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処遊楽 https://blog.goo.ne.jp/zhaiteng_1946

人生は泣き笑い。山あり谷あり海もある。愛して憎んで会って別れて我が人生。 力一杯生きよう。 衆生

処遊楽
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2014/09/30

  • 小松亮太タンゴ・アンサンブル with 国府弘子

    一年半ぶりのライブである。前回は河口湖畔での辻井伸行/加古隆/山下洋輔のジョイント。ついでにちょっと足をの延ばしての二泊三日の行程だった。今回は電車で20分の大和駅から徒歩6分のシリウスの文化芸術大ホール。心身共に安心・安全、楽々の往復であった。身体は正直ですね。なかなかにエキサイティングなコンサートだった。それは構成に依るところが大きい。一・二部形式。間に20分の休憩を入れ都合2時間半。第一部はおなじみの有名曲。観客は高齢者が殆ど。若かりし頃、或いは両親が口ずさんでいたタンゴが世界を席巻した時代のナンバーである。タンゴを辿って世界を回る旅に出ましょうとMC(小松自身が務める)。「まず日本から」と場内に呼びかける。誰しも〔日本のタンゴ?]と。演奏が始まる。『夜のプラットホーム』。服部良一作と紹介される。ド...小松亮太タンゴ・アンサンブルwith国府弘子

  • 箱根 ハイランドホテル

    齢40歳頃からだったろうか。年に一度の割りあいで金曜日に職場を抜け出しては箱根の温泉に浸かりに行ったものだった。行く先は箱根仙石原のハイランドホテル。新宿のハルク前から始発の小田急の直通バス。17時半発。ホテルには19時半からの最終夕食に間に合わせるという算段。箱根湯本方面から一号線を走ると、仙石原高原への入り口に位置した傾斜地に建つ低層の建物。白亜の壁と赤い屋根が碧空に映える文字通りのカジュアルホテル。いつかは利用したいとの思いを遂げてから約10年は箱根の定宿として通ったろうか。当時,《オールドワイン》という名のレストラン・バーが食事処。そこでのお好みチーズとデザートの各種プチケーキが食べ放題が最高の贅沢。ストレス雲散霧消・勤労意欲再生の原動力であった。※上記画像は《オールドワイン》ではない。ある時期に...箱根ハイランドホテル

  • ボランティア初体験

    恥ずかしながら、これまでボランティアなるものをしたことが無かった。この《ボランティア》という呼称も活動も、我が青春時代には聞いたことも見たことも無かった。似たようなものが《手助け》《助け合い》であったか。歳末に街角で楽器を奏でては協力を呼びかけるキリスト教系の社会活動を目にしていた程度だった。それが阪神淡路以降、各地の災害救援活動に身を挺する若者の姿が目に見えて増加し、今では行政や国を救援に引っ張り出す大きな民衆勢力となってるのだから恐れ入る。正直なところ、身体が動いていた時代は時間も経済的余裕が無く今はその逆。あの「かけた情けは水に流せ、受けた恩は石に刻め」と宣うたスーパー・ボランティア小畠春夫氏の一世風靡からこのかた自然災害が報じられるたびにイジケては肩身の狭い思いをして来た。ところが縁あって、生涯で...ボランティア初体験

  • 厄除け詩集

    ハナニアラシノタトヘモアルゾ「サヨナラ」ダケガ人生ダ幾つの齢の頃か、恐らく高校生時代からか妙に気に入った一節だった。小気味よくリズミカル、明るい諦観と力強さ。意表を突くカタカナ表記のなせる技か。後年井伏鱒二の作と知るに及んで氏の漢詩の造詣の深さと力量の並々ならぬものを感じたのだった。もとは中国の唐の詩人于武陵の詩「勧酒」であり、井伏はそれを抄訳しカタカナで表している。于武陵の詩とその書き下し文は下記になる。=原詩==書き下し文=「勧酒」「酒をすすむ」勧君金屈巵君に勧む金屈巵満酌不須辞満酌辞するを須いず花発多風雨花発けば風雨多し人生足別離人生別離足る≪註≫金屈巵:黄金の金盃,満酌:なみなみと酒を注ぐこと,不須辞:辞去する必要なし,足:多い次が井伏鱒二の訳コノサカヅクヲ受ケテクレドウゾナミナミツガシテオクレハ...厄除け詩集

