1389「初恋のおもいで」
僕(ぼく)の初恋(はつこい)の相手(あいて)は、名前(なまえ)も知らない女の子だった。最初(さいしょ)の出会(であ)いは、僕が図書館(としょかん)で勉強(べんきょう)していたとき…。その彼女が僕の前に座(すわ)ったんだ。他(ほか)にも空(あ)いてる席(せき)はあるのに。その時は、別に彼女のこと意識(いしき)とかしてなくて、何の会話(かいわ)もしなかった。その翌日(よくじつ)も、僕は図書館にいた。すると、同じ彼女がまたやって来て、僕の前に座った。昨日(きのう)、彼女は本を読(よ)んでいた。でも、今日は彼女はうつむいているだけ。どうしたんだろう?僕は、ちょっと気になった。こうなると勉強どころではなくなって、彼女の方をちらちら見てしまう。彼女は…泣(な)いているのか…、涙(なみだ)が見えた。こ、これは…どうすれ...1389「初恋のおもいで」
2023/05/29 17:29