「人それぞれ」がさみしい 石田光規 ***
10-20歳代と50-60歳代では、意見や考え方が大きく違うことはよくあること。同世代であっても、会社組織で働く人と個人経営者とでは意見表明の方法が違うだろうことも想像できる。会社や職場の組織では、そうしたことがある前提で、面と向かって複数の人とどのように過ごせるのか、が問われてきた。会社でも小さな組織でも同じ目的を共有していれば、異なる意見を集約、ある人は我慢、ある人の意見を尊重して、しぶしぶでも合意して前に進むことは可能である。戦後の経済成長時代には、今は貧しくても、今はできなくても将来はもっとましな社会になる可能性が感じられたので我慢できたことが、国としての経済的な成長が大きくは見込めない現在では、先の希望を持ちにくい若者が増えたように感じる。低成長ではあっても、みんなで共同生活しなくても、個人が自...「人それぞれ」がさみしい石田光規***
2024/06/23 14:24