キレイな♂の切ない涙が大好物。fuuのオリジナルBL小説サイトです。現在『甘い秘密』のその後を書いております故、少々…お待ちくださいませm(__)m
いつもご訪問ありがとうございます。fuuでございます。2年と3ヶ月間前にお約束した『Toy boy's story』。6月26日より掲載させて頂き、あっと言う間に3ヶ月。暫くは読者の皆様にお楽しみ頂けるなーと思っておりましたが、上げ出すと時の流れが早い早い((((;゚Д゚))))イマイチ
Toy boy's story‐heart&hard・エピローグ
「今日行きたいとこあんだ。時間ある?」朝、ベッドに腰掛け、昨夜、松下が届けに来た書類を見る勝海に訊ねる。「行きたい所?…何処だ?」「二宮」「二宮、か…近くはないな…。まあ、夕方なら大丈夫だろう。松下に言っておく」「ありがと」「ああ。…来い」書類をサイドボ
Toy boy's story‐heart&hard・最終話
再会の日に、いきなり極道界の洗礼を受けた冬夷だったが、傷も完治した。再来月には、越岩医師から紹介されている形成外科で傷跡を綺麗に消す予定だ。カルーにも、勝海との成就を電話で報告した。電話の向こうで、ヨカッタ、ほんとに…と泣くカルーに2人揃っての再会を約束し
「…うん。…うん、だな。うん、幸せ。…は?んだと?てめぇが聞いたんだろ?」冬夷の声で、意識が戻ってきた。幸せ、と照れたように言う冬夷を、抱きしめようかと思ったが、急に行儀の悪い会話が冬夷らしく、楽しくも愛おしく、もう少し聞いていたくて寝たふりを決め込む。
色々気にしてくれる勝海に歓喜しながらも、もっと溺れてほしいと不足も感じる。素に戻り、冬夷の体の汚れなど気にする勝海の隙を狙って、その男根を咥え込む。「待て、待てッ…ああ…こらッ」と慌てる勝海に負けず、持てる技を駆使すれば、んー…んっ、と呻き声に変わり、剛棒
こんな甘い夢の中にいてもやはり、5年前の失敗と、ここ5年は練習?の成果を発揮する場はなく、以前と同じ、排泄行為のようなセックスをしていたせいで、挿入の瞬間はひどく緊張した。だが、長いキスを永遠に続けるかのような冬夷は、勝海の唇がそっと、その唇を離れても尚、
―この羽で、飛んでいっちまったな…ってな、思ったんだよ…肩甲骨の三角を指で辿る。「おかえり」突然、冬夷が半身を起こし、振り向き、驚いたような顔で勝海の目をじっと見る。「ッ…あ、すまん…それは…おかしいな」青空に白い跡をつけながら行く航空機に、戻ってこい、帰
勝海から冬夷付きを命ぜられた拳人は、紅潮した顔で「うっす!!」と、絶叫に近い声で返事をした。「明日、連絡するから、荷物纏めとけ。うちに引越しだ」「うす!…え、今からじゃなくていいんすか?」「てめ、アホか!」また大悟の鉄拳が拳人のデコへパシッと鳴る。「てッ、
「じゃ、頭。自分達はこれで失礼します」「おう。ほんとに、世話んなったな。また家の方にも来てくれ。その可愛い恋人連れてな」斎藤がにっこりと笑う。勝海もにっこりと微笑むが、頸を横に振る。「いえ、頭。冬夷は恋人じゃありません」「ん?違う?」「はい。冬夷は自分の
5年間、心に住み着いた男(ひと)との成就から1時間程ー。普通の恋人なら概ね、想いの丈をぶつけ合い、お互いの全てで愛を確かめ合っている頃…だが現実は、何と目まぐるしく、且つ、想定外なのか。自分の恋した勝海圭一郎という男は、尽く、普通ではないらしい。だが、冬夷に
冬夷を見た越岩は「こりゃ、あのナイジェリア人と来たアフロディナじゃねぇか!へぇ、勝海さんのイロだったのか?」とたいそう驚いた。「まあ、そうです」細かいことは言わず、あっさり認める勝海に、また、こみ上げる幸せを感じる。傷は、正直、痛い。普段なら喚き散らして
いつもご訪問ありがとうございます。不良猫様。きよ様。カリン婆様。ずず様。やっぴー様。Lolo様。はるりん様。mami様。コメントありがとうございます。コメ頂きました回にて、コメ返させて頂いております。ご確認下さいませm( _ _ )m本当にいつもありがとうございます。心よ
―泣きそう…今日は泣いてばかりで目が痛い。このまま体が干からびるかも知れない。極道達の声に震えた空気は、冬夷の心をも震わせる。勝海ばかりか、勝海の身内にも守られてゆく。それは、これまでの冬夷の世界にはなかった分厚い鎧だ。逆に考えれば、そうまでしなければ危
「若」冬夷を抱いたまま、やたらと嬉しそうな笑顔の星野がドアを開けて待つ車に乗り込む。眠っているのか起きているのかは解らなかったが、車が滑り出して暫くすると、微かな規則正しい呼吸音が聞こえてきた。―冬夷……冬夷が帰って来たのだ。あの、冬夷が、自分のところに
いつもご訪問ありがとうございます。fuuでございますm( _ _ )m昨日の最終話、勝海×冬夷の甘甘エチがなかったことを「こんのヤロー、fuuーー( `皿´)キーッ!!」となっているお寝絵様方、本当に申し訳ありません…m( _ _ )mとにもかくにも、何をするにも時間のかかる2人でござ
