あれから数日。東京の空は、何事もなかったかのように青く澄んでいた。 だが、裏通りに吹き溜まる空気は、まだどこか湿り気を帯びている。 喫茶「ブラックレイン」。 …
松井玲奈さんと松井珠理奈さんが大好きな じゅりれなクラスタです。主に妄想小説書いています。
投稿タイトル 「世界が泣いてるなら」 「強がり時計」 「片想いFinally」 などなど
あれから数日。東京の空は、何事もなかったかのように青く澄んでいた。 だが、裏通りに吹き溜まる空気は、まだどこか湿り気を帯びている。 喫茶「ブラックレイン」。 …
最初の標的、宮本は派手好きで、女好きだった。 その夜も、彼は西麻布の会員制ラウンジで、取り巻きを侍らせて高級シャンパンを浴びるように飲んでいた。 その中に、ひ…
筒井あやめが、震える指で闇サイトのエンターキーを押した翌日。 松井玲奈のスマートフォンが、無機質な振動音を立てた。 ディスプレイに表示されたのは、非通知の番号…
北村匠が筒井あやめから弟・隼人の相談を受けてから、 一週間も経たないうちに、その恐れていた事態は最悪の形で現実となった。 深夜、けたたましく鳴り響く電話の音…
その頃、東京の別の街角。 賑やかなカフェのテラス席で、北村匠は深刻な表情の筒井あやめと向かい合っていた。 高校時代の同級生である彼女は、明らかに憔悴しきってお…
ガラスを割れ~東京ノクターン~ 東京、その巨大な都市の片隅、 迷路のような路地裏に、その店は存在した。 ドアに刻まれた控えめな「L」のサイン。 そこは、かつて…
最後までご愛読していただきまことにありがとうございます。 この物語「遠距離恋愛の終着駅」は、そのタイトルの通り、愛し合う二人が距離によって翻弄される難しさ、…
それから、1ヶ月が過ぎた。 ある金曜日の夜、私は昴さんと、少しお洒落なバーで食事をしながらお酒を飲んでいた あれ以来、友梨奈は一度も私に接触してこなかった。 …
その日以来、友梨奈は私に気安く話しかけることはなくなった。 やがて週末を迎え、友梨奈の歓迎会が営業所全体で行われた。 営業職、事務職合わせて30名が参加する、…
そんな4月のことだった。 「ねる~~、今度の人事異動の話、聞いた??」 明るい声で私に話しかけてきたのは、同期の事務員である渡邉理佐だった。 彼女はいつも明る…
あれから2年。私は社内の給湯室で、営業部の男性社員と二人きりになった。 湯気が立ち上る中、彼の低い声が耳に届く。 「ねる…今晩、少しでも会えるかな?」 私は少…
友梨奈は、しばらくの間、テーブルの一点を見つめていたが、やがて、意を決したように顔を上げ、真っ直ぐに私の目を見て言った。 「ねる…本当に、ごめん。でも…私は…
どれくらい彷徨っただろうか。 気づけば、私は煌々と明かりの灯る、ネットカフェの個室ブースの中にいた。 もう、終電の時間はとっくに過ぎている。東京へ帰る手段も…
夜の21時過ぎ、私は友梨奈のマンションの前に立っていた。 ドキドキしながら、合鍵を使って、できるだけ静かにドアを開ける。 (友梨奈、ただいまー!って言って驚か…
しかし、次に私が大阪へ行く約束の前日、木曜日の夜のことだった。 友梨奈からLINEが入った。 「ごめん、ねる! 急なんだけど、明後日の土曜日に、どうしても外せ…
ベッドの中でうとうとしながら、友梨奈を待っていた。時計の針が午前1時10分を指していたのをぼんやりと見た記憶はあるが、その後はいつの間にか深い眠りに落ちていた…
季節は移ろい、街路樹の葉が少しずつ色づき始めた9月。 友梨奈が大阪へ転勤してから、早いもので5ヶ月が経過していた。 その間、私たちは約束通り2週間ごとに行き来…
部屋がすっかり綺麗になった頃には、外はもうすっかり暗くなっていた。 私たちは買ってきたお惣菜で簡単な夕食を済ませ、そして、一つのベッドにもぐりこんだ。 久しぶ…
