絶滅と進化-《絶滅した日本のゾウのはなし》その「補遺編」として-(1)
絶滅と進化-《絶滅した日本のゾウのはなし》その「補遺編」として-(1)はじめに約400万年前に日本列島の九州から関東地方にかけて生息していたと言われるミエゾウは学名をStegodonmiensis(ステゴドン・ミエンシス)と言います。1941年松本彦七郎(1887-1975)によって命名されました。その化石が1918年、三重県河芸郡明村(現在は三重県津市)で道路工事中に臼歯の付いたままの左下顎骨の化石が、発見されました。その現物は国立科学博物館(当時は、東京科学博物館)に所蔵されています。1941年、松本によって和名をミエゾウと名づけられました。中国大陸に生息していた巨大ゾウのコウガゾウが、全長8メートル、足元から肩までの高さが4メートル程度であると言われていますが、ミエゾウもほぼ同じぐらいの大きさであっ...絶滅と進化-《絶滅した日本のゾウのはなし》その「補遺編」として-(1)
2022/08/29 18:33