西部さんと佐伯さん
今日も書き残しておいたものの紹介ひと頃、朝ナマにでていた西部邁さんはなんとなく好きだった幅広い知識と洞察力、そして人間の情けないところを理解してそれらをベースに説く話は右左に関係なく聞くに値するものだった西部さんの「幻想の保守」からの一部引用保守主義は宗教に対する狂信と科学に対する盲信とをともに回避したうえで、いわば進歩の中庸化を図ろうとするものである。しかし、その中庸は決して単なる平準化・平均化なのではない。科学によって代表される合理性と宗教によって代表される非合理性のあいだに、つまり対立する価値のあいだに際どく平衡を与える知恵の集積、保守主義が保守しようとするのはそれである。保守主義は人間の完全可能性を信じない。それは人間が知的にも道徳的にも不完全であるという前提から出発する。もう一人気になっている人...西部さんと佐伯さん
2024/06/19 10:04