「坐禅箴」水 清うして地に徹す 魚 行いて魚に似たり3
カレイとヒラメは別の魚ですが人間(にんげん)がヒラメと、人間がカレイと名付けたので魚自身「我はヒラメなり」と「我はカレイなり」と名乗り出たわけではありません。仮の名です。自性は有(在)りません。魚に向かって「貴方は魚に相違ないか」といったところで魚に分かるものではありません。只、一切の諸相は解脱の相なのです。魚と云うから魚です。魚に似たり、だから魚を解脱しているのです。「坐禅箴」水清うして地に徹す魚行いて魚に似たり3
2023/04/30 12:00