chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
arrow_drop_down
  • タンガーミュンデ城 (再訪)

    10年前に訪れた時のブログを読み返してみると、雪が積もってマイナス7度Cの大変寒い時期だったにも関わらずいたく満足した滞在だったようで、〈次回は暖かい季節に来てみよう。〉と書いてあります。それで今回、ハインリヒ・ハイネの言う〈imwunderschönenMonatMai(麗しの5月に)〉来てみました。川幅5mほどのタンガー川がエルベ河に流れ込む位置に建つタンガーミュンデ城の歴史は、以前のブログの記述をそのまま引用します。〔古文書によると、当時の国境としてのエルベ河の警備のために10から11世紀にかけて城は建造されたらしく、ぐるりと市壁に囲まれた旧市街をもつ同じ名前の地方自治体は13世紀にできたそうである。14世紀にカール皇帝IV世が城塞に入り城館風に拡充したが、今残っているオリジナルは„カンツライ“とよ...タンガーミュンデ城(再訪)

  • 城塞ホテル ハーゼリュンネ

    ドイツの北西部、オランダとの国境に程近い地方はエムスラントといいますが、そこに約800年の歴史を持つ、この地方で一番古い町ハーゼリュンネがあります。どこまでも平坦な景色の中にポツンとあるこじんまりとまとまった小さな町です。赤レンガ造りの家が多いのはオランダが近いからでしょうか。今回訪れたホテルは〈城塞ホテル〉とはいえ、城塞は残っていません。その昔城塞のすぐ近くに封建領主に仕える貴族の家屋敷が22軒あったそうですが、現在は数軒残っているだけです。日本の武家屋敷といったところでしょう。その〈武家屋敷〉のうち、1346年に建てられた〈モンニヒ屋敷〉と1546年建造の〈ルッセル屋敷〉がホテルになっているのです。この2軒の建物は今世紀の初めから地下道でつながっています。〈モンニヒ屋敷〉にレセプションがあり、私の部屋...城塞ホテルハーゼリュンネ

  • コッペンブリュッゲ城塞

    すばらしく天気の良い週末に、弁当を持ってヴェーザーベルクラント(ヴェーザー川流域の山岳地帯)へ遠足に行きました。ヴェーザー川の流域は昔たいへんに栄え、ヴェーザー・ルネッサンスが花咲いたところです。〈ハメルンの笛吹き男〉で有名なハメルンの町もヴェーザー川の畔にあります。8kmほど山歩きをして小さな湖の畔で弁当を食べた後、コッペンブリュッゲ城塞のカフェで午後のお茶をしました。コッペンブリュッゲ城塞は西暦1300年ごろに建造された水城塞です。15世紀前半、地域の争いの際に破壊されて同世紀末に再建されました。17世紀末にはロシアのピョートル大帝が旅行の途中に立ち寄ったとのことです。18世紀にバロック風の城館に立て替えられましたが、19世紀にはもう壊されて木組みの建物だけになりました。この建物は第2次大戦後法律事務...コッペンブリュッゲ城塞

  • シュテルンホテル (星ホテル)

    むかし西ドイツの首都であったボンの中心部にあるホテルです。マーケットプレイスの東側には市役所をはじめとする由緒ある建物が並んでいますが、そのうちのひとつなのです。マーケットプレイス・市役所(右端)1620年に初めて歴史書に記載された古い建物で、19世紀には英国の女王や作曲家のフランツ・リストなどの有名人が宿泊したそうです。今はもちろんロビーも客室もたいへん現代的に改装されています。ホテル(左端)フロント係りの感じのいい細身のおばさんに、「私は1975年にボンに住んでいたんですよ。わりとよくマーケットプレイスに来ていたので、こちらのホテルは見ていました。そして40年以上後の今日、客として来たのです。」「まぁ、それはそれは、ぜひゆっくりボンを楽しんで下さい。」私の部屋は天井が高くて広々とした、木張りの床をもつ...シュテルンホテル(星ホテル)

  • ヴィーンハウゼン修道院

    私の居住地ハノーファーから北東に約50㎞離れたアラー川のほとりのヴィーンハウゼンという集落に、13世紀前半に設立された尼僧の修道院があります。ずっと以前に老女の尼さんの案内で見学したことがあるのですが、今回は修道院付属の公園で〈花々と環境〉という週末をはさんだ4日にわたるイヴェントがあるので行ってみました。色々な草花と植物や室内と庭に置くアクセサリーなど、120もの専門業者が仮店舗を出していました。修道院・公園の一部イヴェント会場1&2会場には2、3の飲食ができるスタンドもあり、いささか変わったものを食べました。豚のあばら肉を比較的低温で7、8時間煙で燻しているそうです。ケチャップで食べます。それと七面鳥の肉をほぐした料理。付け合わせはバターをぬった黒パンと温かいザウアークラウト(酢漬けのキャベツ)です。...ヴィーンハウゼン修道院

