風の感触と蝉の声
今年の立秋は8月7日それまでは暑中見舞い、この日からは残暑見舞いとはがきには書くのだそうだクソ暑い今年の夏朝の涼しいうちにお墓参りにいくそこではいつも蝉の声が聞こえるまるで「この世をば我が世とぞ思ふ」と思っているかのように夏を謳歌しているだが蝉の寿命は長くないできり限りの声を上げて、生きている何かを訴えているかのようだこの蝉の生き方から「セミと風鈴」というメルヘンを創造したのは10年以上前のことこの作品を他人に見せたのは、わずか4.5人読んだ人は、悲しくなっちゃったとか、絵が頭に浮かぶとそれなりの評価だったこれはみんなに見せてもダメで人を選んで見せないと無駄に終わってしまう作品だところで、立秋はまだだが、昨日の朝と今朝、風がなんだか違っていたどことなく乾いているような、そんな気がしたのだった不意に「秋来ぬ...風の感触と蝉の声
2024/07/31 09:25