播磨町をゆく(7) 大中(6)、新井用水の逆サイホン
新井用水は、播磨町の大池へ明暦2年(1656)3月に今里伝兵衛によって開発された新井用水は、約1年と言う短期間で完成させましたが、すべてが順調に進んだのではありません。加古川大堰(加古川市神野町西条)のところで取りこまれた水は、現在の播磨南中学のところの大池まで13キロ。難工事の連続でした。(加古川市)野口で東に向きを変えた新井は、播磨町の大池を目指し伸びています。新井用水の逆サイホンそうすると、途中、喜瀬川を越えなければなりません。そのため、当時としては驚くべき技術が採用されました。喜瀬川の下に樋を埋めて、水を対岸に流そうとするサイホンの技術です。大中遺跡から喜瀬川の右岸に沿って300メートルほど下ると、右側の土手下にフェンスに囲まれた見慣れない機械があります。ここが、新井(用水)が喜瀬川の下をくぐるところで...播磨町をゆく(7)大中(6)、新井用水の逆サイホン
2019/05/31 08:58