であることに怒りを覚え、クラスメイトの5人で、ボイスリクエストサービスを始め、その中で恋愛要素も絡む青春もの。 脇役も含め、キャラも過剰すぎず、自然な感じで違和感なく、個性的な人…

  • BSジャパンドラマ『命売ります』 1話

    http://www.bs-j.co.jp/inochiurimasu/smp/ 監督:金澤友也、河原瑶(4話・6話)、石井満梨奈(5話) 脚本:小山正太、大林利江子、加藤公平、神田優 出演:中村蒼、YOU、田口浩正 ほか 三島由紀夫原作で、2年前にベストセラーになった作品のドラマ化。 原作は未読。原作自体が娯楽性が高い大衆小説のようで、お色気もありの誰でも楽しめるような内容となっており、ノリとしては『特命係長 只野仁』に文学性が加わった感じのものといった印象。 OP曲が人間椅子で、それをバックに1話にもゲスト出演している田中泯がダンスするといった格好いいもので、それだけでも見る価値あり。 中…

  • 『神撃のバハムート VIRGIN SOUL』 ネタバレなし感想

    基本的には活劇エンタメなので、あまり語ることはないのですが、面白かったです。 数々のドラマを手がけた、ラブストーリーの名手である大石静さんの初アニメ脚本で、その手腕がこの作品でも発揮されており、ヒロインが禁断の恋をし、様々な壁を乗り越え向き合っていく様を壮大に描いていて、心を打たれる。アレサンドのエピソードもよく、人の愚かさ、哀れさが凝縮されていた。ただ、個人的な好みを言えば、ラブストーリーを主軸とした壮大なファンタジーとしては『交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい』には及ばなかったかなと。 不満点は、シャリオスの描き方が中途半端なところがあり、魔族を奴隷化し、迫害していた理由が不明…

  • 作り手の驕りと逃げが目立った『Re:CREATORS( レクリエイターズ )』

    まず感想を簡潔に言うと、思い入れもないキャラたちによる微妙なシナリオのスーパーロボット大戦というのが正直なところ。 特番が3話入ったのは、あおきえい監督のインタビューで語られていますが、要は公開されている広江礼威氏の原作シナリオ通りに作ったら枠が余ったので特番で埋めましたってことだと思うのですが、余裕があるなら何故もっと各々の作品内エピソードを描かないのか疑問。承認力のある人気作を説得的に描かなければならないといった課題から逃げて、雰囲気だけ人気があるように見せているとしか感じず、思い入れを持てない要因となっている。特にアルタイルのバックボーンが描かれていないことは致命的で、21話でセツナが語…

  • 『お母さん、娘をやめていいですか?』へのカウンターとしての『過保護のカホコ』

    『お母さん、娘をやめていいですか?』(以下、オカムス表記)は、今年NHKで放送された井上由美子脚本のドラマで、娘を支配し、依存する毒親を描き話題となった作品で、『過保護のカホコ』(以下、カホコ)と共通点は多い。しかし、描かれ方は正反対的で『オカムス』が狂気を帯びた深刻なサスペンスである一方、『カホコ』はコメディ調のホームドラマである。 加穂子の家族や親族の家庭のゴタゴタは、幼少期に母親が出ていった麦野初からしたら「心温まるエピソード」であるとして、あくまで恵まれた家庭として位置付けており、これが、遊川さんが込めた願いの核であり、そういったメッセージはドラマの中で殆ど台詞で説明されている。人間は…

  • 2017年10月放送開始ドラマ 注目作6選

    前期はお休みしてしまいましたが、また始めます。 ・奥様は、取り扱い注意 http://www.ntv.co.jp/okusama/ 【脚本】金城一紀 【演出】猪股隆一 【主演】綾瀬はるか、広末涼子、本田翼 これまでの金城さんの作品とは毛色が違う、ホームドラマとアクションを組み合わせたドラマとなるようで楽しみです。 ・刑事ゆがみ http://www.fujitv.co.jp/yugami/index.html 【脚本】倉光泰子、大北はるか、藤井清美 【演出】 西谷弘、加藤裕将、宮木正悟 【主演】浅野忠信、神木隆之介 主演2人の組み合わせも気になりますが、演出陣は賞も取ったりしているフジテレビド…

  • 『正解するカド』感想 その2

    後で思ったことを追記。 ワムやサンサという、ドラえもんで言うところの秘密道具をヤハクィザシュニナが授ける段階で終わっていて、それをどう使って、何が起こったかが全く描かれないというのは、やはりSFとして物足りない。 あと、ワムが公表されてからの国連とのいざこざの描写が、ネトウヨの妄想的な「冷静な日本」と「感情的な世界」みたいな構図なのがちょっと気になりました。まあ、この作品の総理が言ってることは極めてまともなんですが。

  • 『正解するカド』感想 ※若干ネタバレあり

    最後の展開に不満を漏らす人が散見されますが、私も同感で、野崎まどさんの小説は、『know』だけ読んでいるのですが、一部テーマが似通っている部分があって、それの悪い焼き直しという印象を持ってしまいます。 アスキーの野口光一Pのインタビューで、バトルものにならないと語っていたのにこれはどういうことでしょう(笑) http://ascii.jp/elem/000/001/501/1501283/ まあ、バトル要素があるのは盛り上げ方としてありだと思いますし、ラストの逆転アイデアは面白いのですが、げんなりしたのはそれ以前の、沙羅花がヤハクィザシュニナを止めようとした理由が、感傷的、綺麗事すぎることで、…

