ウスユキバトのおはなし
もしも、一羽の鳥と一緒に生活するなら、「私は“薄雪鳩”と暮らしたい」そんな言葉を何人かの人に伝えた覚えがあります。 薄雪鳩には表現力の柔らかさがあって、いつも穏やかにして鳴き声もまた控えめ、主張の穏やかさにこそ“自分がそうありたい”と言う魅力を感じてしまうからです。ハト故に、決して吼える事はしない、そんなお淑やかな性格が、少々齢を重ねたやもめ暮らしには丁度似合うのです。 そんな「薄雪鳩」のい良いころは他にもたくさんあって、床暮らしのヒメウズラ達とも同じように地面を歩き回ったり、窓際の陽当たりに辿り着けば、ヒメウズラたちと一緒に日向ぼっこをしたり、部屋中を飛び回る文鳥や十姉妹たちとも一緒に羽根を…
2017/02/25 22:55