ヒナたちのおはなし 其の参 ‐アルビノ文鳥 と ホオグロ文鳥‐
早朝に陽がのぼると鳥たちが起きはじめ、鳥を寝かすために覆った布越しに毎朝の影絵が始まります。11月のある朝の事、この布をもかいくぐってアルビノ文鳥の「ゆき(雪♂)」が何処からか飛び出して来たのです…。私は未だ寝ぼけ眼でうとうとしていたのですが、寝ている頬の上に鳥が飛んでくるなんて事は、過去に一度ウスユキバトの「おすみさん♀」をカゴに戻し忘れた時くらいのものでした。 さて、カゴヌケ名人の「ゆき(雪♂)」早速とっ捕まってカゴに戻そうとしたのですが、何だか普段はそこに無い違和感を感じました。 そーっとツボ巣の中を覗き込むと、そこには卵から孵ったばかりの雛たちが居ました。もしかして「ゆき(雪♂)」はこ…
2017/01/25 18:32