  • 大宇宙・七つの不思議

    実に面白い本、楽しい本である。読者が読み進むにつれて湧いてくる疑問を予め予期していたようにその道標や解説、解答が提示されてくる。その先はどうなっている?ああそういうことかと得心を得る。宇宙という未知の世界が、何が判って何が判らないのか、それは何故なのか、際限があるのか無いのか。普段思いを致したことのない大空・宇宙の建付けが、分かり易い語彙と流れるような文章、加えて適切なグラフや図解で理解を促してくれる。書名のサブタイトルが《宇宙誕生の謎から地球外生命体の発見まで》とある通り、現在の宇宙研究の中で、飛躍的に進歩している分野は「宇宙の始まり」と「宇宙における生命」の研究だそうで、それを七つの章に分けた宇宙門外漢あるいは初心者への全解説書というのがこの著作の特徴といえようか。ここで掲げている七つの不思議は以下の...大宇宙・七つの不思議

  • マルクスの場合

    不思議な内容の本というのが率直な感想。尤も、すべての本は、著者の勝手な想像力の詰め物であるからして、いわゆる本である。でも変わった本である。数年前、著者と親交のある友人から「傑作だから読んでみたら」と頂戴したのがこの著者との初めての出会い。『神南備山のほほとぎす--私の新古今和歌集』なる本。和歌に門外漢の身では敢え無くアウト。親切にも此の度もその友人からの賜わりもの。この書名に一瞬デジャブに包まれた。何しろタイトルにマルクスですから。おさおさ警戒に怠りなかったが、やがてこれが愛犬の名前であることを知るや力みが取れた。その叙述部分が面白い。以下の通りだ。”マルクス・アウレリウス、通称マル。私がこの名前を提案したのには、ちょいとしたわけがあった。というのは、大学時代の友人江島正啓の家で飼われていた犬がディオニ...マルクスの場合

  • 亀井野にも雪

    2月5日月曜日、気象庁の降雪の予報通り午後にはか細い雨交じりが夕方には思いぼた雪となり、翌朝には一面の雪景色となった。都心は3センチ、箱根は8センチ、私の住む藤沢は2センチほどか。感心なことに普段手足の小田急線は運休無し。多少の遅れはあっても、それも普段通り。後で気が付いたこと。車のシート被いを忘れていた。幸い翌朝午前中には溶けて、お陰で雪払いはせずに済んだ。が他方、脇の歩行路の雪は除雪無し。集合住宅の住人に労働力無し。悲しき現実。亀井野にも雪

  • PERFECT DAYS

    我が国の映画界で最も主役をこなしそれも大作が多いことから広く知られ、実力ナンバー・ワンの男性俳優の役所広司がやっとカンヌで主演男優賞に輝いた。遅いくらいだろう。しかしブログ主がこの『PERFECTDAYS』を観たかったのはそこではない。ヴェンダースが今の東京をどう切り取るか。人・街・交通・文化・社会などだ。どの役者をどう使うかも興味を引いた。結果は、「満足した」と答えよう。ヴィム・ヴェンダーㇲは好きな映画作家のひとり。これまでも『ベルリン・天使の歌』『パリ、テキサス』など少なからず観て来た。とりわけ気に入っているのは『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』。まだ世界が知らないキューバ、それも底抜けに明るい彩の街と庶民と車、どこか懐かしく陽気な音楽。これをドキュメントで描いたものだ。1999年に世界が受けた衝撃...PERFECTDAYS

