´24山桜染めワークショップ(1)/椿の枝葉を燃やし灰を採り、灰汁(アク)を得る【友愛の森里山再生ARTプロジェクト2024<4>】
山桜の染めには、媒染材として椿の灰汁が最適です。ただ、その椿から灰汁を採る作業は結構ハードなのです。わかりやすく言うと、椿の枝葉1トントラック1台分ほどを燃やして得られる灰はバケツ2~3杯分ほど。その燃やした熾火が燃え尽きてしまうまでには2日~3日かかります。その間、3時間おきぐらいの間隔でかき混ぜ続け、酸素を供給して燃え尽きるのを待ちます。夜もそれを続けます。それをお湯に溶かして上澄みをすくい取り、初めて灰汁が得られるのです。椿の枝葉は手に入りにくい。私どもは20年前に移植した100本ほどの椿を大切に守り続けてきて、その横枝をいただきます。これは森の景観を作り、森を育てていく作業とも重なっています。今回、20年前に得た灰の「焼き返し」を行ないました。古くなって湿気がきたり、酸化が進んだりした灰を焚き火と...´24山桜染めワークショップ(1)/椿の枝葉を燃やし灰を採り、灰汁(アク)を得る【友愛の森里山再生ARTプロジェクト2024<4>】
2024/02/27 10:13