映画『エデンの東』/父に愛されたいジェームス・ディーン

映画『エデンの東』/父に愛されたいジェームス・ディーン

(TV観賞)1955年製作、ジェームスディーンの初主演の青春映画。この映画の監督エリア・カザンがジェームス・ディーンを見いだした。旧約聖書を下敷きにしたジョン・スタインベックの長編小説を原作として、父親の愛情を求める息子の役をジェームス・ディーンが演じている。小説を読んでいないし、旧約聖書の知識もないので、解釈を間違っていたらごめんなさい。【以下ネタバレあり】丸めた背中の寂しさ真面目でまっすぐな兄アーロンとは対照的に不安定でふらふらする弟キャルをジェームス・ディーンが演じている。二人は双子。厳格な父親と家族を捨てた母親、兄の恋人が物語を構成している。キャルは考えこんで静かかと思えば、突拍子もなく走ったり動き出したり見ていてひやひやする。猫背が憂いを帯びてかっこいいのはジェームス・ディーンだからこそ、物陰から覗く...映画『エデンの東』/父に愛されたいジェームス・ディーン