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そりゃおかしいぜ第三章 https://blog.goo.ne.jp/okai1179

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界の政治を問う

そりゃおかしいぜ第三章
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2014/12/18

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  • テヘラン会談から80年、日本の外交音痴は何も変わっていない

    テヘラン会談は、第二次世界大戦における連合国の首脳会談で、1943年11月28日から12月1日にかけて、英ソによる占領下にあったパフラヴィー朝イランの首都テヘランで開かれた。今日(12月1日)はこの会談最終日から80年目になる。上図左から、ソ連の最高指導者ヨシフ・スターリン、アメリカ合衆国大統領フランクリン・ルーズベルト、イギリス首相ウィンストン・チャーチルであるが、世界の三巨頭が一堂に会した初めての会談である。主にヨーロッパ戦線でのそれぞれの国の支援体系の確認であった。このテヘラン会談は各国間の連携など決めた内容(書面のものはない)よりも、戦後処理に大きな意味を持つことになった。スターリンはこの会議で、不可侵条約を締結していた日本に参戦していることを米英両国に確約している。この条約はソ連にとって、宿敵ド...テヘラン会談から80年、日本の外交音痴は何も変わっていない

  • 停戦協定を結びその永続性の道を模索するべき

    停戦協定をどのような理由をつけようと、可能な限り延ばされるべきである。しかし、妙なことにイスラエル軍がガザから撤退しているわけではない。一方的な分い圧力の元の停戦ともいえるが、圧倒的にイスラエルが有利な形での停戦はおかしな話である。今日(30日)午前、イスラエル国防軍(IDF)はイスラム組織ハマスとの間の一時停戦が失効直前に7日目へと延長されたと発表した。ハマス側はこれまで70人が、イスラエル側は210人釈放されたようである。ハマスはイスラエルの戦闘で死亡した。国連安保理事会は停戦の恒久化を提案したが、イスラエルはハマスを壊滅しなければテロが再び起きるとし、これを拒否した。イスラエルはハマスの壊滅などできるはずもない。一定の期間の鎮静化をすることがせいぜいである。イスラエル死者の10倍を超える、ガザの1,...停戦協定を結びその永続性の道を模索するべき

  • 未亡人製造機オスプレイ墜落、炎が上がるのが確認されたが今度も「不時着」と嘘つくのだろうか?

    未亡人製造機オスプレイが屋久島沖で墜落した。上図は日米地協定を盾に、何処に届けることもなく傍若無人に日本上空を飛び回るオスプレイである。垂直離着陸機で、水平飛行が可能なオスプレイは当初から製造に機能的問題があり何度も製造断念の末こぎつけた輸送機である。垂直飛行を水平に切り替えるのは離着陸の時であるが、この切り替え時に事故が頻繁に起きている。水平飛行を垂直にする時、もしくはその逆の時には、低空であるために墜落事故そのものの被害は少ない。それで事故報告のランクの低位に位置付けられることが多く、未報告の範囲の場合も少なくなく、実際に起きている事故そのものは相当数あるとされている。沖縄で起きたオスプレイの墜落事故などは、「不時着」などと言い替えている。煙を吐いて奄美大島に緊急着陸しオスプレイは、解体して持ち帰って...未亡人製造機オスプレイ墜落、炎が上がるのが確認されたが今度も「不時着」と嘘つくのだろうか?

  • 大阪万博最大のリスク回避は即刻中止することである

    会場建設費が当初予算のほぼ倍の2350億円程度にまで膨み、問題が大きくなっている大阪・関西万博である。昨日(27日)の参院予算委員会で会場建設費以外にも、日本のパビリオンである「日本政府館」(日本館)の建設費に約360億円かけるほか、警備費や途上国の出展支援、機運醸成などの費用を合わせて少なくとも計837億円を国が負担することが明らかになった。しかも日本館は、2024年度当初予算案の概算要求では308億円となっていたのだが、物価高を理由に約360億円にほぼ30%アップさせた。昨年、大阪府市などが出展する「大阪ヘルスケアパビリオン」の建設費も当初の74億円から99億円に34%も増えている。こんなドンドン増える建設費用を岸田にお願いするのは、身を切る改革が看板のの日本維新の会である。これまでさんざん岸田の経済...大阪万博最大のリスク回避は即刻中止することである

