「既成事実への屈服」と「権限への逃避」
二三日前から読んでいる丸山眞男の「現代政治の思想と行動」その中に「日本ファシズムの矮小性」という章があるこれを読んで驚きを覚えたそこで紹介されていることは現代でも悲しいくらいよく見かけることだったそれは「既成事実への屈服」と「権限への逃避」の2つだ戦争の是非はともかく、始まってしまったら心構えは現状を肯定しそれに従うしかないということで(これが既成事実への屈服)それに反対する人は力でもって対処することも正当化されるだがそもそも戦争が始まってしまった大きな理由は、上からの先導もあるが庶民の盛り上がりも馬鹿にできなかったとしているところがこの庶民の盛り上がりというのは全体的な声というよりヤクザとか極右とかハンナ・アーレントならモッブと呼ぶ連中のことでこの連中は「天皇機関説事件」で大きな声を挙げた一部の声だつま...「既成事実への屈服」と「権限への逃避」
2024/04/19 09:43