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処遊楽 https://blog.goo.ne.jp/zhaiteng_1946

人生は泣き笑い。山あり谷あり海もある。愛して憎んで会って別れて我が人生。 力一杯生きよう。 衆生

処遊楽
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2014/09/30

  • パリタクシー

    原題「UnebelleCourse」2022年フランス/91分コンパクトでありながら人生の重さと心の通い合いとサプライズの結末で見事な感動を与えてくれた珠玉の作品である。その立役者は、この日、余儀なく介護施設に入る94歳の婦人を演じるリーヌ・ルノーとその相方のタクシー運転手を演じるダニー・ブーン。二人の一日限りの道中記にハラハラドキドキ。さらに言えば、この作品の好感度を上げたのはパリの風景・街並みの美しさか。というのは正確ではない。そこに監督の意図は無いだろう。普段のパリの日常の切り取り方が上手いというべきか。若い夫婦と子供が暮らしている狭く暗いアパート、お針子をした劇場、小用で車を止めた路地とトイレを借りたレストラン、ナチスの残虐を印したビルの壁などのいわばさりげない日常生活シーンによってパリの陽の部分...パリタクシー

  • 芦川いづみ

    久し振りで同い齢のシャーロット・ランブリングを観たくて新宿武蔵野館へ。そこで芦川いづみのデビュー70周年を記念するフィルム・フェスティバルがあることを知ったのだった。懐かしさと嬉しさと恋しさ。東京神田の神保町シアターで3月11日~4月1日。上映されるのは昭和30年から39年までの20作品。この時代はブログ主の洟垂れ小僧から学ランのズボンの折り目をきにするニキビ面の高校生時代に重なる。思いつめて胸を高めらせて一途に彼女の一挙一動を見つめたのだった。"芦川いづみ"は結婚を機に銀幕から去り、姿も気配も消し去ってしまった。体力的にも経済的にも全作品を観ることは出来ない。で、彼女の見栄えと女優としての節と美しさをポイントに、監督とわき役陣を抑えて次の作品を観ることにした。『乳母車』56年。田坂具隆監督、石坂洋二郎原...芦川いづみ

  • 世界は日の出を待っている 2023

    ♪世界は日の出を待っている♪パオロ・アルゲリッチステファニー・トゥリックデュオ世界は日の出を待っている2023

  • 大名倒産

    著者浅田次郎出版徳間文庫(上下巻)2023年の本の〆は浅田次郎。著者の時代物の作品には、江戸時代或いは明治維新後も含め、武家社会の空洞化つまり制度の形骸化や本音と建て前の乖離、市井の混乱などを焦点にした作品が多い。著者が”繁文縟礼”と四語熟語で表現しているのがそれだ。この作品もその系列に連なる。タイトルが表している通り面白いところに視点を当てたものである。徳川260年の天下太平の世で積み上がった借金が25万両。これをいかに処理するか。お殿様は家の格と権威で棒引きに出来るのか。そのドタバタを巡って何と七福神までが登場するのはご愛敬。著者自身が面白がって書いているのが伝わって来る。その熱に引っ張られて一気に読んだ。映画化が進んでいるようだ。そのシナリオは群像劇の三谷幸喜こそ相応しい。主人公の殿様のキャスティン...大名倒産

  • 箱根翡翠 ⅱ

    今年の温泉の〆。ここは2月にも利用している。接客のベタベタ感が無いのと宿泊客が大人であること足場がよいことが多用の理由。隣が同系列の箱根甲子園。両施設ともコロナ割引には与しない。今回のディナーは懐石を選んだので、その紹介を中心にアップしてみたい。ホテル内のレストラン『一游』メニュー内容『師走姫』お献立箸染鮟肝豆腐鱒子雪輪大根生姜美味出汁蟹磯辺巻寄長芋茗荷胡瓜枸杞黄真酢椀吉野仕立て蕪すり流し柚子真薯滑子菜種玉人参山葵造里本日のお造りあしらい一色飲み物は生ビールの後に《本日の日本酒飲み比べセット》[壱]直虎番外品純米大吟醸生原酒(長野県)芳醇辛口17度[弐]純米二兎山田錦六十五(愛知県)やや辛口16度[参]久礼辛口純米(高知県)どっしり辛口15.5度ブログ主の最も口に合ったのは[参]。ナチュラルで香りがほのか...箱根翡翠ⅱ

  • 迫害と人生

    総合雑誌『潮』の長期連載が単行本として順次出版され、それをテーマを絞って抜粋し文庫化したもの。内容も形態も読者の興味と利便性の重視が感じられ好感である。一気に読んだ。創価学会の現代史とも言うべき小説『人間革命』は、続編『新・人間革命』と併せ新聞連載は半世紀超にわたり7978回を数えた。この大河民衆小説の展開を縦軸にして、そこに登場した大小さまざまの事実を拾い上げ、いわゆるスピン・オフのヒューマン・ドキュメントとして人間群像に彩を添えた『潮』誌の《民衆こそ王者》シリーズ。畢竟、その抜粋がこの本である。原作『民衆こそ王者』の舞台が広大なだけに、それを追っての事実の確認と文章化は至難極まりないことは想像に難くない。一体何人で取材しどのくらいの費用をかけているのだろうか。要らぬ思いが一瞬よぎる。ここで紹介されてい...迫害と人生

  • 富士山河口湖ピアノフェスティバル2022

    《Mt.FujiKawaguchikoPIANOFESTIVAL》日本の近海で大型に発達した台風15号の列島縦断の只中にライブに出かけた。何しろチケットの購入は6月。天候の予測などつくわけがない。当日出かける直前まで開催の有無の問い合わせをするありさま。時節柄、墓参をしてから足を延ばしての二泊三日のドライブ旅行を組んだのだった。ライブ自体は9月22日から25日まで。会場の河口湖ステラシアター及び周辺の屋内外の施設で催され有料も無料もある4日間のイベント。そのうちチケットを買ったのは23日(土)15時からの4ステージ。開演10分前にスタッフお揃いのTシャツで手を引かれて辻井氏がステージに登場。その挨拶の中で、このフェスティヴァルが氏のリードで開催の運びになったらしいことを知ったのだった。当然アーティストへの...富士山河口湖ピアノフェスティバル2022

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