相撲生人形をついに見る/リアル(写実)のゆくえ(平塚市美術館)
〇平塚市美術館市制90周年記念『リアル(写実)のゆくえ:現代の作家たち生きること、写すこと』(2022年4月9日~6月5日)平塚市美術館には初訪問。というか、東京生まれで神奈川県民だったこともある私だが、平塚駅で下りたのは初めてだと思う。繁華な駅前から15分ほど歩いて、美術館に到着した。本展は、松本喜三郎らの生人形、高橋由一の油彩画を導入部として、現代の絵画と彫刻における写実表現を検証し、西洋の文脈のみではとらえきれない日本の「写実」が如何なるものなのか、またどのように生まれたのかを探る展覧会である。生人形(いきにんぎょう)というものの存在を知ったのは、たぶん2000年前後、木下直之先生の本ではないかと思う。ブログ内で検索したら、2006年に東博で、二代・三代安本亀八が作った「明治時代少女」「徳川時代大名隠居」...相撲生人形をついに見る/リアル(写実)のゆくえ(平塚市美術館)
2022/05/31 23:01