  • 2017年春アニメ ほぼ全作品1話レビュー

    好み順に並んでいます。 『正解するカド』 小説家の野崎まど脚本のファーストコンタクトSF。アニメ的な釘宮ボイスの好奇心旺盛な科学者を登場させつつ、政府の対応を中心にきっちりエンタメとして魅せていて、面白い。プロデューサーのインタビューによると、予算の問題で、フルCGではなく、一部作画にしているようですが、動きの面でそこが功を奏してる部分もあるのではとも思った。 『神撃のバハムート VIRGIN SOUL』 相変わらず、作画と音響面が劇場級でクオリティが高い。脚本はこれが初アニメ作となる、大石静さんで、その作家性がアニメでどう活かされるのか楽しみでもあり、若干不安なところはあるけれど、1話の掴み…

  • コードネームミラージュ Episode 01「始まル」 感想

    公式HPのイントロダクションに、原作の広井王子氏のメッセージが書かれているのですが、ちょっと日本のドラマをちゃんと観てないのかなという感じを受け、大言壮語な作品にならないか不安を抱きつつ視聴。 「牙狼」シリーズのプロデューサーでお馴染みの二宮氏のメッセージにあるように、海外ドラマを意識したような作りではあったが、主人公のサポート役のゲーム感覚で楽しむ女性ハッカーなど、いかにも日本的なキャラや演出で、ありがちな面も目立つ。アクションは良いけど、容赦なく犯罪者を殺していくのは日本が舞台になると違和感が出てしまうのは仕方がないか。 初回は作品の雰囲気を見せただけという感じで、ドラマ自体の展開が薄く、…

  • 2017年冬季アニメ ランキング

    1月放送開始アニメ、前期からの継続作品のうち、最後まで観た作品のランキング。『3月のライオン』は続編決定したので後回しに。 1位『昭和元禄落語心中』 別途、詳細な感想を書く予定ですが、最終回を受けての簡単な感想を。 小夏に両親の死の真相を話さなかったり、信乃助の父親が誰かというのを曖昧にしたまま終わったり、人を見つめる視座は、最近ではドラマ『カルテット』に通じるところもあり、白黒つけずにグレーのまま通したのは素晴らしかった。 昭和元禄落語心中 -助六再び篇- Blu-ray BOX(期間限定版) 出版社/メーカー: キングレコード 発売日: 2017/06/07 メディア: Blu-ray こ…

  • 『嘘なんてひとつもないの』 感想

    BSプレミアム「プレミアムよるドラマ」枠で放送された『嘘なんてひとつもないの』のレビュー。 原案は、CM『au三太郎シリーズ』や『家庭教師のトライ』など、話題作を手がけるCMプランナー・篠原誠さん。 高校時代に長い付き合いの同級生による裏切りによって、対人恐怖症になり、7年間引きこもっている、パイロットが夢の山崎真(24)が主人公。核心に触れるとネタバレになるのですが、公式のあらすじで1話の展開がほぼ書かれていて、気になる方は、そちらを参照してください。 一言でいえば、『世には奇妙な物語』に出てくるような不思議系の話で、あまりリアリティはなくツッコミどころはあるが、毎回驚くような展開があり、次…

  • 【 亜人ちゃんは語りたい 】評 マイノリティへの合理的配慮のあり方、理想的な向き合い方

    「亜人ちゃんは語りたい」の世界は、怪物や妖怪が亜人(デミ)と呼ばれ、一般社会に自然に溶け込んでおり、社会的な弱者として亜人に対する「生活保障」が出ていたりするといった設定で、物語は、高校を舞台とした亜人に興味がある教師と、亜人の生徒との交流を中心に描いた学園ものだ。 出てくる亜人は、女性のみで、「ヴァンパイア」、「デュラハン」、「雪女」の生徒と、「サキュバス」の教師がメインキャラで、基本的には男性向け日常系の緩いコメディの体裁だが、根底としてはマイノリティに対する優しい視座があり、教師が生徒の亜人特有の悩みについての相談にのっていき、理解を深め、生徒たちの成長が描かれる青春ドラマである。 まず…

  • 表現することの根源を問う『カルテット』

    この作品から色々語れることは多く、どういった方向で感想を書こうか迷ったのですが、最終回で4人に宛てられた手紙を軸に、クリエイター論を語ってみたいと思います。 まず、カルテットドーナツホールに送られた手紙の引用。 皆さんは奏者として才能がないと思いました。世の中に優れた音楽が生まれる過程でできた余計なもの。みなさんの音楽は、煙突から出た煙のようなものです。価値もない。意味もない。必要ない。記憶にも残らない。私は不思議に思いました。この人たち煙のくせに何のためにやってるんだろう。早く辞めてしまえばいいのに。~ 教えてください、続けることに価値があると思いますか?意味があると思いますか?将来があると…

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