泣く、と言うよりは激しい想いを、叩きつけてくるような激昂。それは何より勝海を責め、詰り、そして求めていたのだと解る号泣。勝海は、冬夷の体が或いは割れてしまうかも知れないと思いながらも、有らん限りの力で抱きしめ、自分の為に伸ばした冬夷の髪に、皮膚が破けるほ
いつもご訪問、ありがとうございます。fuuでございますm( _ _ )m2年ぶりの更新も、はや、最終話を迎えました。本日、9月13日は一昨年急逝した、亡き母の誕生日。何か、不思議な縁を感じながら予約日時を打ちました。まさかの腐小説(~_~;)を読みたがる母には生前「超マイナー
車を降り、純の部屋へ歩く間の行動は、ほぼ無意識で、ただ、出会いからの冬夷を思い出していた…。自分をそんなに想っていてくれたとは、まるで想像もしていなかった。だが、思い出した。冬夷を抱こうと覚悟を決め《アザミ》に行った日、意識を飛ばしていた筈の冬夷が小さく
申し訳ございませんヽ(´Д`;)ノまたまたミスってました!朝、起きたら、あ、あれれ…上がってない!何と予約時間を8:00としていました(なんでやー・゜・(ノД`)・゜・)最終話まで今日を含めあと2話、って時に(゜´Д`゜)このあと、すぐにアップします!出勤時間に間に合わ
―何だ?何しに来た。この期に及んで何の用がある……貴様の役目は冬夷を幸せにすることだけだ……ここから…俺から、出来るだけあいつを…遠ざけていろ…ッ…終わらせてくれッ、頼むから……ッ…吹き荒れる疑問。そこに覆いかぶさる醜い嫉妬と懊悩。終わった終わったと言いなが
「…ああ、あった。…ここか。…待て、今車を…え、お前だけ?何で…ああ……解った…いや、まだ大丈夫だ。…ああ、じゃ頼む」夢と現の間で、先程から松下の声がしている。段々、戻ってくる意識……「…おい」「はっ、若!」半覚醒のまま、ぼんやりと呼んだが、面白いほど焦
純の家は、店から歩いて5分程度の場所にあった。「わ、ええ感じのマンションやな。何階っすか?」と、マンションの外観をスマホでパシャパシャ撮りながら、來人が聞く。「5階。502でーす。ちょっと古いけど、安くて広い!」昌司は、來人の言葉に少し笑いながらもちゃんと答え
「お前、何のつもりだ、さっきから」松下に苦言を呈したのは初めてのことだ。2時間ほど前から始まった関東山一会の定例会は終盤で、最後の締めの挨拶という名の訓示擬きを、若頭の剛大が行っている最中、松下はそっと1度抜け、すぐまた抜けたのだ。胸ポケットに手を入れてい
キリ…5年前の目撃が過ぎり、痛みが走った。来てしまった…昨日、感謝の気持ちと素直な心でいっぱいになって、1人で確かめてくる、と言ってくれた來人に、俺も行く、と言った。『J’sキッチン』は、佇まいを全く変えずにそこにあった。「ここ」冬夷は、その白い看板を指差し
「ただいま」「……」返事はない。來人は大きな溜息と共に、パーカーをロウソファに投げる。昨日は3月も下旬になろうかというのに雪が降り、真冬日という一日だったが、今日は一転、裏暖かい。周りは皆、ジャケットやパーカーという軽装の中、黒いトレンチコートを着て帰って
気が付いたら、松下は6畳程の畳の部屋に敷かれた布団に寝ていた。一瞬、実家と勘違いし「え、おふくろ?」と呼んだところに「はい、おふくろです」と來人がニヤニヤしながら障子を開けたのだった。「いや、部屋の造りが実家に似てただけだ。寝起きは勘違いもあるだろう?」
家に入るとまず照明を消す。そのまま、暗い廊下をさっさと歩き真汐の待つリビングへ入った。「何で消すんだよ。今日、ヤらない、っつたッ…!」ソファから立ち上がった真汐が声を荒げる。スーツ姿だ。「怒るな、解ってる。でもクセだ…気にすんな。後でつける」「クセじゃねぇ
松下は、2月に《千流》を訪ねた後、フロント企業で表向きに使っている番号を、一応、來人に知らせておくよう吉田に命じたが、まず、番号は破棄しているだろうと思っていた。電話があったこと自体驚きだったが、さらに電話の内容は不可解で。『勝海さんには男の恋人がおるんで
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個室のドアが空き「お連れ様がお見えです」と、『古谷』の店長を先頭に、奥林建設の奥平一久専務と『才賀』のオーナーマダム、才賀美智代が入ってきた。「この度はお呼びたて致しまして。わざわざのお運び、ありがとうございます」勝海と大悟が下座で立ち上がり、礼と共に奥
冬夷の夢を見ていた。初めて抱こうとした日の冬夷…全身に口づけを繰り返し、壊れそうな体をそっと弄ってみれば、体中の毛穴が開きそうなほど、ゾクリとくる甘い声が小さな赤い唇から漏れ、目を閉じた冬夷が揺れている。14歳の冬夷。絵画の中の天使のようだ…思わずその美し
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