  • 官房機密費という闇金、政権の自在金に反対する

    官房機密費(内閣官房報償費)というう闇金、官房長官が自在に使える金が、現金として常時長官室の金庫に置かれている。機密費であるから、報告の必要もなく監査もない。官房長官の思うがままの現金である。まるで封建時代の為政者、王様か殿様の振る舞いのような金である。およそ民主国家の官僚機構のトップにあるべき制度、金ではない。歴代官房長官たちもその秘密性と金額の多さから戸惑いを抱いていた。議員の餞別が多かった、韓国なら30万、アジアなら50まん、ヨーロッパなら100蔓延払っていた。<武村正義>戸惑いはあったが、慣例ということで議員たちに配った。<野坂広務>議員の餞別に気前よく使った。宿泊ホテルのグレードを上げるためである。<石破茂>野党対策に使った。現ナマで渡すか一席設けるとか。<塩川清十郎>現在も、主に議員対策、野党...官房機密費という闇金、政権の自在金に反対する

  • 一時停戦を解除すると耐えられなくなるのはイスラエルであろう

    「ヤクザが手打ちするのは、もっとデッカイ企みしているからだ!」と言われる。イスラエルが、ガザの一時停戦に応じたのは、まさしくより大きな次に向けた4日間停戦である。カタールとエジプトの仲介である。事実ネタニアフは人質返還のためであって停戦ではなく、ハマスの壊滅であるとまで述べている。ハマス側は先ずは24人の人質を解放するとのことであるが、イスラエル側の会報する拘束人物150人は、危険とイスラエルの行政判断で拘禁された人たちである。いずれも身実の非戦闘員たちである。戦闘に不利なハマス側は、人質をどれほど残すかを思案中であろう。解放されたそれぞれ本人や家族は大喜びで、報道も嬉々とした人々を映し出している。不安を隠す意図が見えるが、現実はどのように展開するのか不透明なままである。停戦は24時間程度の延長はあるかも...一時停戦を解除すると耐えられなくなるのはイスラエルであろう

  • 減税政策打ち出したら支持率の落ちた極めて珍しい首相、岸田文雄

    岸田文雄の打ち出した減税策、いつまで続くのかもわからない、なんちゃって減税、猫騙し減税が極めて評判が悪い。景気浮揚なら所得制限設けるのもどうかと思われるし、金額が中途半端である。何より憲法違反の敵基地攻撃と名前を変えた先制攻撃をするために、43兆円が必要とぶち上げた、巨大増税が控えている。選挙目ての目くらまし減税であることを国民に見抜かれていた。それで選挙にうって出ることもも出来なくなった。「増税メガネ」と揶揄され、支持率が急落した。増税打ち出して支持率を下げる、極めて珍しい前代未聞の現象が起きている。馬鹿にされた国民の反応と言って良い。ところで、経済政策と言えば岸田は自民党総裁就任当初掲げていた、「所得倍増計画」は何処へ行ったのやら。その舌の根も乾かないうちに、「新しい資本主義」とかい言い始めた。この二...減税政策打ち出したら支持率の落ちた極めて珍しい首相、岸田文雄

  • ”公共事業の少額見積もり”それは、十河信二国鉄総裁の東海道新幹線に始まった

    日本の高度経済成長のシンボル、東京オリンピックと並び支えた象徴が新幹線である。この日本初の広軌の全線高架の東京・大阪間の、東海道新幹線の建設を巡っては、国鉄総裁十河信二の狸芝居というか腹芸というか、騙し戦法予算で委員会を通す戦法が通例となった。新幹線建設計画として十河に上がってきた金額は、5年間で3,000億円を超えるのであった。国家予算の10%になる金額が通るわけないと踏んだ、もと満鉄の理事のそごうは出鱈目金額を命じた。そうして上がってきた金額をさらに削って、1,972億円という金額にさせた。十河は旧友の吉田茂や佐藤栄作との親交を最大限利用して、兎に角計画案だけを通し、世界銀行の借款も取り付け工事が始まった。結局当初予算に近い、3,800億円もかかったのである。十河が猫騙しに使った金額のほぼ倍である。返...”公共事業の少額見積もり”それは、十河信二国鉄総裁の東海道新幹線に始まった

