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2015/05/11

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  • 本『どうせ死んでしまうのに、なぜいま死んではいけないのか?』中島義道/生きている意味はないから、いま死ぬ意味もない。

    なぜ死んではいけないのか論の展開よりもエッセイの味が強い。改題前の単行本でのタイトル『どうせ死んでしまう・・・・・・・私は哲学病。』(2004)ほうがぴったりだと思う。「自分で解決しなさい」と突き放された。私は著者のような成功者ではなく、折り合いをつけて生きられなかったのだと痛感した。これまで私は「幸せと思いなさい」「人生苦しいことだってある」と、なまぬるい人生論に頷くしかなかった。生きる虚しさを著者は語る。きれいごとがないのがいい。人は必ず死ぬ。死は悲しい。その悲しみに向かって生きていくのが真実である。生きている意味などないとまで言い切る。胸がすく思いだ。幸福とは幸福をめざすことは社会的評価をめざすことであり、幸福か否かの判定が自信を失う犠牲者を産み出すのだという著者の言葉に、幸福にならなくてはいけないという...本『どうせ死んでしまうのに、なぜいま死んではいけないのか?』中島義道/生きている意味はないから、いま死ぬ意味もない。

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