  • 珈琲自家焙煎

    珈琲の樹の北限は、日本では沖縄。その地でブログ主の樹を育てて貰っている。名義だけだが。過去の記録'17MyCoffee実際にお目にかかったことは無い。4年前に沖縄行の計画を立てたのだが、思いがけないコロナの影響で実現せず今に至っている。今年は台風の影響を受け、その後の成長が悪く、収穫には長い日数をかけざるを得なかったとのこと。送って戴いた豆(実)はこぶし大の量。さてこの生の豆をどうするか。送り状には「近くの珈琲店などの業者が焙煎してくれます」と。この夏、連れ合いの不在で2週間ほど自炊生活を余儀なくされ、さまざまに食のすべに挑戦した。ネットで簡単レシピを訪ね、ユーチューブの料理番組のメモ取りなどだ。その乗りで、自分で焙煎することにした。先ず煎るためのツールをネットで探す。いろいろあるもので3万円以上もする家...珈琲自家焙煎

  • ミチクサ先生

    著者伊集院静出版社講談社頁上巻301下巻291先々月読んだ沢木耕太郎、そしてこの伊集院静。かつて貪り読んだ作家たち、ある時から憑き物が落ちた如くに、離れ、忘れ、別の読書世界を長らくほっつき歩き、気が付けば懐かしき昔に戻ってきている自分がいる。このお二方とはほぼ同世代、時代を経て、老いた自分の変わりよう或いは変わらないサマの確認をしたかったのかしら。今更漱石論?と思われる向きもありそうだ。が私には刺激的で面白かった。勉強になった。文学や芸術は、出来も不出来も作品がすべてである。志と思想と構成力、技術、訴求力などだろうか。ところが本書は、『吾輩は猫である』『こころ』などの作品論ではない。作品以外、つまるところ漱石の人間性・ひととなり、文学仲間との往来、教え子や弟子との日常、家父長金之助=漱石とその家族の生活な...ミチクサ先生

  • 喜寿となる

    かつての同僚から喜寿のお祝いとしてワインを頂戴した。狙いすまして"その日"に宅配便で寄せられたのだった。ラベルには祝われる人、つまり当方の氏名が横文字で綴られていたのにビックリ。『77歳記念2023.10.6これからも健康で幸せな毎日を!』と祝文。商品に付加価値をつけて営業の一端だろうが、このサービスを見出して買い求めた元同僚の厚情と熱意と行動に改めて御礼申し上げる次第である。この新潟ワインのお客様への粋な計らいのもう一つは、大昔、誕生日に発行された新聞の写し。今回の場合は昭和21年10月6日付『読売新聞』。暫し面白く読んだ。当方が生まれた日とは如何なる日であったのか。敗戦から1年2カ月を経ている。1面の見出し。『放送の國家管理罷業繼續すれば發動の用意あり政府重大決意を表明』(4段)『新聞ゼネスト總崩れ朝...喜寿となる

  • 春に散る

    著者沢木耕太郎出版朝日文庫新聞広告で書名に目が触れた時、”はて?”と一瞬昔を振り返った。が思い出せない。著者名に視点が移って、”なるほど!”と納得。そういえば、つい最近、新作の同名の映画広告で何度となく見た。佐藤浩市/横浜流星が主役を張っていた。沢木耕太郎は同世代。氏の『テロルの決算』からの熱心ではない追っかけ。進行中の週一の新聞連載『暦のしずく』も茂本ヒデキチの画とともに楽しんでいる。アマゾンで文庫版を求めて読み始めた。小説の展開の処々にデジャブが起きる。何と奇妙な感覚。奥付で出版日を確認。手元の読書記録にも記載は無し。読んではいない。しかし依然と既読感がやって来る。どうしたものか?と暫し困惑したのだった。最後は新聞連載中に読んでいたことに思い当たった。それしかないという結論に至った。今、全編読み終わり...春に散る

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