友梨奈が大阪へ行ってから、最初の週末がやってきた。 正確には、金曜日の夜。私は仕事を終えると、急いでターミナル駅へ向かい、19時発の大阪行き新幹線に飛び乗った…
翌日、チェックアウト時間の午前11時ぎりぎりになって、私たちは重い体を引きずるようにホテルのロビーに降りた。 寝不足と、昨夜の激しさで体は少し怠かったけれど、…
暖かいシャワーを浴びながら、この半年間の出来事が走馬灯のように頭の中を駆け巡った。 初めて友梨奈と出会った日のこと。 少し不愛想に見えたけど、笑うと子供みたい…
時間は無情にも流れ、友梨奈の大阪への転勤は、もう3日後の月曜日に迫っていた。 慌ただしく過ぎていく毎日の中で、私たちはできる限り時間を作って会ったけれど、別れ…
友梨奈が一瞬間を溜めてから口にする 「来月から、大阪に転勤することになったんだ。」 「え…?」 一瞬、何を言われたのか理解できなかった。 ビールの泡が弾ける音…
凍えるような長い冬がようやく終わりを告げ、街には柔らかな春の日差しが降り注ぎ始めた。 桜の蕾も膨らみ始め、卒業や入学、新たな門出を祝う若者たちの活気が繁華街を…
あとがき最後までお付き合いいただき、誠にありがとうございました。 約5年ぶりに、このシリーズの新たな物語をお届けすることができました。 長い間お待ちいただいた…
ある晴れた日の午後、玲奈は気分転換のため、警視庁の屋上に足を運んでいた。 青空が広がり、心地よい風が頬を撫でる。 眼下には、大阪の街並みが陽光を浴びて輝いて…
さらに二ヶ月が過ぎた。 季節は巡り、街路樹の新緑が目に鮮やかな季節となった。 玲奈の週末は、今も変わらず井上和のマンションから始まる。 仕事帰り、自然と足は和…
玲奈は友梨奈を真っ直ぐに見つめ、感情を抑えるように、言葉を紡ぎ始めた。 「あなたは、任務のためとはいえ、和さんの心を弄んだ。純粋な気持ちを利用し、深く傷つけた…
それから、玲奈は、仕事帰りに必ず、 福祉関係の本を一冊、和の家に持っていくようになった。 専門書だけでなく、小説やエッセイ、写真集など、ジャンルは様々だ。 玲…
事件解決後、玲奈の日常は一変した。 仕事が終わると、まっすぐ井上和のマンションへ向かうのが日課となった。 刑事としての激務に加え、慣れない家事。疲労は蓄積した…
オリエンテーションから数日後、いよいよ本格的な講義が始まる日。 遠藤さくらは、少し緊張しながらも、真新しいキャンパスの道を歩いていた。 一足先に大学生になった…
数日後、玲奈はいてもたってもいられず、井上和のマンションを訪れた。 カフェでの友梨奈とのやり取りが、ずっと胸に引っかかっていた。 友梨奈の言葉は冷酷だったが、…
四月。桜の花びらが舞い散り、新しい生活への期待と不安を乗せた風が吹く季節。 県外から上京してきた遠藤さくらは、一年間の浪人生活を経て、ようやく掴んだ大学の合格…
数日後、友梨奈は和を呼び出した。 場所は、初めて二人が「偶然」出会ったあの喫茶店だった。 しかし、今日の雰囲気は以前とは全く違う。 和の表情には、期待と不安が…
玲奈は和が幸せそうだったからこそ、友梨奈との関係が、いつか和を深く傷つけることになるだろうと予感していたからこその質問だった だが友梨奈は、首を横に振った。 …
玲奈の疑問に友梨奈は、一瞬だけ視線を逸らした。 そして、再び玲奈を見つめ、静かに語り始めた。 「…それは、誤算でした。計画にはなかったことですが…和ちゃんとの…
カフェの奥まった席、玲奈と友梨奈は向かい合っていた。 カフェの喧騒とは隔絶された、静かで緊張した空間。友 梨奈は、盗み出したデータ、そして事件の真相を語り始…
その夜、玲奈は友梨奈を呼び出した いつものカフェで友梨奈を待っていた。 カフェの窓から見える夜景は、数日前と変わらず美しかったが、玲奈の目に映る景色は、モノク…