  • 金で政治を政治家を動かせると思い、実際金で動く輩がこの国を支配する

    報道特集のスクープである。元文科大臣の現職石川県知事の馳浩知事が、17日東京都内の会合で、本人は自慢のつもりであろうがついつい本当のことを漏らしてしまった。昨日馳浩は記者会見して、思い違いがあったと発言の全面撤回をしているが、何処が思い違いか説明できない。事実であるからであるが、発言は辻褄があっている。つまり、「安倍晋三元首相から五輪招致は必ず勝ち取れ。金はいくらでも出す。官房機密費もあるから」と明かし続けて、「IOC委員にそれぞれに土産としてアルバムを贈った。官房機密費ですから内緒ですが一冊20万円もしたのですよ」と言ったのである。官房機密費は、報告も監査も受けなくても良い、官房長官が自在に使えるお手盛りの金である。民主党が政権を握った時に、一月1億円以上出せると受けているが、凡そ30億円が官房長官が自...金で政治を政治家を動かせると思い、実際金で動く輩がこの国を支配する

  • 異文化を排除する狭量な愛国主義者の国日本

    「先住民族」(Indigenouspeoples)とは、ある土地に元来住みついている人間集団のことである。とくに、外来の侵略者や植民者から区別して呼ぶ場合に用いられる。Wikipediaよりしかしことはそれほど単純ではない。国境などなく自由に往来していた先住民族は、抗争や天変地異や民族性などもあって、長い間の入れ替わりも珍しくはない。多くの日本国民は、北海道はアイヌという先住民族がいると思っているが、それはそれで一義的に間違ってはいない。しかしそれだけではない。上図を参考して頂きたい。「アイヌの真実」北原モコットゥナシ・谷本晃久監修:ベスト新書1,300円+税の図である。北海道は13世紀ころまでは、上図のような民族が棲み分けていた。オホーツク文化(擦文文化)を形成していた民族は、文字は使っていなかったし、...異文化を排除する狭量な愛国主義者の国日本

  • 日本には強い地震に耐えられる原発もなければ、ミサイル攻撃に耐えられる原発は一基もない

    日本は世界有数の地震多発地帯である。大地の移動などを起こす岩盤(プレート)が5つも交わる極めて珍しい地域である。新しい地学は、岩盤が移動しあうことによって生じる、プレートテクニクス理論によって、ほぼあらゆる地学現象は説明される。そしてこのプレートがぶつかり合う所に地震が多発し、火山や温泉などを伴う隆起とその逆となる潜り込み現象がみられる。プレートが激しくぶつかり合う結果である。日本はその巨大なエネルギーを抱えるプレートが5つもぶつかり合う、極めて珍しい場所なのである。日本が54基も作り続けた原子力発電所は、いくら基盤を強固にしても、必ず起きるであろう巨大地震に耐えらることはない。先日久し振りに東京に出かける機会があり、見上げるような巨大なビル群を持ても、巨大地震には耐えられるはずもなく、暗澹たる思いがした...日本には強い地震に耐えられる原発もなければ、ミサイル攻撃に耐えられる原発は一基もない

  • ハマスの拠点が見つからず苛立つネタニエフ

    ガザ最大の「シファ病院」を爆撃し破壊し尽くしたが、ハマスの拠点など見つけることができなかった。イスラエル国内で撮影かと思われる地下のハマスの拠点は、キレイに整頓された説得力の欠ける画像を流した。この病院の地下拠点は、オスロ合意の前までイスラエルの使っていたものであるが、地下通路が見つけられずやっぱり南部も攻めなくちゃということになりそうである。ネタニアフは先の選挙で敗北し、連立政権として極右まで取り込んだ。ネタニアフは10月7日のハマスの一斉攻撃を予知すらできなかった。ハマスは周到準備を重ねて攻撃に踏み込んでいるはずである。容易に見つかられるような拠点などないはずだ。イスラエルはハマスの地下要塞の実態を掌握きしきっていなかったのである。200人もの人質の姿かたちが全く見えてこない。地下要塞にいるのであろう...ハマスの拠点が見つからず苛立つネタニエフ

