映画鑑賞大学ノートが6冊になり、その中から今回は9作品を掲載しました。題名左のAAA~Dは映画の良かったものをAにしてランク付けしていますが、観た時の雰囲気で記していて、厳密なものではありません。面白くなかったというのもあります。題名の次の年数は特記なければ日本公開年、国名は製作国。以下ノート抜粋。AAA’『芙蓉鎮』フヨウチン(1988中国監督シェ・チン。鎮は中国語で村や町の意味。)中国映画独特のリアリズムと重さ、暗さが強く出ているが、いい映画。チン・クーさんが特に好ましい人物。チンと主がホウキで遊ぶシーン、雨の中で3人立たされるシーン、ヨウの夫が殺される前の表情など、どれも印象的。支配者の入れ替わりにより態度を変える住民ら。人の本質、貧富といった差別意識をリアリスティックかつソフトなまなざしで描いている...S.I(F.I)の映画鑑賞ノートから:その13:9作品