速報は、捜査本部に衝撃と同時に、重い静寂をもたらした。 「公安が…逮捕した?」 管理官の声は、驚愕の色を隠せない。 捜査一課が殺人事件として追いかけてきた事件…
玲奈の懇願に友梨奈が返す。 「玲奈さん、それはどういう意味ですか?」 友梨奈は、いつもの冷静な声で聞き返した。 しかし、その声には、僅かながら警戒の色が混じっ…
橋本環奈さん主演朝ドラ「おむすび」が最終回を迎えました。 「おむすび」でひときわ個性を放っていたキャラクターといえば、松井玲奈さん演じるチャンミカでしょう。 …
夜の警視庁屋上は、ひっそりと静まり返っていた。 冷たい夜風が吹き抜け、玲奈のコートの裾を揺らす。 眼下には、眠らない都市の灯りが星屑のように広がっていた。 玲…
玲奈は、和が友梨奈に利用されていることに気づきながら、直接それを伝えられない自分にもどかしさを感じた。 確たる証拠があるわけではない。 ただの刑事の勘、そして…
秋元康プロデュースアイドルグループの卒業生で最もドラマ、映画、舞台に出演している女優の調査
グーグルが提供するAIのジェミニ。 その機能の中のDeep Research(従来の情報検索とは一線を画す高度なリサーチ機能を提供するAIツール)を使用して「…
和から友梨奈と付き合っていると聴かされた玲奈は動揺していた 友梨奈が和に近づいていることは知っていたが、まさか恋人関係になるとは思わなかった。 「平手さんと……
数日後、玲奈は再び井上和の家を訪れた。 事件から時間が経ち、和が少しでも落ち着きを取り戻していることを願いながら。 インターホンを鳴らすと、以前よりもいくらか…
深夜、静寂が井上家を包み込む。 月明かりがカーテンの隙間から差し込み、寝室をぼんやりと照らしていた。 和はすやすやと眠り、規則正しい寝息が静かな部屋に微かに…
レストランを出て、夜道を並んで歩く二人。先程までの緊張が嘘のように、穏やかな空気が流れていた。 「あの…もしよかったら、私の部屋に寄っていかない?もう少し、…
松井玲奈さん「いきなり本読み!in BOOTCAMP!」で新たな魅力を開花
先日、草月ホールにて上演された「いきなり本読み!in BOOTCAMP!」。 「いきなり本読み!」は、演出家の岩井秀人さんが企画・進行・演出を務める、"初見…
和は友梨奈と少し高級なレストランで食事を楽しんでいた。 煌びやかなシャンデリア、心地よい音楽、そして美味しい料理。 和は、まるで夢の中にいるような気分だった…
数日後、友梨奈は和を食事に誘った。 待ち合わせ場所は一流ホテルの中にあるレストラン前である 友梨奈がホテルにはいろうとすると、背後から冷たい声が響いた。 「…
玲奈と西野は、井上家の捜査を続ける中で、一息つくために近くのカフェに寄った。 コーヒーを飲みながら、西野は玲奈に問いかけた。 「玲奈さん、公安の平手友梨奈巡査…
平手友梨奈は、和を尾行していたのだ。 友梨奈は、偶然を装って、和の席に近づいた。 「あれ、和ちゃん?こんなところで一人でいたの?」 友梨奈は、優しい口調で話し…
数日後、玲奈は友梨奈を呼び出すことにした。 カフェで待ち合わせた二人。 友梨奈はクールな表情を崩さずに座っていた。 「玲奈さん、今日は何のご用ですか?」 友梨…
翌日、玲奈と七瀬は再び井上家を訪れたが、そこで意外な人物に出会う。 かつの後輩である公安部の平手友梨奈が家から出てきたのだ。 「友梨奈?」 玲奈は驚きの表情で…
過去のエピソードは下記からどうぞ 黒い羊黒い羊ー疑惑ー大阪の夕暮れ時、井上和は自宅へと足を向けていた。 大学の講義が終わり、いつもより少し遅い帰宅となったが、…
残りの的の張と周は兄弟で、常に共に行動していた。 彼らは街の倉庫を拠点としており、 麻薬取引の計画を練っているという情報だった。 友梨奈と玲奈は夜になり、人気…
依頼を受けた後、内藤から各ターゲットの情報が詳細に伝えられた。 行動パターン、警備状況、関係者…綿密な情報が、暗殺計画の土台となる。 玲奈は冷静に情報を分析し…
