細田傳造「ジェローム・アレキサンダーに会ったらきいてみたい」
細田傳造「ジェローム・アレキサンダーに会ったらきいてみたい」(「ウルトラ・バルズ」41、2024年05月25日発行)細田傳造「ジェローム・アレキサンダーに会ったらきいてみたい」の最後の部分。ジェローム・アレキサンダーに会ったらきいてみたい市立大学で二十年もジャック・ラカンを研究した男だきっと馬鹿にされるなかれを馬鹿にしている最後の最後の、この二行がいい。細田傳造そのものである。ひとはひとを馬鹿にする。理由は、はっきりしている。だから、その理由を私は書きたいとは思わない。そして、理由がはっきりしているからこそ、細田はいつでもひとを馬鹿にしている。しかし、それはジェローム・アレキサンダーが細田を馬鹿にするときとはまったく違っている。そういうことが実際にあるわけではないだろうが、ジェローム・アレキサンダーは細田...細田傳造「ジェローム・アレキサンダーに会ったらきいてみたい」
2024/06/17 23:58