  • 広島県安芸高田市議会と町長のバトルは本来は身近である地方自治を考えなおさせる良い機会である

    広島県安芸高田市の、初当選の若い市長と老齢の市議会議員たちとのバトルが、地方における現代を象徴している。41才の石丸伸二市長は3年前の市長選に候補当選した。2019年本ブログで何度も取り上げた、河井克行・案里夫婦が選挙に向けて金をばら撒いたが、その時安芸高田市でも市長と議長それに3名の議員が金を受け取っている。それで市長は辞任し副市長を立てたが、改革を掲げて名乗りを上げた石丸伸二氏に敗北した。初議会の所信演説で大いびきの議員がいて30分も議会で寝ていたとツィートしたら、同僚議員が、「眠たい時は寝るさ、県議会でも国会でも寝とる」と擁護発言し、大炎上し謝罪した。SNSと無縁の高齢議員たちは大いに驚いた。そこで議会の時寝ている議員がいたら体調を気遣えとか、休憩にしろという、的外れのお笑いの申し入れをしている。議...広島県安芸高田市議会と町長のバトルは本来は身近である地方自治を考えなおさせる良い機会である

  • 日本へのアメリカの核の傘は日本を引き留める虚構でしかない

    2017年7月7日、国連は「核兵器の禁止に関する条約」を採択した。世界唯一の被爆国でありながら、反対・不参加を表明し退席した日本の席には、「wishyouwerehere」と、主語がなく書かれた折り鶴が置かれていた。(下図)広島長崎の、ヒバキシャが主体になって進めた条約である。未だに日本はこの条約に批准していない。この条約は、『核兵器その他の核爆発装置を開発し,実験し,生産し,製造し,その他の方法によって取得し,占有し,又は貯蔵すること。』と規定している。日本はアメリカの「核の傘」の元にあるため、核保有国に寄り添っていれば、核攻撃など武力攻撃を受けることがないという、核抑止論によって日本は軍事力を持たなくて良い、したがって核兵器には反対できないという論理である。被爆国日本にとって核兵器の存在は抑止以前の問...日本へのアメリカの核の傘は日本を引き留める虚構でしかない

  • 統一教会の反共思想が染みついている芳野友子連合会長である

    連合の芳野友子会長は高校卒業するとJYKIに就職し、労組員になってやがて専従となる。そこで彼女がお勉強に行かされたのが、富士社会教育センターである。富士社会教育センターは、旧社会党の中の共産党嫌いの党員で結成された民社党の委員長の西村栄一によって1969年設立された、労働組合員教育施設である。富士社会教育センターは、第二代理事長の松下正寿の政治思想が強く影響されて今日至っている。松下正寿は統一教会教祖文鮮明と極めて近く、統一教会の反共思想の理論的支柱作ったとまで言われている。同盟の流れが濃い連合の教育機関と統一教会は深いつながりがあるのである。民社党は特に長かった春日一幸が、驚くほどの共産党嫌いであったが、統一教会の反共思想をそっくり受け継いでいるのが芳野友子である。芳野友子の場合は思想ではなく、若いころ...統一教会の反共思想が染みついている芳野友子連合会長である

  • ハマスと山上達也のあってはならない蛮行がなければ弱者の声は届かないのか

    昨年7月統一教会に家庭を破壊された山上達也は、その広告塔として闊歩する安倍晋三を殺害した。山上達也の殺害行為は許されないものであるが、彼の狙いは思った以上の効果を日本社会にもたらされた。国内のごく一部の人達は、岸信介から連綿と続く勝共連合の思想は、東側社会主義諸国が崩壊してもなお続けられてきた。この暗部を山上は、恐らくは彼の思った以上の効果をもたらした。やっと動き出した報道は、統一教会と自民党の関係を具に流し始めた。ワイドショウではカメラの前でバレバレの嘘をつく大臣や、被害者家族の実態を延々と流す。おかげで自民党は解散命令の申請を東京地裁に出すという猿芝居まで演じた。山上達也が銃殺事件を起こしていなければどうなっていただろう。悠々と統一教会は、日本の政治中枢に入り込んで、信者は献金に苦しみ二世信者に未来は...ハマスと山上達也のあってはならない蛮行がなければ弱者の声は届かないのか

  • 「国会運営に支障をきたすから」辞める、この三文芝居は自民党のDNAである

    見慣れた三文芝居がまたまた繰り返される。過去の税金滞納と差し押さえなどが問題となっていた自民党衆院議員で財務副大臣の神田憲次今日(13日)が辞任した。財務省は国民に納税の義務をお願いし、税金を運用する省庁で彼はこれを管理する立場である。岸田政権ではこれまで、山田太郎文科政務官、柿沢未途法務副大臣が辞任しているが、それぞれの不祥事である。隠し通せなくなって辞任している。罷免ではない。神田憲次の場合はこれらとは明らかに異なる。上記の立場も許されるものではないが、本人は税理士の資格がありその事務所の脱税である。しかも四度も滞納している。このことだけでも異常である。立場を利用した意図的で極めて悪質なことといえる。1度(2度?)は、差し押さえまで食らっている。ここまでくれば犯罪である。しかも情けないことには、本人は...「国会運営に支障をきたすから」辞める、この三文芝居は自民党のDNAである

