東京に戻り、2週間ほど経った頃。1通のメールが届いた。ドバイでお喋りした女性だ。その節はどうもありがとうございました、という挨拶のメールだった。ふむ、飲みに誘ってみようか?それからは、話が早いペースで進んだ。年の瀬の雰囲気が近づいてきた頃、彼女と東京で再
3日間があっという間に過ぎてゆく。四半世紀にもわたり教え続けてきたベテランの教授陣は本当に素晴らしい。イギリスがなぜ世界を支配できたのか、判ったような気すらした。金曜昼、参加者たちはコースを終え、帰ってゆく。自分の帰りは明日のフライト。少し気が楽になり、ま
翌朝、午前中早くに目が覚めた。自分が見学のために参加するトレーニングは夕方から。それまで、どうやって過ごそうか?正直何もプランがなかった。ただ、ともかく地下鉄に乗り、街の中心部へ。トラファルガー広場に行ってみる。午前10時、そこそこの人。広場のベンチ
最初、自分が目にしたものが何なのか、よく判らなかった。夜が明けてゆく中東の大空港のファーストフード店にはあり得ないものだ。世界史の教科書...? 若い女性。間違いなく日本人。何かを必死にノートに書き写している。マーカーペンで、世界史の教科書の図面を大きく書きな
ドバイ、午前4時。長いボーディング・ブリッジを歩いて飛行機を降りる。しばらく進んでセキュリティチェック。列に並んで待っていると、大音響でアザーンが流れ始める。ああ、遠くに来たな...セキュリティを通りエスカレーターを上がればきらびやかなモール。人と光に圧
午後9時を廻った成田空港。出国手続きを済ませ搭乗ゲートに向かう。昼間は輝くような高級ブランドのブティックも今はシャッターが降り、照明が落ちている。広いターミナルにまばらな人。がらんとした空港を歩きながら、いつもながらの寂しさを感じている。自分の感情のホー
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