「豊かな社会」から「快適な社会」へ
このブログでは企業とは何かという問いに対して「人間が資本を使って豊かで快適な社会を作るためのシステム」というような定義をしてきています。ここでのキーワードは「豊かで快適」という言葉です。かつては「企業とは利益を生み出すための組織」とか、「社会の富を作り出すための組織」といった言い方も一般的でしたが、今の企業は豊かさや富といった経済的な価値を作り出すだけでは駄目のようです。K.ガルブレイスも書きましたように、豊かさ(affluence)を重視したのは人間社会が一般的に貧しかったからで、豊かになってみたら、『豊かな社会』(AffluentSociety)は問題だらけという事になってしまいました。嘗ては公害、今日では地球環境問題など、豊かにはなったかが、快適ではないという事が、環境問題から社会問題まで多くなった...「豊かな社会」から「快適な社会」へ
2024/04/30 13:43