百箇日というものの
百箇日とは卒哭忌(そっこくき)とも呼ばれ、遺族が泣き悲しむ(哭)ことから卒業するという意味があるそうです。気持ちや手続きなども落ち着き、悲しみも薄れてくる頃なのでしょうか。確かにそうだと思います。母のことで泣くことも減り、母のことを話して来る人もほとんどいません。とはいうものの。先日、確定申告の準備のために母の病院の領収書を整理していたら、泣けてきました。母が生きていた時のもの。この頃は母がいたんだ、と。保険会社からの入院に対する給付金の書類も整理し、その中の1枚の『死亡』という記載を見てどきっとし、また悲しくなりました。死亡保険金の手続きもしましたが、母のそれはとても少額です。昔、自分の病気や死に関すること、それでお金を残すことに嫌悪感を持っていた父が、加入していた保険の全てを解約しました。なぜか母のものまで...百箇日というものの
2022/02/13 17:43