君が振り向いた時、風と笑っていたね君が振り向いた時、光と遊んでいたね君が振り向いた時、腕を高く伸ばしたね君が振り向いた時、時間が一瞬止まってくれたね僕は悲しか…
夢であった事はこの月明かりをみれば解るだろうか震えるあなたの言霊は中空を漂い、僕たちの瞳は地上に投げ出されている幾年の夏は思い出となり、幾年の冬は邂逅なのか.…
笑いながら、悲しくなれるけど泣きながら、うれしくなれないあなたは、冷たい夜より、暖かい昼を想いながら結局、そこに、たたずむ好きでもなく、嫌いでもなく壊れてしま…
無理して振り向かなくても、いいんだよ暑くて、何処までも雲ひとつ無い青い空の朝に...微笑みながら、振り向いた、瞳たち閃光は太陽より、無惨で、容赦なく、一瞬に小…
曖昧で遮光された雲から雨が降っている感情を押し殺しながら、その中で少女が無言で泣いているのに誰も気付く事ができないそれは水平線の彼方から来るであろう、未来の恐…
地上には無数の感情が彷徨し、それは永遠に交わる事は出来ない...あなたはこの透明なグラスに非透過な思いを込めて...それらに決別したつもりだ。なぜ、そのように…
女がハサミで髪を切るそれが夜更けの風呂場で裸の女が始めた行為だ落とした髪の毛には目もくれず誰にも言わず独り思い立ったように一心不乱に髪を切っていた女がハサミで…
少女が木に隠れてしまい再び木から少女が現れた時隠れた時の少女では無くなっていたこんなに月夜の光が射しているのにこんなに月夜の光が射しているのにどうして僕はこん…
蝶も夢見る時があったそれは少女の指先に止まっていた日でも、それは長くは続かなかった光鮮やかな9月のある日一瞬で砕けてしまった悲しみの日ジワジワと崩される恐怖が…
朝鮮の人で、戦前非業の死をされた、尹東柱(ユン・ドンジュ)さんの作品 詩集「空と風と星と詩」から 『序詩』です。ここから---- 序 詩死ぬ日まで空を…
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