一週間後 すっかり立ち直った友梨奈は、内藤に喫茶ブラックレインに呼び出されていた。 店内には既に内藤、麻衣、匠、そして玲奈が揃っていた。 クローズの札がかかっ…
友梨奈を諭していた玲奈だが突然話しを変えたのだ。 「さあ、友梨奈、久しぶりに勝負しよう。」 玲奈は急に立ち上がり、友梨奈に向かって言った。 「え??」 友梨奈…
西野七瀬の死を知った友梨奈は絶句した。言葉を失い、ただ夜景を見つめることしかできない。 「・・・・・・・」 「白血病を患ってね・・・最後まで笑顔で死んでいった…
友梨奈は微かに振り返り、驚いた表情を見せた。 「え・・・玲奈さん?なんで・・・?」 友梨奈の声はかすれていた。 「貴方に会いに返ってきたのよ。」 玲奈は軽く…
玲奈は友梨奈が毎日のようにいる、かつて玲奈と友梨奈が死闘を繰り広げたビルの屋上に向かっていた。 夜風が玲奈の黒いロングコートを揺らす。 (まさか、あの子があの…
内藤の話に玲奈は静かに耳を傾けいてた。 「そう・・・そんなことがあったの。」 彼女の口から漏れた言葉は、深い悲しみを帯びていた 内藤は苦渋に満ちた表情で続ける…
黒いロングコートを身につけ、相変わらず表情を変えない玲奈の姿は、友梨奈が魅せられた、冷徹で美しい暗殺者の姿そのものだった。 内藤は驚きで目を見開き、言葉を失っ…
黒いロングコートを身につけ、相変わらず表情を変えない玲奈の姿は、友梨奈が魅せられた、冷徹で美しい暗殺者の姿そのものだった。 内藤は驚きで目を見開き、言葉を失っ…
逃げるように走り続ける車は、まるで彼女の不安定な心の状態を表しているようだった。 喫茶「ブラックレイン」の重い扉を開けると、かすかなコーヒーの香りと、古びた内…
だがその時、店の入り口付近が騒がしくなった。 「警察だ!騒ぎは止めろ!」 制服を着た警察官が数人、店内に駆け込んできたのだ。 店内の喧騒はさらに大きくなり、男…
友梨奈の放った強烈な一撃で、リーダー格の男は大きく後退り、尻餅をついた。 周囲は騒然となり、悲鳴や怒号が飛び交う。 他の二人の男は慌てて倒れた男に駆け寄り、顔…
内藤や匠の言葉は、友梨奈の頭では理解できていた。 理佐を失ったことは、もう戻らない過去なのだと。 しかし、心の奥底では、その喪失感という名の巨大な空洞に、どう…
ひとりになった友梨奈は、いつものビルの屋上に来ていた。 その場に座り込み、空を見上げる。 「理佐…、どうしてこんなことになったんだ…」 友梨奈は、同居していた…
美しすぎる
麻衣は暴走する友梨奈肩に手をやって語りかける 「それ以上やるとその人は死ぬわよ。 頭を冷やしなさい。」 その言葉に友梨奈は立ち上がって言葉を返す。 「人助け…
ガラスを割れ 登場人物紹介 平手友梨奈 10代のころに南米でゲリラ組織にいたため、格闘技と暗殺に長けている。松井玲奈と戦って敗北するも左肩を彼女に刺されたこ…
平手友梨奈と同居する渡邉理佐が死んで1ヶ月が経過したある日 ある喫茶店で中年の男性が店員に向かって大きな声をだして叫んでいた。 「なんだ、このコーヒーは冷めて…
友梨奈は、親友の保乃と恋人の理佐を失った悲しみを抱え、大阪の南港に立っていた。 彼女の目は遠くの水平線を見つめ、波の音が静かに耳に届く。 夕暮れの空が赤く染ま…
理佐が自身の元を去った後 友梨奈は冷静に考え、理佐が自分の為に生田の元に戻ったことを悟った。 そして友梨奈は急いで生田のマンションへと向かった 心臓が早鐘のよ…
理佐が生田の元に戻ると、生田は冷たい笑みを浮かべて彼女を迎えた。 「戻ってきたか。君がいないと困るんだよ。」 理佐は毅然とした態度で答えた。 「ごめんなさい…
第10位 小説すばる2024年1月号より「カット・イン/カット・アウト」が連載開始約3年ぶりの新作小説です。劇団にまつわるお話でとてもリアルな物語。玲奈さん…