  • 日本と同じ憲法で軍隊を持たないコスタリカなのに日本は学ぶことだらけ

    朝日新聞記者で、中南米特派員として勤務し、長年にわたって現地をつぶさに見てこられた伊藤千尋さんの著書である。「コスタリカ」高文研社・1,800円+税である。ネットで著者の伊藤さんにメールして先月署名入りの本書が届いた。ため息ばかりが出る。今や世界は戦乱の状況が何のおくめもなく、連日報道される時代である。日本と同じように国が軍隊を持たない、中米の国コスタリカである。軍隊を持たないことは、ただ単に戦争をしないというだけではなく、平和の思想が国の容を創るという思いを、本書で再確認した。コスタリカは軍隊の代わりに、領土を守るために国境警備隊と警察を持っている。国民は戦車も戦闘機も見たことがない。警官は銃さえ持っていない。兵士より教師を、教育費と医療は無料である。一般国民でも小学生でさえ、国に対して憲法違反を訴える...日本と同じ憲法で軍隊を持たないコスタリカなのに日本は学ぶことだらけ

  • 中国の介在なくしてイスラエル・パレスチナ戦争は先が見えない

    このところ世界各国で活発な外交を展開している中国である。先ごろは、長年のライバル中東の二大大国、イランとサウジアラビアの国交回復に一役かっている。一帯一路戦略の延長上にあるかに見えもするが、西側諸国がこぞって無視できるような存在でもない。今回のヒズボラのイスラエル攻撃で、イスラエルとサウジアラビアが国交回復しそうであったが、それを断念させる結果になっている。サウジアラビアの判断はイランの存在が大きい。親米であったサウジアラビアが今では、中国に寄り添うしイランの意向を汲んでイスラエルと距離を置いた。明日(12日)イランのライシ大統領が、サウジのジェッダで開かれるイスラム諸国機構(OIC)主催のガザ問題サミットに出席する。これまでなかった動きである。ハマスに強大な影響力のあるイランと、アラブ諸国で最もイスラエ...中国の介在なくしてイスラエル・パレスチナ戦争は先が見えない

  • 新たな戦前はもうすでに戦中にすらなっている

    昨年暮れの徹子の部屋で、終わる直前に徹子さんがタモリに、「来年はどんな年になるのでしょうかね」と聞いた。政治的発言は極力避けてきたタモリが少し考えながら、「新しい戦前になるのじゃないでしょうか」と答えた。タモリの思ってもみない発言に少々驚いた。彼が日本の終戦記念日の1週間後に生まれ、あのヘルメットゲバ棒で荒れた早稲田の只中での学生体験の反発であろうか、政治的発言を封印していた彼でも言わざるを得なかったのであろう。「新しい戦前」は流行語大喪にもノミネートされている。軽薄な言葉と並べていただきたくはないが、大衆に知られることは警鐘になろう。ロシア・ウクライナ戦争、パレスチナ・イスラエル戦争と日本はアメリカの属国発言を繰り返し世界にその存在感すらない。岸田文雄が野党からの質問で唐突に示した、「防衛予算の5年間の...新たな戦前はもうすでに戦中にすらなっている

  • 統一教会に解散命令など出るわけがない

    統一教会(現世界平和統一家庭連合)が被害補償のために最大100億円を国に預ける考えがあると公表した。先手必勝というわけか、自公政権は財産保全に関する法規制の議論のなか、教団から「対案」とも見える財産保全を突き付けられた形である。陽動作戦である。世襲坊ちゃん議員集団の自民党では、手も足も出ないであろう。その一方で公明党を抱える、連立政権である。それでなくても宗教法人への扱いは腰が引ける政権である。被害救済に取り組んできた弁護士や元信者らは、資産隠しの恐れを指摘する世論をかわし、政府による解散命令請求の審理を意識した、統一教会側の猫騙し作戦といえる。統一教会の田中富広会長は会見で、昨年7月以降に664件の返金要請に応じ、44億円を支払ったとも説明し、「個別の交渉には誠実に対応してきた」とアピールする。その一方...統一教会に解散命令など出るわけがない

