3年前に経営していた零細企業を破産してから今までの生活を綴っています
会社の破産、弁護士、管財人、自分自身の自己破産、そしてこんな年齢からの再就職。できればしたくないような初体験たくさん経験して今に至っています。 こんな男からのアドバイス的ブログです。
これは、アドバイスにはならないのかもしれませんが・・・ ちょっとアバウト過ぎて、意外だったことを2点、書いてみます。 まず、1点目です。 先の記事のように、換金できそうなモノを書き出したわけですが、書かなかったモノ、正確には書き忘れた細かいモノ、会社内にまだまだいろいろありました。 いくら零細企業とはいえ、PCも数台あったり、プリンターにタブレット、スマフォもあったり、冬場用のスタ…
そんな、今思い出すのもイヤーな数日間は終わりましたが、数日に一度から週に一度くらいは弁護士さんとの打ち合わせをしていました。 足りない書類を持ち込んだり、会社の在庫や資産になりそうな物品を書き出したり、そうそう、一度はこちらの会社に出向いてもらい、中の状態を見てもらったりしたこともありました。 それにしても、会社で入っていた生命保険や個人で入っていた生命保険、ほかにも、なんやら共済に、…
Xディは何事もなく過ぎ去り、ちょっとホッとしていたのですが・・・ 翌日、弁護士さんとのやりとりや、家族との連絡もあるので、携帯の電源をONに。 まぁ、やはりと言いますか、何件も留守電、メール、来てましたよ(>_<) 取引先各社から。 今後、何かおつき合いがあるわけでもないですし、当然、個別にやりとりするわけもありませんから、メール…
ついにXディ、その日がやってきました。 ただ、従業員さんたちにはあまり迷惑もかけたくなかったので、前日に従業員は、前日集まってもらい事情を説明し頭を下げました。皆、いい方ばかりでその場で納得してくれ、逆に今後の私たちを応援してくれるような言葉も頂き、正直、すごくうれしかったのを覚えています。 やはり、従業員に対する気遣いや給料は普段…
この辺りの話は、皆さん興味有る内容だと思いますし、たまには、こちらのカテゴリーの記事も続けてみたいと思います(^^;) ばれるとかばれないなんて書くと、あたかも悪いことをしているみたいですが、考えてもみてください、誰だって自分の資産のことなんてあまり調べられたくないですよね? ましてや、自身の経営している会社が沈没しかけているときのことです。つい悪いことと知りながら・・・なんてことがありません…
さてさて、今回のアドバイス的意見です。 やっちゃいけないことについて書いてみたいと思います。依頼する弁護士さんは、依頼者の代理人であり、こちら側に立ってくれる人です。 だから、という訳でもないのですが、すべて正直に話しましょう。 財産を隠匿したり、事情を一部隠したりしてると、後々、面倒なことになります。 ばれなきゃいい…
前回頼まれた書類その他一式を持って、再度、弁護士さんの事務所に伺いました。 そして、それらの資料を見せながら、打ち合わせの開始です。そして、今後も何度か打ち合わせや電話連絡等があるようです。 なぜなら、弁護士さんは破産に至った経緯から財産に至るまですべてを詳細に調べて破産申立書を作成し、証拠書類を含めた記録を準備し、裁判所に提出しなければならないためのようです。
弁護士事務所からの帰り道は、何故か少し気持ちが軽くなっていました。本来ならこれからが大変なはずなのに、なんか不思議な感覚でした。やはり、まずは思い切って相談すること、大事ですね。 当日の帰宅後は、すぐに妻に報告です。そして翌日には税理士にも報告。そして、同じく翌日には正式に依頼する旨を弁護士事務所に電話してアポを取ってお…
そうこうして、いよいよ約束の日時に弁護士事務所に伺いました。 もちろん、いろいろ資料を持って・・・。 電話の時以上にお優しそうな方達だったのでまずはホッとしました。 挨拶も早々に本題にはいるわけですが、私の場合、先だって、妻の兄弟の方といろいろ話していたこともあって自分でも驚くぐらい話を伝えることができました。(こちらの記…
さて、いよいよ弁護士を捜すことになったわけですが、私自身、今までそんな職業の方とは無縁の生活を送ってきました。 全くご縁がないし、イメージとしては、TVドラマの中でしか見たことが無くものすごく敷居が高い職業としか思えませんでした。(^^;) とにかく、これもまずネットで検索です・・・そして、だいたい2タイプあることがわかりました。 ○ よく、TVCMなどで見掛ける大きな事務所で何人も…
具体的なアドバイスなどは、話の順番がわかりにくくなってしまうので、もう少し『破産への道のり』の記事を書いてから書いていこうと思いますが、私自身が破産〜生活がある程度安定するまでに必要だったお金をざっと書いてみます。 この金額はすべて、私が経験した破産した場合のモノです。よって、会社を再建する場合などはあまり参考にならないかもしれませんのあしからず。 まずは、<…
弁護士に相談に行く前に、まずは、自分自身で己の会社の実情を詳しく調べてみようと思いました。 いきなり、知らない弁護士の前で、ただでさえ緊張して曖昧な受け答えばかりじゃ自分も後々困るだろうし。 そして、気になるのは担保の金額です。本当に税理士や先代が言うほど価値があるモノかどうか。 幸い、妻の兄弟に金融関係、不動産関係の人間がいたので、すべてを話して、現在の土地、建物の金額の調査。そして、会…
自分自身の意志も固まり、これから先は妻と協力して・・・となるわけですが、その前に長年雇っていた税理士と前社長である父親にも相談です。 ここで、当社の借入金についてですが、ほぼすべてが父が社長だった時のモノでした。私自身の代になってからは、それを更新することはあっても、自身が新規で借り入れしたことはありません、というか、できませんでした。 父が、店舗、そして事務所、自宅と徐々に担保を増やし…
一言で線を引く と言っても会社を清算するにはどうしたらいいかなんて知るはずもなく、ここからはネットを頼りにまずは調べまくりました。 会社が債務を返済できない状態になることが倒産で、会社が事業を停止し財産を処分して、その代金を債権者に分配する、一般に破産ってやつですね。 その他には、債務の一部免除や分割払などで債務の負担を軽減し、事業を継続しながら会社の再生を図っていく民事再生や会社更生が…
妻に相談した結果、方向が一気に変わっていくことに。 それまでは、なんとかやっていこう、頑張っていこうと自分の中では考えていたのですが(もちろん折れそうになるときもありましたが)、妻の意見は、なんと、正反対でした。 確かに今思えば妻の意見がもっともなのですが、当時の私には、こういう考えは思い浮かびませんでした。 1,この先、伸びる要素のない業種であること。 2,どこかで線を引く(終わらせなけ…
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