  • ホテル クロステルシェンケ

    その昔ローマ皇帝の居城があった都市トリアの中心部から5kmほど離れている集落に、クロステル(修道院)シェンケ(居酒屋)というホテル・レストラン・カフェがあります。その名前が示すように、起源は7世紀に貴族出身の尼僧のために建てられた修道院です。長い歴史の中で破壊、再建、改装等が繰り返されて、現在残っているのは回廊の一部と今はレストランの一部になっている礼拝堂だけです。回廊は現在(2017年時点で)修復中なので入れません。表の入り口・裏の入り口廊下・昔の礼拝堂モーゼル川のほとりの、葉が茂ったらいい日よけになる木々が立つテラスのあるこのホテルは、建物の外観も内部も古くて床がギシギシ鳴ります。家族経営だからでしょうか、従業員にも雰囲気にもあたたかみがあるのはいいですね。天井が高くてシンプルな大きい私の部屋から、も...ホテルクロステルシェンケ

  • 箱根ホテル

    2017年、いち時帰国したときに芦ノ湖畔にある箱根ホテルで1週間を過ごしました。富士山を間近に見ることと旧東海道を歩くことが目的だったのです。このホテルは大正12年の開業で伝統と知名度があり、ロケーションがすばらしく、ジュニアスイートの部屋を予約していたので大いに期待していました。その期待以上に良かったのは、部屋の広さと清潔さ、天井の高さ、バスルームの広さ、バスアメニティーの豊富さ、電動カーテンを寝たままベッドサイドから開閉できることです。箱根ホテル・テラスからの眺め1(朝)テラスからの眺め2(昼)&3(夕方)期待を裏切られた、と感じたのは、まず外観も内部も鉄筋の打ちっぱなしを思わせる造りで高級リゾートの雰囲気がないことです。特に客室のテラスから芦ノ湖と富士山を含む山々を望む景色が、5本の大きな四角のコン...箱根ホテル

  • 箱根のグルメ

    龍神丼芦ノ湖には龍にまつわる伝説があるそうで、面白そうな丼飯を見つけました。一緒に出て来たやわらかい味の味噌に絡めたミニしいたけの小付けは結構旨かったのですが、味噌汁は水に味噌の色をつけたような超薄い味で、味噌の量をケチっているのが見え見えでした。さて、たいそう豪華に見える龍神丼。マグロは芦ノ湖の波に、いくらは龍のウロコに、カニは龍の角に、そしてウナギは雲に見立てて、芦ノ湖の上をさまよう龍をイメージしたとのことです。食材のマグロはあまり味がしません。色が薄いので赤身ではないし、中トロのように脂がのっているわけではないし、どこの部位なのかなぁ。いくらですが、ふつう醤油につけると思っていたのに塩に漬けていたのでしょうか、なんとも塩辛いのです。卵焼きの出汁が少ないようですが、まぁこんなものでしょう。カニに関して...箱根のグルメ

  • リッベック城館

    私の自宅があるハノーファーから車でほぼ真西に3時間弱走ってベルリンの手前まで行くと、リッベック城館があります。以前の東ドイツの地域です。城館の正面1&2城館の裏面1&2敷地内の教会19世紀の前半にリッベック城館の前身の建物が、それまであった建造物の代わりに建てられました。その前身の建物というのは寄棟屋根を備えた1階建てのカントリーハウスだったようです。そして現在の城館は改築前、19世紀の終わり頃にネオバロック様式で建てられた2階建ての漆喰の建物でフォン・リッベック家の邸宅でした。第二次世界大戦中に城館はドイツ空軍の部隊によって使用された為、家族は別の家に引っ越さなければなりませんでした。そして終戦後家族の耕作地は土地改革の一環として1945年に収用されましたが、戦争で破壊されなかった城には再び住み続けるこ...リッベック城館

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、お城でグルメ!さんをフォローしませんか?

ハンドル名
お城でグルメ!さん
ブログタイトル
お城でグルメ!
フォロー
お城でグルメ!

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用