友梨奈と理佐は川の畔に来ていた 理佐は保乃が死んだ責任を感じていた。 生田が現れたときこうなることは想像できたなのに、生田を追い返して彼の怒りを買ったのだ そ…
理佐は友梨奈に会うために急いで家に戻った。 彼女の心臓は激しく鼓動していた。 生田に居場所がばれたことを伝えなければならない。 ドアの外で理佐はチャイムを鳴ら…
(第三者視点) ある日、理佐が買い物帰り、友梨奈との未来を考えながら歩いていた。 すると突然生田が現れたのだ。 彼の冷たい視線が理佐に向けられ、彼女は一瞬身震…
2ヶ月後、すべての準備が整い、私と理佐さんはついに逃げる日を迎えた。 私と理佐さんは地下鉄の駅で待ち合わせており私は今、部屋で荷物をもち保乃と話しをしている …
私と理佐さんは、ついにお互いの気持ちを確認し合い逃げる決意を固めたのだ しかし、私達たちの前にはまだ多くの困難が待ち受けている。 翌日、私はは仕事を辞めるため…
理佐さんは髪をかき上げて話を続ける。 「でも、大学に通うにはお金が必要です。いけないと思いながらも私は生田さんの仕事を続けました。そして、いつのまにか生田さん…
私は理佐さんが待つ場所へ向かった 車で走ること1時間。 港に着くと私は理佐さんに電話する 「着いたよ。」 「ショッピングモールの裏口の海辺にいます。」 私はそ…
朝の6時頃、私は部屋に帰っていた。 もう、何もやる気が起きない。 朝の10時になると保乃があくびをしながら起きてきた。 「わ・・・びっくりした! どうしたん…
理佐さんと連絡が途切れて一ヶ月後 ついに私の努力が身を結ぶことに 電車から降りてきた理佐さんを発見したんだ。 よし、声をかけよう! いや・・・まてよ・・・ い…
理佐さんのマンション前で私はコンビニで買ったオニギリを食べようと腰を下ろそうとした瞬間だった マンションの入り口に車が止まったんだ。それも真っ白なフェラリーだ…
翌日、 やっぱり正式に交際を申し込もうと私は朝の10時にラインを送る 「昨日はありがとう。明日、お昼から会えない?」 よし、後は返事を待つだけだ。 けれど、こ…
キスをした後、私たちは無言で腕を組みながらパークを後にしたんだ。 “付き合って”と言いたかったんだが今の仕事のことがあるので言葉に出せずにいたんだ。 理佐さん…
そして、日曜日を迎えた 私はなんと待ち合わせの1時間前に到着していた。 待ち合わせは入り口付近にあるコンビニの前。 多くの人が行きかう場所だ。 私は通行人の人…
午前3時になった店が閉まり私達は帰り支度をしていた。 私はふとスマホを確認するとなんと理佐さんからラインが入っているではないか! 私は急いで確認する。 【お…
理佐さんとの初めてのデート。 午後の20時まであらゆるところに彼女を連れて行き、私達は目一杯楽しんだ。 私は21時から仕事があるので理佐さんを改札迄送り届ける…
ある日の午後1時 私は理佐さんと連絡を取り難波の駅前で待ち合わせていた そうなんだ、今日が初デート。 まあ、つき合っているわけではないがすでに一目ぼれしている…
私が理佐さんに好意をもったことを知った保乃は気を利かして席を立ち発言する 「しゃないなあ・・・じゃあ、私は席を外すから あとは楽しみや。でも、店の開始時間に …
演奏が終わると私は割れんばかりの拍手を送った。 「ちょっと友梨奈、拍手の音がうるさいわ!」 「いじゃん、感動したんだから。」 保乃と会話していると後ろから声が…
私は保乃に案内されて難波界隈にあるフレンチの店に到着した。 「おしゃれなお店だね。」 私は店員に席に案内されている時に保乃に話しかけた。 「きっと、料理もほっ…
午後15時 私は待ち合わせ場所に保乃ときていた。 私と保乃は4人掛けの席に隣通しに座っている。 「なあ、これって、絶対にやばいもんやろうなあ?」 保乃は足元に…
