霊泉寺温泉 湯巡り(長野県)p.179
前項紹介した鹿教湯温泉をはじめ、大塩温泉、霊泉寺温泉は千曲川の支流でもある内村川の清流に沿って点在するこの三つの温泉を称して丸子温泉郷といいます。 なかでも信濃の守として赴任していた武将・平維盛が鬼女を退治したあと岩間から湧き出す湯で傷を癒し寺を建て、霊泉寺温泉と名付けたという温泉は、みやげ物屋や食事処もない古い湯治場風情を残す温泉地であります。 この日は最寄りのバス停「宮沢」から内村川に沿って15分ほど歩いて向かいました。途中、眼下に内村川の迫力ある甌穴を発見。 そして赤い欄干の霊泉寺橋を渡ると古刹・霊泉寺に到着。霊泉寺で手を合わせ、さらに脇道を進むと、4軒ほどの宿が並ぶ霊泉寺温泉に到着。 木造の湯宿が並ぶ素朴な温泉地であります。 先ずは小さな温泉地にある共同浴場で霊泉寺の湯を頂きました。 入り口に置かれた料金箱に200円を入れて中へ入ります。 淡いベージュとブルーのスッキリとしたタイルの色使いに清潔感を感じる湯殿であります。窓側から突き出た塩ビ管の湯口から注がれる湯量で浴槽内を絶妙な温度に仕上げています。 口に含むと少し苦みを感じる湯は、サラリと心地イイ。広めの浴槽でゆったり堪能し
2022/07/24 20:15