「おいしい」は「女房言葉」
米国食肉輸出連合会は、時々、牛肉や豚肉の販促広告を行う。昨日、丸の内線の額面で観たのは「アメリカンビーフの美味さ!」というもの。去年の東横線では「パティがうまい。」だった。たぶん同じコピーライターだろうがどう違いを出したかったのだろう?「美味(おい)しい」とか「旨い」を使う気はなかったのか? 女性が食レポで「ウマッ!」というのには抵抗がある。「おいしい」より強さが出るのは分かるけど品がない。そう思うのはワシは年寄りだからなんだが、この言葉の語源や室町以来の「女房言葉(女房詞)」の生態に興味が強いからだ。 「(おいしいは)古語の『いし』という形容詞がもとになった言葉でした。かつては広く『良い』(…
2025/03/30 19:03