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あれから数日。東京の空は、何事もなかったかのように青く澄んでいた。 だが、裏通りに吹き溜まる空気は、まだどこか湿り気を帯びている。 喫茶「ブラックレイン」。 …
最初の標的、宮本は派手好きで、女好きだった。 その夜も、彼は西麻布の会員制ラウンジで、取り巻きを侍らせて高級シャンパンを浴びるように飲んでいた。 その中に、ひ…
筒井あやめが、震える指で闇サイトのエンターキーを押した翌日。 松井玲奈のスマートフォンが、無機質な振動音を立てた。 ディスプレイに表示されたのは、非通知の番号…
北村匠が筒井あやめから弟・隼人の相談を受けてから、 一週間も経たないうちに、その恐れていた事態は最悪の形で現実となった。 深夜、けたたましく鳴り響く電話の音…
その頃、東京の別の街角。 賑やかなカフェのテラス席で、北村匠は深刻な表情の筒井あやめと向かい合っていた。 高校時代の同級生である彼女は、明らかに憔悴しきってお…
ガラスを割れ~東京ノクターン~ 東京、その巨大な都市の片隅、 迷路のような路地裏に、その店は存在した。 ドアに刻まれた控えめな「L」のサイン。 そこは、かつて…
最後までご愛読していただきまことにありがとうございます。 この物語「遠距離恋愛の終着駅」は、そのタイトルの通り、愛し合う二人が距離によって翻弄される難しさ、…
それから、1ヶ月が過ぎた。 ある金曜日の夜、私は昴さんと、少しお洒落なバーで食事をしながらお酒を飲んでいた あれ以来、友梨奈は一度も私に接触してこなかった。 …
その日以来、友梨奈は私に気安く話しかけることはなくなった。 やがて週末を迎え、友梨奈の歓迎会が営業所全体で行われた。 営業職、事務職合わせて30名が参加する、…
そんな4月のことだった。 「ねる~~、今度の人事異動の話、聞いた??」 明るい声で私に話しかけてきたのは、同期の事務員である渡邉理佐だった。 彼女はいつも明る…
あれから2年。私は社内の給湯室で、営業部の男性社員と二人きりになった。 湯気が立ち上る中、彼の低い声が耳に届く。 「ねる…今晩、少しでも会えるかな?」 私は少…
友梨奈は、しばらくの間、テーブルの一点を見つめていたが、やがて、意を決したように顔を上げ、真っ直ぐに私の目を見て言った。 「ねる…本当に、ごめん。でも…私は…
どれくらい彷徨っただろうか。 気づけば、私は煌々と明かりの灯る、ネットカフェの個室ブースの中にいた。 もう、終電の時間はとっくに過ぎている。東京へ帰る手段も…
夜の21時過ぎ、私は友梨奈のマンションの前に立っていた。 ドキドキしながら、合鍵を使って、できるだけ静かにドアを開ける。 (友梨奈、ただいまー!って言って驚か…
しかし、次に私が大阪へ行く約束の前日、木曜日の夜のことだった。 友梨奈からLINEが入った。 「ごめん、ねる! 急なんだけど、明後日の土曜日に、どうしても外せ…
ベッドの中でうとうとしながら、友梨奈を待っていた。時計の針が午前1時10分を指していたのをぼんやりと見た記憶はあるが、その後はいつの間にか深い眠りに落ちていた…
季節は移ろい、街路樹の葉が少しずつ色づき始めた9月。 友梨奈が大阪へ転勤してから、早いもので5ヶ月が経過していた。 その間、私たちは約束通り2週間ごとに行き来…
部屋がすっかり綺麗になった頃には、外はもうすっかり暗くなっていた。 私たちは買ってきたお惣菜で簡単な夕食を済ませ、そして、一つのベッドにもぐりこんだ。 久しぶ…
友梨奈が大阪へ行ってから、最初の週末がやってきた。 正確には、金曜日の夜。私は仕事を終えると、急いでターミナル駅へ向かい、19時発の大阪行き新幹線に飛び乗った…
翌日、チェックアウト時間の午前11時ぎりぎりになって、私たちは重い体を引きずるようにホテルのロビーに降りた。 寝不足と、昨夜の激しさで体は少し怠かったけれど、…