  • しょぼくれた経済対策は単なる増税に向けた疑似餌でしかない

    支持率低迷の岸田文雄が、自分では切り札と思い込んでいたろう「減税」を打ち出した。が、さらに支持率が下がるという、かつてない事態になっている。ネット上では「増税メガネ」から今や「減税ウソメガネ」とも呼んでいる。政府の経済対策は国民に見透かされて、期待感はまったく高まっていない。岸田文雄が目先のことしか考えていないことが見え見えだからである。支持率が過去最低になったのは、「1人につき4万円の定額減税」や、低所得者への「1世帯あたり合計10万円を目安に支援」を打ち出したが、疑似餌であることは誰でも知っている。その結果でしかない。威勢よく43兆円(実際は50兆円越え)の軍事予算をぶち上げた勢いに比べて、何ともショボイ経済対策であることか。疑似餌の対策など見向きもしない。軍事がまずは金から出してきたのは、アメリカの...しょぼくれた経済対策は単なる増税に向けた疑似餌でしかない

  • アメリカも大型化した畜産をCAFOと命名摘発し始めた

    上図「動物工場」ダニエル・インホフ編:井上太一訳:緑風出版3,800円+税の本である。とても高価でお勧めいたしたくはない。執筆者が32名もいて、それぞれの専門家のようであるが、まとまりに欠けるし一貫性がない。資料としての価値はある。本ブログで紹介した、家畜密飼給餌制度CAFO(ConcentratedAnimalFeedingOperation)の解説書である。アメリカ環境保護庁(EFA)は、大型畜産農家CAFOを、飼料を他から購入し収容する大型施設と定義する。そして、牛は1000頭、豚は25キロ以上は2500頭で25キロ以下なら1万頭、七面鳥は5万5千羽、肉用鶏12万5千羽、採卵鶏8万2千羽としている。巨大畜産施設は、何よりも糞尿の処理ができないままである。地下水を汚染し大気を汚がすなど周辺の環境に悪臭...アメリカも大型化した畜産をCAFOと命名摘発し始めた

  • 非人道の極みとなったイスラエル

    イスラエルは本気で民族浄化に向かっているのかもしれない。地上戦の兵士たちは、肉親知人を今回のハマスの攻撃で亡くした兵士を優先させている。戦闘意欲は極めて高く、人道的配慮など全くない。人道的に許されないガザ地区最大のジャバリア難民避難施設を、1日直接爆破した。上図は翌日のもであるが、今日もイスラエルが避難しろと言った難民避難地域キャンプを空爆している。ジャバリア難民キャンプは、5階建て大きな施設であるが、大きな陥没痕ば哀れでさえある。2日間で196人が死亡している。ほぼ無差別攻撃と言って良い。極めて非人道的な残虐なイスラエル軍の行為である。世界各国から非難を受けていても、イスラエルの空爆艦砲射撃、地上侵攻は治まる所がない。これは自衛権の範囲を明かに超えている。あるいはテロへの攻撃すら意味不明になっている。む...非人道の極みとなったイスラエル

  • 中東問題の根源は石油がでたこととイスラエルを欧米諸国が建国したことに尽きる

    上の地図はナショナルジオグラフィックのもので、1947年イスラエル建国の1年前のものである。ここには、イスラエルの文字はない。ナクバ(NAKBA)とは、1948年にパレスチナ人の社会と祖国が破壊され、大多数のパレスチナ人が恒久的に退去を余儀なくされた出来事を指すアラビア語で、大厄災、大惨事の意味である。ナクバと言われたのは、1948年の第一次中東戦争中およびその直後の衝突で、イギリス委任統治領パレスチナの78%がイスラエルとして宣言され、70万人のパレスチナ人が追放され、500以上のパレスチナ人の村落がイスラエル軍によって破壊され、25万人の殺害された大厄災に由来する。NAKUMA15-05-48と呼ばれている。イギリスはユダヤには建国を補償し、アラブにも同地域を補償し、自らの石油権益の延命を図った、サイ...中東問題の根源は石油がでたこととイスラエルを欧米諸国が建国したことに尽きる

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