さまざまな戦争とニュース/出来事との距離(町田市立国際版画美術館)
〇町田市立国際版画美術館企画展『出来事との距離-描かれたニュース・戦争・日常』(2023年6月3日~7月17日)最近、「攻めた」企画の続く同館のコレクション展。ニュースや戦争を描いた作品を通して、過去・現在のアーティストが「出来事との距離」にいかに向き合ってきたかを探る。展示は5つのセクションから成り、それぞれ取扱う時代や場所は大きく異なるが、全体として「出来事との距離」というテーマに収束していくような構成である。はじめは「ゴヤが描いた戦争」で、スペインの画家ゴヤ(1746-1828)が、ナポレオンのフランス軍による侵攻とスペイン民衆の抵抗を題材に制作した版画集『戦争の惨禍』から20件が展示されている。先日、岡田温司『反戦と西洋美術』を読んで、まとめて見たいと思っていたので、よい機会だった。暴力を振るう者...さまざまな戦争とニュース/出来事との距離(町田市立国際版画美術館)
2023/06/30 21:25