二人で海を見に行ってからというもの、 理佐からのラインが頻繁にはいるようになった。 友梨奈にはやく会いたいよとか、今日はカレーだからねとか、今度は映画行きたい…
(平手友梨奈side)突然、私の頬に感じた温かさに、私は驚きとともに動揺を覚えた。それは理佐からのキスだった・・・ 「タイム!!いきなりすぎだよ。覚えてない!…
(渡邉理佐side)翌日、私は退院し、迎えに来た佐藤さんとタクシーに乗って帰宅した。 友梨奈は部活の合間を縫って2日に1回は自宅に遊びに来ては夕食を共にしてく…
私は歩きながら、ラインで玲奈さんに理佐が目を覚まして、少しよくなったことを伝えた。 そのメッセージを送った後、私の心は少し安堵した。 私は家で仮眠したのち、D…
私の手は、理佐の手をずっと握りしめている。 その手の温もりが私の心を満たしている。 彼女の手は、柔らかくて小さく、私の手の中で完全に包み込まれている。 理佐は…
どれだけの時間が経ったのか目を覚ますと友梨奈の顔が視界に浮かんでいた。 「友梨奈、ここはどこ?」 「病院だよ、理佐。試合中に突然倒れてしまったんだ。でも大丈夫…
暫くすると、医者(せんせい)が処置室からでてきて、佐藤さんに説明をはじめた。 「薬の副作用による、吐血と貧血ですね。数値は安定していますが、念の為一週間程入…
いよいよ、試合当日。 客席は、まばらにしかお客さんがいなかった為に、理佐の居場所がすぐに確認できた。 彼女の笑顔が私の心を落ち着かせ、自信を与えてくれた。 私…
(渡邉理佐side)私が部屋で本を読んでいるときだった。 窓から差し込む夕日が部屋を暖かく照らしていた。 その時、スマホが振動し、画面には友梨奈からのラインが…
(平手友梨奈side)食後、佐藤さんが入れてくれたコーヒーを飲み終えた後に私は発言する 「もう、こんな時間か?遅くなると両親うるさいから、わたし帰るね」 理佐…
(平手友梨奈side)私が持参したDVDを見せると、理佐の顔は一瞬で明るくなった。 彼女の目はキラキラと輝き、その笑顔はまるで太陽のように輝いていた。 しかし…
(渡邉理佐side)思いがけない友梨奈の一言が、私の心の奥底に眠っていた思い出を呼び覚したのだ。 彼女の瞳は、私の心の中に深く入り込み、私の過去を探り始めた。…
それから3日後、毎日のようにラインのやり取りをしてようやく彼女からの招待のラインが届いた。 私の心は喜びで満ち溢れ、そのことを監督の玲奈さんに伝えると、 「え…
(渡邉理佐side)私は友梨奈の強引さに驚いた。 彼女は突然私の前に現れ、私の日常を一変させた。 それはまるで台風のようなものだった。 しかし、その強風に吹き…
どれぐらい時間が経過したのだろうか。 私の頭は、柔らかな感触とハチミツのような甘い香りに包まれていた。 それは、まるで夢の中にいるかのような感覚だった。 しか…
(平手友梨奈side)私の名前は平手友梨奈、都内の某大学に通う3回生で、まだ21歳の若さだ。 今は夏休みで、私が所属するバスケットボール部の練習に大学の広々…
Pure Love夏の日差しは容赦なく地面を焼き、蝉たちはその暑さを忘れさせてくれるように一斉に鳴き始める。 その声は辺り一面に響き渡り、子供たちが河…
理佐は一人、校庭を見つめた。 彼女の心には、友梨奈との3年間の思い出が溢れかえっていた。 そして、理佐は友梨奈と過ごした教室へと足を運んだ。 理佐は、友梨奈の…
校門に戻った理佐の前に、小林由依と菅井友香が立っていた。 由依の瞳は、何かを伝えたいという強い意志で輝いていた。 「理佐、私、あなたに伝えたいことがあるの。…
(第三者side)卒業式が終わり、校庭は静寂に包まれていた。 その中で、渡邉理佐は4人で待ち合わせの場所の校庭の片隅に、真っ先に来ていた。 彼女の心には、友…